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2029年は「スクーデリア・フェラーリ」発足100周年。新しい商標が出願され、この輝かしい100周年の折になんらかの記念モデルが登場する可能性

フェラーリ849テスタロッサのリアデッキと「Ferrari」エンブレム

| FX-100誕生?フェラーリが放つ「100周年記念」モデルについて考える |

ただし現時点ではなんら決定したものではない

フェラーリファンが待ち望む、次なる限定モデルの名称らしきものがフェラーリによって出願・登録されたことが明らかに。

CARBUZZによると、今回、イタリアの商標データベース上で「FX-100」という名称が新たに登録されたことが確認され、いったいこれは何なのかとして大きな話題となっています。

この記事の要約(ポイント解説)

  • 新商標の発覚: フェラーリが「FX-100」および「FX100」をイタリアで商標登録
  • 2つの可能性: 伝説の「FXX」シリーズの最新作、もしくは100周年記念モデルか
  • 2029年が鍵: スクデリア・フェラーリ創設100周年に合わせた発表が濃厚
  • 究極のスペック: 最新フラッグシップ「F80」を超えるサーキット専用車の期待も
  • スクーデリア・フェラーリの存在:市販車を販売する会社とは別組織の「スクーデリア・フェラーリ」とは
  • まだまだ「未使用」の商標も:フェラーリは多数の商標を出願している
フェラーリのキーとカーボンファイバー製センターコンソール

フェラーリと「スクーデリア・フェラーリ」は別である

つい最近、フェラーリ創立80周年記念車「F80」が発表されたばかりなので、今回「100周年」と聞くと「あれ?」と思うかもしれません。

ただ、市販車を販売する「フェラーリ」と、モータースポーツ活動を行う「スクーデリア・フェラーリ」は厳密にいえば別の組織であり、しかし現在だと「同じフェラーリ・グループの中にある別組織」「フェラーリ社の中にスクーデリア・フェラーリというレーシング部門がある」という関係性となっていて、もともとは「レースチームとしてのスクーデリア・フェラーリが先に誕生し、市販車メーカーとしてのフェラーリが後に設立」という順番となっています。

ここでそれらについて整理してみましょう。

スクーデリア・フェラーリ

  • F1を中心としたモータースポーツ部門
  • 「Scuderia」はイタリア語で「厩舎(レーシングチーム)」の意味
  • 現在のF1チーム運営主体
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フェラーリ社

  • 市販スポーツカーを製造販売する会社
  • 企業として上場している自動車メーカー
イタリアのフェラーリ本社

フェラーリ / スクーデリア・フェラーリの年表

フェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリは最初から市販車メーカーを作りたかったわけではなく、彼の最初の目的はレーシングチームを作ること。

そしてレーシングチーム運営のための資金を確保するための手段として市販車会社「フェラーリ」を設立したという流れとなりますが、いまでもフェラーリの「本業」はモータースポーツであり、市販車ビジネスはそれを支えるための「収入源」としての”思想”は不変であると考えて良いかと思います。

そしてこれは、映画「フェラーリ」の中でエンツォ・フェラーリのセリフとして語られた「彼らは売るためにレースをする、しかし我々はレースをするために(市販車を)売る」というひとことに集約されるのかもしれません。

フェラーリ博物館にて、エンツォ・フェラーリのトリビュート映像

1898–1920年代:エンツォ・フェラーリの下積み

  • 1898年
    • エンツォ・フェラーリ誕生(イタリア・モデナ)
  • 第一次世界大戦後
    • 自動車業界へ入る
  • 1920年
    • Alfa Romeo のレーシングドライバーとして活動開始
エンツォ・フェラーリの画像(モンブランとのコラボレーションによる製品パッケージ)

1929年:スクーデリア・フェラーリ誕生

  • モデナでScuderia Ferrari設立

ただし当初は以下のようなポジションで、「フェラーリ」の名を冠した市販車は存在せず、主にアルファロメオを走らせています。

  • 「アルファロメオの準ワークスチーム」
  • 個人レーサー支援組織
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1930年代:アルファロメオとの強い関係

  • スクーデリア・フェラーリはAlfa Romeo の事実上のレース運営部門へ成長
  • エンツォはレースマネージャーとして名声を得る

1939年:アルファロメオから独立

  • エンツォ・フェラーリがアルファロメオを(主にはアルファロメオがモータースポーツ活動から引き上げるという理由で)離脱。ただし契約上、数年間は「フェラーリ」の名前をレースカーに使えず
  • 「Auto Avio Costruzioni」という会社を設立し活動開始
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1947年:フェラーリ社と市販車誕生

  • 最初の真正フェラーリ車である「Ferrari 125 S」誕生

ここが市販車を販売する「フェラーリ社」の起源となるのですが、重要なのは(重ね重ねになりますが)市販車の製造販売は「レース活動の資金調達」のために始まったということで、エンツォ・フェラーリは「レースこそが本業」と考えていたこと。

実際のところ、晩年には市販車にはかかわらなくなり、フィオラノ・サーキット横の邸宅に住みながら底を走るレーシングカーを眺め、そして息を引き取ったというので、「レースに始まり、レースに終わった」のがエンツォ・フェラーリの一生ということになりそうですね。

バカラ bバーでのカクテル
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フェラーリの次なる一手「FX-100」とは?

すっかり前置きが長くなりましたが、今回登録された「FX-100」について考えてみると、フェラーリにおける「F」や「X」を冠するモデルは、常にブランドの頂点に君臨する特別な存在です。

よってこの名称は、は選ばれしオーナーのみが傘下を許される「XXプログラム」の次章、あるいはそれに関連する次世代限定スーパーカーを指し示している可能性が極めて高い、と考えていいのかもしれません。

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なぜ「FX-100」なのか?予測される2つの可能性

フェラーリの歴史とネーミング規則に照らし合わせると、この名称には2つの大きな意味が隠されていると考えられ・・・。

1. FXXプログラムの次世代進化版

フェラーリには、顧客がテストドライバーとして開発に参加するサーキット専用プログラム「XXプログラム」が存在します。

  • FXX (2005): エンツォ・フェラーリをベースにした始祖
  • 599XX: V12フロントエンジンモデルの極致
  • FXX-K (2015): ラ・フェラーリをベースにKERSを搭載した怪物

「FX-100」という名は、これら「XX」シリーズの流れを汲みつつ、さらに一歩進んだ「100」という数字(究極、あるいは出力に関連?)を掲げたサーキット専用マシンの可能性がまずひとつ。

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2. 「スクーデリア・フェラーリ」創設100周年の記念碑

もう一つの、そしてより有力な説が「100周年記念モデル」です。

  • F40: 創業40周年
  • F50: 創業50周年
  • F80: 創業80周年(2024年発表)

フェラーリは節目を大切にするブランドでもあり、そして2029年は、レーシングチームである「スクーデリア・フェラーリ」が誕生してからちょうど100年目。

この記念すべき年に向けて、F1直系のテクノロジーを詰め込んだ「FX-100」が準備されているという予測は非常に説得力があるものかもしれません。

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スペック予想と現行フラッグシップ比較

「FX-100」がどのようなパフォーマンスを発揮するのか、最新モデル「F80」を参考に、そしてウワサを総合し予測スペックをまとめると以下の通り。

フェラーリは節目を大事にする一方、「過去を懐かしむ」会社ではなく、そしてモータースポーツの世界では常に「最新、最高」のものを追い求める必要があり、その意味でも「初期のフェラーリ車の復刻」ではなく、未来を見据えた「新次元の」ハイパーカーになるであろうと考えています。

Ferrari F80 (現行フラッグシップ)Ferrari FX-100 (予測)
パワートレイン3.0L V6 ツインターボ + ハイブリッドV6あるいはV12 ハイブリッド (
最高出力1,200cv (システム合計)1,300cv以上
駆動方式4WD (e-4WD)4WD (高度なトルクベクタリング)
主な特徴F1・WEC由来のエアロダイナミクスアクティブエアロ・次世代KERS
想定登場時期2024年2029年 (100周年)※ただし発表は2027-2028年くらいの可能性も

コレクターズアイテムとしての価値

もし「FX-100」が発売されれば、それは「フェラーリの歴史そのもの」」かつ「資産」としての側面を強く持つことに。

特に「100周年」という重みは将来的な価値を不動のものにすることは間違いなく、次の100年に向けて「時を重ねるにつれ」その価値を増してゆくこととなりそうですね。


2029年に向けた「赤い神話」のカウントダウン

「FX-100」という名称の登録は、フェラーリが次なる100年に向けて、再び自動車界の頂点を再定義しようとしている証拠でもあり、それがサーキット専用のモンスターなのか、あるいは公道を走る100周年記念の至宝なのか。

いずれにせよ、フェラーリが持つ最高の技術が投入されることは間違いなく、2029年、ぼくらは自動車史に残る伝説の目撃者となるのかもしれません(そしてコレクターの間では、今からこのクルマの争奪戦が始まるのかもしれない)。

フェラーリ博物館に展示される「ワンオフの」フェラーリたち

知っておきたいフェラーリの「ネーミングの豆知識」

フェラーリの車名は、排気量や気筒数、あるいは今回のような周年記念など多岐にわたりますが、最近では「SF90(チーム創設90周年)」のように、モータースポーツへの敬意を込めた名称が増えています(SF90もまた、過去ではなく未来を示唆するスーパーカーであった)。

そして今回の「FX-100」も、モータースポーツの血統(Scuderia Ferrari)を強く意識したものである可能性が高く、F1テクノロジーのフィードバックなどが期待され、続報を待ちたいところでもありますね。

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フェラーリは他にこんな商標を出願している

そこでフェラーリが出願済み、しかし未使用の商標をまとめてみると以下の通り。

これからは「296GTB / 296GTS後継」「12チリンドリ / 12チリンドリ・スパイダー後継」も控えており、いずれかのタイミングでこれらのうち「どれか」の商標が使用されることにもなりそうです。

  • ドレイク(Drake)※ドレイクとはエンツォ・フェラーリの別のあだ名で「ドラゴン」を意味する
  • ドレイクA
  • ラ・ロッサ
  • ラ・ロッサA
  • PB24※ワンオフモデルの可能性が高い
  • HC25※同上
  • CZ26※同上
  • 296ムジェロ※296シリーズ後継の可能性が高い
  • 296ムジェロ・スパイダー※同上
  • モンテカルロ
  • モンテカルロ・スパイダー
  • ミラノ
  • ミラノ・スパイダー
  • ドルチェヴィータ※これは車名というよりはマーケティング上のキーワードかも
  • 500テスタロッサ
  • ヴェルトゥム
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参照:CARBUZZ

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