2018年春にランボルギーニはニュルブルクリンクへとウルスを持ち込み
ランボルギーニがウルスにおいてもニュルブルクリンク最速を狙う、と語った模様。
ランボルギーニは当初ウルスについて「スーパースポーツとは異なり、SUVではニュルブルクリンクでのタイムアタックを行わない」と語っていたもののその後姿勢が一転。
この(方向性が変わった)間には「ウラカン・ペルフォルマンテのニュル最速記録達成(現在はポルシェ911GT2に破られている)」があり、おそらくはこの反響がかなり大きかったものと思われます。
ウルスはどこまでスーパースポーツに近づける?
おそらくウルスが「SUV最速」タイムを記録することは間違いなく、となるとランボルギーニは「アヴェンタドール」「ウラカン」「ウルス」の3モデルにおいて「ニュル最速記録を作った」ということに。
一方でフェラーリやマクラーレンは公式にてタイムアタックを行うことはしませんが、こちらは「本業であるレースで結果を出すことが販売に繋がる(からタイムアタックは不要)」と考えているからなのかもしれません。
反面、ニュルブルクリンクのタイムにこだわるのはポルシェ、ランボルギーニ、アルファロメオ、ケーニグセグやパガーニなど「F1に参戦していない(アルファロメオはつい最近参戦を発表)メーカー」。
やはりF1に参戦していなメーカーはスポーツカーとしては(一部で)低く見られる傾向があり、「ニュルのタイム」はこの対策なのかもしれませんね。
なお現在SUVにおける「ニュルブルクリンク最速」はアルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ。
そのタイムは7:51,7で、その次がポルシェ・カイエン・ターボSの持つ7:59,74。
ちなみにアルファロメオ・ステルヴィオがいかに「SUV最速」といってもニュルブルクリンクのラップタイムでは総合91位程度。
もちろん上位はスポーツカーが占めている、ということになりますね。
今回ランボルギーニ・ウルスはこのアルファロメオ・ステルヴィオのタイムを更新するのは間違いないとして、気になるのは「どこまで総合での順位をあげることができるか」。
ウルスはナルド・サーキットにおけるテストではウラカンよりも速いタイムを記録したと言われるものの、ニュルブルクリンクにおいてもそれは通用し、SUVとしては破格の、そしてスーパースポーツと比肩しうるタイムを出せるのかが焦点になりそうです。
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こちらはウルスのプロモーション動画や発表時の動画についてハイライトばかりを集めたコンピレーション動画、「Lamborghini Urus SUV Full Coverage」。