| カウンタックが現代に蘇るとこうなる |
CGアーティスト、 Jimmy Nahlous氏が「ランボルギーニ・カウンタックが現代に蘇ったら」というレンダリングを作成。
ランボルギーニ・カウンタックは1974年に発売されたスーパーカーで、「エンジン(ミドシップ)縦置き」「ガルウイング(シザース)ドア」という、現代にまで続くランボルギーニV12モデルの礎を確立したクルマ。
デザインはマルチェロ・ガンディーニ氏によるもので、「カウンタック(Countach)」とはピエモンテ地方の言葉で「驚き」を表す、と言われます。
つい最近になって、その「命名秘話」が公開されていますね。
カウンタックは最高レベルのデザイン的完成度を誇る
カウンタックというと「誰もが知るレベル」のスーパーカーでもあり、それはそのデザイン的な完成度の高さ、独特のスタイリング、そしてシザードアによる、と言っても過言ではなさそう。
カウンタックはランボルギーニが持つ資産としては「ミウラ」と並んで最高レベルのものだと思われますが、それだけに「うかつに弄れない」のもまた事実。
商業的理由にて「リバイバル」なぞしようものならコアなランボルギーニファンから非難を受けることにもなりそうで、ランボルギーニもそれを理解しているのか、ミウラやカウンタックについては「そのデザインの一部を」現代のラインアップに反映させるに留めているほど。
具体的にはミウラのサイドステップのデザインがウラカンにもモチーフとして取り入れられたり、カウンタックの独特のフェンダーアーチ形状がアヴェンタドールSに用いられたり、といったところですね(もちろんエンジンレイアウトや、アヴェンタドールではその”シザードア”も)。
今回公開された「カウンタック2018コンセプト」のレンダリングもまたオリジナルに忠実で、全体的なシルエットやディティールもまさに「カウンタック」。
ヘッドライトはリトラクタブルから固定式へと改められているものの、フロントバンパー先端のエアインテークは「カウンタック25thアニバーサリー」、エンジンカバーはカウンタックLP400やLP500から、5つの丸い穴の開く「リボルバー(ブラボー)」ホイールはカウンタックLP400から。
Jimmy Nahlous氏はこの「カウンタック2018コンセプト」のレンダリングを現実のものとするという夢を持っているそうですが、そのうちクラウドファンディングなど何らかの行動が見られるのかもしれませんね。
なお、この「カウンタックのリバイバル」については、デ・トマソ・パンテーラを現代に蘇らせたり、フェラーリ250GTOを(フェラーリ812ベースで)復活させるという構想を持つ「アレス・デザイン」あたりが興味を示しそう。
Jimmy Nahlous氏は動画も公開中
今回のレンダリングについては動画「Lamborghini Countach 2018 Concept Reveal」も公開。
まるで新型車のティーザームービーのような内容となっています。
なお、カウンタックを現代に」というのはデザイナーの夢でもあり、これまでにもいくつかのレンダリングが公開されていますね。
VIA:J.n.Visuals, Motor1