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ランボルギーニが「2022年第1四半期は過去最高の販売台数だった」と発表!加えて「毎月、生産キャパ以上の受注がある」「すでに1年以上の受注残がある」とも

2022/04/15

ランボルギーニ

| ボクとしては、この勢いでブランドの価値を上げ続け、フェラーリに並んでほしいところ |

ただ、フェラーリのように「注文しても2年くらい納車を待つ」ようになるとちょっと困る

さて、ランボルギーニが2022年第1四半期の販売台数を公表し、「第1四半期としては過去最高になった」とアナウンス。

販売台数は2539台を数え、前年同期比で+5%、2020年比だと31%の増加であり、少し前に発表された2021年の販売台数(8405台)、売上高(19億5000万ユーロ)、収益性(20.2%)の記録的な数字に加え、2022年も幸先の良いスタートを切ったということになりそうですね。

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「毎月、生産量を上回る受注がある」

ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によると、「私たちは、グローバルにて新たな挑戦をもたらすこの1年に関し、堅実なスタートを切ることができました。地政学的な状況による不確実性は我々に深い苦痛を与えるだけでなく、いかなる種類の予測も困難です。ただし私たちは今、世界中の市場において強い存在感を発揮していると考えています。実際のところ、毎月、生産量を上回る受注があり、受注台数は12ヵ月分以上の生産量を十分にカバーしています。さらに、2023年の新しいV12ハイブリッドモデルをはじめとする電動化に向け、ランボルギーニのストーリーの新たなるステージを1年弱で準備してゆくことになります」とのこと。

販売地域別に見てみると、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)が40%、アメリカが32%、アジア太平洋が28%となっており、バランスの良い分布となっていますが、これは過去にランボルギーニがリーマンショック、そして一時の中国の失速によって苦境に陥った際に得た教訓が反映されたものといえそうです(ランボルギーニだけではなく、プレミアムカーメーカーは当時みな同じ経験をしている)。

ちなみに現在営業を中断しているロシアを除くと、おおよそすべての市場で販売が伸びているとのことで、ますますランボルギーニはそのプレゼンスを強化しているということになりますね。

L1400400

車種別ではやはり「ウルス」が最強

そして車種別の数字だとスーパーSUVのウルスが1547台ともっとも多く、次いでウラカンの844台、そして残りがアヴェンタドール含むV12モデル。

なお、ウルス、ウラカンは昨年同様の伸びを示したとのことですが、V12モデルについてはすでに受注が停止されているので「注文を受けた分を生産するのみ」となってしまい、今後この分の販売台数をウルス、ウラカンにてカバーする必要がありそうです。

すでにアヴェンタドールLP780-4ウルティメの生産は終了しているようなので、今後V12モデルとして残されるのはカウンタックLPI800-4のみということになるかと思われますが、今年末もしくら来年頭にアヴェンタドール後継モデルが発表されるとして、生産ラインに乗るのは早くとも来年夏以降だと考えてよく、となるとあと1年半ほどは「V12モデル無しで」ランボルギーニは戦うことになるわけですね。

ただ、ランボルギーニは先日「ウラカン・テクニカ」を発表したばかりであり、さらにもうひとつウラカンの追加モデル(ステラート)、そして今年中にはウルスについても2つのニューモデル投入が控えていて、これらによってV12モデルを十分カバーできるものと思われます。

今回「V12モデルが一時的に不在」となるのは、ガソリンエンジンからエレクトリック時代への移行という特殊事情によるものではありますが、今後また何がおきるかもわからず、そう考えるとモデルラインアップを増やしておくに越したことはないと思われ、「第4のランボルギーニ」の発表も待たれるところです。

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参照:lamborghini

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