| ランボルギーニでもっとも販売台数が少ないのは「シルエット」の54台 |
ウラカン、アヴェンタドールはいずれも10,000台オーバー
さて、ランボルギーニはつい先日、「上半期としては過去最高の販売台数を記録した」と発表したばかりですが、今回はランボルギーニ・ウルスの生産が15,000台に達したと公表。
ウルスが市場に投入されてわずか3年ではあるものの、どのモデルよりも短い期間にて、どのモデルよりも多くの販売台数を記録したということになりますね。
なお、この15,000台目のウルスは新しく投入された「グラファイトカプセル」シリーズで、ボディカラーは新色のグリージョ・ケレス・マット、そしてアクセントはヴェルデ・スキャンダル。
英国の顧客が注文した個体だとされ、これから納車されることになりそうです。
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ランボルギーニの各モデルの販売台数はこうなっている
なお、ランボルギーニ歴代モデルの生産台数は下記のとおりですが、ガヤルド以降急激に販売台数が増加しており、さらにウルスは「別格」ということもわかります。
ランボルギーニ各モデルの販売台数
- 350GT(1964-1966) 131台
- 400GT(1966-968) 247台
- ミウラ(1966-1973) 765台
- イスレロ(1968-1969) 225台
- ハラマ(1970-1976) 328台
- エスパーダ(1968-1978) 1,217台
- ウラッコ(1973-1979) 607台
- シルエット(1976-1979) 54台
- カウンタック(1974-1990) 2,000台
- ジャルパ(1981-1989) 179台
- LM002(1986-1993) 301台
- ディアブロ(1990-2000) 3,282台
- ムルシエラゴ(2001-2010) 4,099台
- レヴェントン(2007-2009) クーペ20台、ロードスター20台※限定
- ガヤルド(2004-2014) 14,022
- ヴェネーノ(2013-2014) クーペ3台、ロードスター9台※限定
- チェンテナリオ(2017) クーペ20台、ロードスター20台※限定
- アヴェンタドール(2011-)10,000台に到達※2020年9月まで
- ウラカン(2013-)14,022台に到達※2019年6月まで
- ウルス(2018-)15,000台に到達※2021年7月まで
ちなみに年ごとの販売台数推移はこんな感じ。
やはりSUVは「救世主」
なお、この販売推移を見ると、ウルス投入後にランボルギーニの販売が「倍」となっていることもわかりますが、古くはポルシェ、そして最近だとアストンマーティンも同様の恩恵に預かっており、そしてフェラーリも「プロサングエ」発売後には販売台数が「倍」となり、年間販売台数2万台をアッサリ超えることになるのかも。
こういった状況を鑑みるに、いまSUVを発売しないのは経営的観点から見て「失策」を演じているだけだと考えてよく、「SUVはブランディング上で役に立たない」としてSUV発売を拒んだ結果、本社売却を余儀なくされたマクラーレンは株主から責められても仕方がないのかもしれませんね。
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参照:Lamborghini