ランボルギーニ・ウラカンのパトカーが今年も大活躍！臓器移植を待つ2人の患者のもとへ「命」という大切なクリスマスプレゼントを最速で届ける

｜　もともと、このランボルギーニ・ウラカン LP610-4ポリツィアは臓器輸送専用ストレージを備えている　｜

昨年は平均時速230km/hで臓器を輸送したことも

さて、ランボルギーニ・ウラカンにパトカーが存在することは広く知られた事実ですが、今回は臓器移植を待つ患者のために401キロを走破し、2つの腎臓を届けたというニュース。

現地警察が公式Facebookページに投稿したところによると、このランボルギーニ・ウラカンはイタリアのパドヴァにて腎臓を受け取り、そこからモデナの病院へとひとつめの臓器を届け、さらにそこから走ってローマの病院へと別の患者向けの臓器を届けたのだそう。

なぜイタリア警察がランボルギーニ・ウラカンのパトカーを？

なお、イタリア警察とランボルギーニとは密接な関係にあって、そのパートナーシップはウラカンの先代であるガヤルド時代にまで遡ることができ、このときにランボルギーニがイタリア警察へと車両を寄贈したことからその関係が始まっています。

このガヤルド「ポリスカー」は2台が公務に使用されたと言われますが、一台は退役後に展示がなされ、そしてもう一台はクラッシュにて残念ながら廃車に。

ウラカンの場合だと2014年5月に1台目がイタリア国家警察に寄贈され、2017年にはこの2台めへとバトンタッチしています。

この「ランボルギーニ・ウラカン LP610-4ポリツィア（Huracan LP610-4 Polizia）」はその外観が警察仕様となるだけではなく、警察の業務遂行に必要な無線やパトライトの他ナンバー識別システム、そして臓器や血液輸送用のストレージを備えています。

主な使用目的としてはイベントなどの啓蒙活動だとされるものの、移植用臓器の運搬用車両としても大きな威力を発揮することになり、「610馬力＋4WD」というパッケージングにて、路面状況を選ばず、考えうる限りの速いスピードにて臓器を届けることができ、昨年にも「平均速度230km/h」という他のクルマでは真似ができないような速度にて臓器を運んだことが報じられていますね。

患者は「命」というもっとも大切なクリスマスプレゼントを受け取ることに

そして今回、警察というサンタクロースが、ランボルギーニ・ウラカンに乗って「命」というもっとも大切で美しいクリスマスプレゼントを運んだということになりますが、臓器はこんな感じでフロントトランクへと納めることに。※見たところ、ウインタータイヤを装着しているようだ

この臓器を運ぶ警察官（ドライバー）は相当なプレッシャーにさらされることになるかと思われ、しかしこのランボルギーニ・ウラカン LP610-4ポリツィアを運転できるのは20名ほどの、かつ専門的な訓練を受けた精鋭のみだといい、つまりはエリート中のエリートということになりそうですね。

現在世界中では様々なパトカーが様々な理由にて配備され、様々な公務にあたっていますが、そんな中においても、ランボルギーニ・ウラカン LP610-4ポリツィアは比較的「実務」に供されている部類なのかもしれません。

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参照：Polizia di Stato（Facebook）