イタルデザインがついにその新型車「ゼロウノ」を公開。
単なるコンセプトカーではなく実際に5台を製造し販売するとのことですが、ボディ外板は全てカーボン。
モノコックはアルミとカーボンとのコンビネーションとなり、エンジンは自然吸気5.2リッターV10(ミドシップ)となります。
エンジンはランボルギーニ・ウラカン/アウディR8 V10プラスと同じエンジンだと思われますが、出力は非公開。
おそらく610馬力を発生すると見られるものの、少量生産ということもあり、もしかするとハイパフォーマンスエキゾースト等の採用もあってさらに高出力化がなされているかもしれませんね。
モノコックについてもアルミ+カーボンということでやはりウラカン/R8と共通の可能性が高そうです。
なお0-100キロ加速は3.2秒、最高時速は330キロで、これもウラカンやR8とほぼ同じ数値(ウラカンの最高速度は時速325キロ)ですが、サイズは長さ4847ミリ、幅1970ミリ、高さ1204ミリ、とウラカンよりも一回り大きいサイズ。
ただし外観はそれらと大きく変わり、前後フェンダーからのエアアウトレットなどよりレーシングカーに近いデザインを持っていて、カナード付きのフロントスポイラー、サイドウイング、そしてリアディフューザー、とアグレッシブさはランボルギーニ以上。
製造はイタルデザインによって行われ、「イタルデザイン・アウトモビリ・スペチアリ」ブランドから販売。
価格は1億9000万円から、とされています。
イタルデザインはジョルジエット・ジウジアーロによって設立されデザイン会社ですが、その後アウディによって買収。
株式は同じグループのランボルギーニによって保有され、現在の代表はアヴェンタドールやウラカンのデザインを手がけたフィリッポ・ペリーニ氏(すでにジウジアーロは株式を手放し経営から離れている)。
イタルデザインが公式にてそのスーパーカー「ゼロウノ」のティーザー動画を公開。
「ゼロウノ」は「01」のイタリア語読みで、要は「(新生イタルデザインとして)最初の」スーパーカーを表しているものと思われます。
イタルデザインは伝説的工業デザイナー、ジョルジエット・ジウジアーロ氏によって設立されたデザインカンパニーですが、その後VWアウディグループに吸収され、現在株式のほとんどを所有するのはランボルギーニ。
さらにはランボルギーニの前チーフデザイナー、フィリッポ・ペリーニ氏が代表として移籍し、新たな船出を行うことに。
それに際して新たに少量生産のスーパーカーを生産するブランドとして「アウトモビリ・スペチアリ」を設立し、今回はその記念すべきとして「ゼロウノ」をリリース、というのがここまでの流れ。
基本的にはウラカンのシャシーやエンジンを流用するようですが、細かいスペックは正式発表を待つしか無さそうですね。
こちらはVWアウディグループ前夜祭の様子。
4:30あたりからゼロウノの紹介があります。
ピニンファリーナがフェラーリっぽいコンセプトカーのティザー画像を公開しましたが、今回はジウジアーロが同じくコンセプトカーのティーザー画像を公開。
現在ジウジアーロはVWアウディグループに属し、その株式のほとんどはランボルギーニによって所有。
昨年には創立者のジョルジエット・ジウジアーロが退任したことが発表されています。
よって今回は「新生ジウジアーロ」の作品と言っても良いものとなりますが、この画像だけでは内容は不明。
以前はアウディR8/ランボルギーニ・ガヤルドと兄弟となる「パルクール」を発表しており、今回も同じくランボルギーニ・ウラカンや新型R8と共通のシャシーやエンジンを持つのかもしれません。
関連投稿:イタルデザインが新ブランド「アウトモビリ・スペチアリ」設立。少量生産のスーパーカーを手がける?
イタルデザインがジュネーブ・モーターショーに向けて何枚かのティーザー画像を公開していますが、ここへ来て新ブランド「イタルデザイン・アウトモビリ・スペチアリ(Italdesign Automobili Speciali)」を立ち上げることを発表。
よってジュネーブ・モーターショーで公開される新型車はこのブランドから発表される、ということになりますね。
なお上の画像はそのエンブレムですが、株主がランボルギーニであるせいか「牛」。
1970年代のBMW M1、1980年代のアズテック、1990年代のナスカのように少量生産の車を手がけるとしており、ほかメーカーとのダブルネームにてなんらかのスペシャルモデルを発表する可能性も(実際にイタルデザインは様々な自動車メーカーの試作品を作ったりしている)。
イタルデザインはデザイナーのジョルジエット・ジウジアーロ氏によって設立されていますが、その後VWアウディグループに吸収。
さらにその後ジウジアーロ氏が保有する株式を売却し、現在はランボルギーニがその株式のほぼすべてを有しています。
昨年にはランボルギーニのデザイン部門の責任者であるフィリッポ・ペリーニ氏がイタルデザインの責任者として移籍しており、今後は積極的に活動を行うものと考えて良さそうですね。
なおジウジアーロ氏は現在息子と共同にてデザイン業務を行っており、最近だと中国の自動車メーカーが制作を計画するハイパーカーのデザインを引き受けています。
先日よりティーザー画像を公開し続けているイタルデザインですが、その画像はついに4枚に。
内容としてはヘッドライト、フューエルキャップ、ボディサイド、そして今回はリアエンドとなっています。
リアエンドについてはVWアウディグループにおいて流行りつつある、「細長の横一文字」。
これはブガッティ・シロンにも採用されているものですが、ポルシェ・ミッションEコンセプト、次期911においても採用されると思われる新デザインですね。
なおリアエンドにおいてはイタルデザインのロゴ、そしてカーボン製のリアウイングを確認することもでき、一部で「ミドシップスーパーカーでは」とも囁かれているようです。
加えて今回のコンセプトカーはランボルギーニ・ウラカン、アウディR8と車体を共有するとも言われ、そして現在イタルデザインの株式のうち90.1%はランボルギーニが保有しており、これは自然な流れかもしれませんね。
加えてランボルギーニ・アヴェンタドールとウラカンをデザインしたフィリッポ・ペリーニ氏はイタルデザインのボスとして現在イタルデザインへ移籍しており、さらにイタルデザインは過去にジュネーブ・モーターショーにて「ウラカン・ワゴン」とも言えるコンセプトカー「GT Zero」を発表した経緯もあって、これら関係性については非常に強いものがあると言えそうです。