| マセラティ特有のブルーもフィーチャー |
ブルガリがマセラティとのコラボウォッチ最新作を発表。
ブルガリとマセラティは2012年以降パートナーシップを締結しており、これまでも「ブルガリ オクト マセラティ クロノグラフ」などを発表。
このクロノグラフについては「ブルガリ・オクト・ヴェロチッシモ」をベースとしていますが、このムーブメントは36,000振動というハイビートを誇り、その”ヴェロチッシモ”の名の通りまさに最速。いかにもマセラティらしい腕時計だといえます。
ブラックケース、ゴールドケースが発売
今回発売されたのは「オクト レトロ マセラティ グラン スポーツ(144万円)」と「オクト レトロ マセラティ グランルッソ(344万円)」。
両方とも発表自体は昨年のフランクフルト・モーターショーにて行われたものですが、今回ようやく発売になったということですね。
「オクト レトロ マセラティ グランスポーツ」はブラックのステンレススティール製ケース(DLC加工)、「オクト レトロ マセラティ グランルッソ」はピンクゴールドのケース。
それぞれの材質に合わせて針やインデックスの素材も変更されますが、いずれも機能的には同じ。
「オクト」はブルガリの人気腕時計シリーズで、110もの面を持つ「8角形(オクタゴン)」ケースが特徴。
かのケン・オクヤマ氏デザインの限定モデルもありますね。
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「レトロ」とはこれいかに?
今回のマセラティとのコラボモデルについて、文字盤のデザインはマセラティ車のメーターをイメージしたものですが、「あれ?」と思いますよね。どうやって時間を見るの?と。
この機構は「レトログラード(retrograde)」と呼ばれるもので、「レトロ」とは「針が逆行する」ということを意味し、つまり0から6まで針が進むと、また針が0に戻るというもの。
今回の「オクト レトロ マセラティ」では一本の針で時間と分とを表すようですが(何分なのかは時間と時間との間の針の位置で判断するしか無い)、このレトログラード機能を「時間」「分」「曜日」「日付」などに分けて表示するものも。
ブルガリは特にこの機能にこだわっていて、同じ「オクト」でもレトログラードを2つ持つ「ブルガリ オクト バイレトロ」、レトログラードをなんと4つ持つ「ブルガリ オクト クワドリレトロ」もラインナップ。
レトログラード機構はその動作ゆえ文字盤の表情が一般の腕時計とは全く異なり、動作もオーナーに対して満足感を与えるものではありますが、ただしこれは「複雑時計」に分類され、その機構の難解さ故にオーバーホール費用が異常に高くなるという問題も。
なおブルガリの腕時計は「並行モノ」だとかなり価格が安く、かつ中古だともうひとつ価格が下がるのも特徴。
よって中古を狙うのも良さそうです(この値段でブルガリが?という出物もある)。
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