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ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモを見てきた。優雅さ、高級さ、力強さを兼ね備えた万能ワゴン

2018/02/12

| ポルシェ・パナメーラ 4S スポーツツーリスモを見てきた |

さて、密かに各ディーラーへと配備されているポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモ。
パナメーラのワゴンボディですが、実車を見るとなかなかの格好良さ。
ポルシェセンター北大阪さんには「パナメーラ 4S スポーツツーリスモ」が配備されています。
パナメーラ 4S スポーツツーリスモのエンジンは3リッターV6ツインターボ、出力は440馬力。

実物を見ると意外と違和感がない

ボディサイズは全長5049ミリ、全幅1937ミリ、1428ミリ。
ホイールベースは2950ミリというかなり大きな車ですね。
もともとセダン版のパナメーラでもリアのボリュームが大きいせいか、ワゴンボディとなっても違和感がないように感じます。

リアフェンダーはまさに「911」っぽく、これはセダンボディのパナメーラともども、新型への移行時にかなり注意を払われた部分だとされていますね。
サイドウインドウサラウンドはアルミニウム仕上げと思われ、これはかなりの幅と厚みがある重厚なもの。
ドアハンドルにもクロームのインサートが用いられていて、細部に至るまで相当に手が込んだつくりとなっています。

ボディカラーはおそらく「バルカノグレー メタリック」。
濃色のために写り込みが強く、かつ直射日光が強かったために思ったような写真が撮れなかったのが残念。

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リアスポイラーはテールゲートスポイラー内蔵式で、速度に応じてポップアップする構造。

テールゲートは電動開閉式。



ポルシェ・パナメーラ 4S スポーツツーリスモの内装を見てみよう

ルーフはガラスがスタンダードで、かなり開放感があります。
外から見ると「全面ガラス」に見えるデザインで、それはリアサイドウインドウも同じ。

エアコンのルーバーは普段閉じており、エンジン始動とともに開く仕掛け。
このルーバーはタッチパネルでその動作をコントロールできるとのことですが、「まさかポルシェにこんな装備が与えられるとは」という驚きがあります。

そしてセンターコンソール、ダッシュボードは電源が落ちていると「真っ黒」。
電源が入るとここに非物理(タッチ式)スイッチが浮かび上がる仕掛けですね(この辺りはセダンボディのパナメーラと同じ)。

ただしこの「ツヤありブラック」の部分は埃や指紋がかなり目立つことになりそう。
ランボルギーニ・ウラカンのセンターコンソールも透過式ではないもののグロスブラック仕上げとなっており、やはり指紋や埃が目立ちます。

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後部座席ヘッドスペースは広々。

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当然カーゴスペースは巨大。

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ステアリングホイールはほかのポルシェと同様の形状/デザイン。
これについては、サルーンという性格を考慮するに、ほかのモデルとの差別化を行い、もっと多機能なパナメーラ専用ステアリングホイールが装着されてもいいかもしれない、と思います。

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全般的に見て、ワゴンといえども生活臭はそこになく、むしろルーフが伸びたことで優雅な印象すら与えることに。
ボディラインは優美でのびやか、911譲りの力強いリアフェンダーも大きな特徴。
ヘッドライトやテールランプもダイナミックな形状を持っており、さらにはウインドウモールやドアハンドルといった細かいパーツにも注意が払われていて、「全く死角が感じられない車」だという印象ですね。

まだワゴンボディの「スポーツツーリスモ」に試乗はしていないものの、セダンボディの「パナメーラ・ターボ」を運転した限りでは「こんなに乗り心地の良い車がこの世にあるのか」と思わせるもので、しかし路面からのインフォーメーションをしっかり伝えるのはポルシェならでは(ここはレクサスやロールスロイスとは異なり、”外界と切り離された感”はない)。

ポルシェのエンジニアは初代レクサスLS(セルシオ)に乗った時に「我々が作りたかったのはこういった車だ」と発言したそうですが、その意味でももっとも「ポルシェらしい」のがパナメーラシリーズなのかもしれません。
他の画像はFacebookのアルバム「ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモ」に保存しています。

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