| マセラティは公約通りMC20のバリエーションを拡大中 |
MCにはオープン版、そしてピュアエレクトリックモデルも追加される見込み
さて、マセラティはつい昨年、フラッグシップモデルのMC20を発売していますが、その際にアナウンスされたのが「オープン版」「ピュアエレクトリック版」が追加されるということ。
そして今回、その公約通りにMC20「カブリオ」のプロトタイプを用いたティーザー画像が公開されています(最終的な名称は未だ不明)。
なお、ちょっと面白いのは、オープンモデルということを意識したためか「青空」をモチーフにしたカモフラージュがなされていること。
ちなみにマセラティはMC20向けのインドアカーカバーとして、MC20のプロトタイプに貼られていたカモフラージュ用シートを再現した製品を発売していましたが、もしかするとこの「青空」バージョンも追加にて投入されることになるのかもしれません。
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オープン化にあたってはクーペからの変更も
そして今回リリースされた一連の画像を見るに、チョコチョコとクーペからの変更点があるもよう。
もちろんオープン化に伴って大きく車体構造が変更されていることに由来するものと思われますが、ラッピング越しからもAピラー、ルーフ、リアセクションの変更を見て取ることが可能です。
ちょっと気になるのは、このMC20のオープンモデルについて、クーペ同様のディヘドラルドアを持つことになるのかどうか。
いくつかの(ディヘドラルドアを持つ)クルマはオープン化に伴い、そのドアの開閉方式を通常の「横開き」へと変更していますが、マクラーレンの各モデルやラフェラーリのようにディヘドラルドアを維持するモデルも存在します。
なお、マセラティMC20の場合、ドアの開閉についてはルーフに支点を持たず、かつ強度の高いカーボンファイバーモノコックを採用しているとされるので、オープン化されたといえど、クーペ同様にディへドラルドア(バタフライドア)を採用するだろうと考えています。
リアセクションの変更は小さくはない
そしてちょっと上からの画像を見ると、ルーフの形状がクーペとは異なってシュノーケル状の物体が装着されていること(わざわざ「折りたたみにくい」この構造をオープンモデルで採用する理由は不明だが、もちろん理由があるのだと思う)、そしてリアセクションのボリュームが大きいこともわかります。
なお、リアセクションのマスが大きく見えるのは、グラスエリアまでをカモフラージュ用のシートで覆っている」からだと思われ、実際にはもっとスマートに見えるのかもしれません。
搭載されるエンジンについては現時点で「不明」ではあるものの、やはりクーペと同じく、プレチャンバー装備の3リッターV6エンジン(630馬力)を搭載すると考えるのが妥当で、しかし(カーボン製パーツの採用によって車体重量を可能な限り抑えるものの)オープン化に伴う重量増加によってMC20クーペの持つ0-62mph(0-100km/h)加速2.9秒、最高速度202mph(325km/h)というスペックよりは「やや」マイルドになる可能性も報じられています。
今のところMC20カブリオの発表時期については何らアナウンスはなく、しかしおそらくは2022年はじめ、という説が濃厚です。
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参照:Maserati