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生産わずか25台、パガーニ・ゾンダFの細部を解説する動画が公開!リアフードとドアの開閉には注意しないとすぐに破損してしまうetc.知られざる事実が満載

生産わずか25台、パガーニ・ゾンダFの細部を解説する動画が公開!リアフードとドアの開閉には注意しないとすぐに破損してしまうetc.知られざる事実が満載

| 「誰でも乗れるフールプルーフ」ではないところがパガーニ・ゾンダの魅力の一つだと思われる |

パガーニのつくりはいつ、そしてどこを見ても芸術的である

さて、これまでにもポルシェ911GT1、フェラーリF50、マクラーレンF1、メルセデス・ベンツCLK GTRなどの希少車のレビューを届けてくれているDKエンジニアリング。

しかもその内容があまりにマニアックであり、ほかのYoutubeチャンネルでは絶対に突っ込まないであろうところにまで言及しているところに魅力を感じます。

まさかのポルシェ911GT1のレビューが登場
【動画】まさかのポルシェ911GT1のレビューが登場!「リアフードを開くには六角レンチを13回転半」「エンジンをかけるにはPC接続してまず設定」

| 一方でその細部や構造はレーシングカーというよりは市販車クオリティ | さて、先日はメルセデス・ベンツCLK GTRを紹介してくれたDKエンジニアリングですが、今回はポルシェ911GT1を紹介。なか ...

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パガーニ・ゾンダFクーペの生産台数は25台のみ

そして今回のレビュー対象となるのは2007年のジュネーブ・モーターショーにて発表されたパガーニ・ゾンダFですが、このゾンダF(クーペ)の生産台数はわずか25台のみ、そしてこの個体はその中でもオリジナルの仕様をキープしている数少ない一台なのだそう。

Pagani-Zonda-F (5)

そしてDKエンジニアリングはこのクルマの細部に至るまでのレビューを開始することになり、真っ先に触れたのはこのグラスキャノピー。

ゾンダFというとパフォーマンスに関係ないものは何も装備していないといった印象があるものの、意外や視界確保ために重量がかさむグラスキャノピーを採用しています。

Pagani-Zonda-F (6)

なお、このパガーニ・ゾンダFはすでに前オーナー(一人目のオーナー)の手を離れてDKエンジニアリングの扱いとなっているそうですが、その初代オーナーはパガーニ創業時からの顧客だといい、このゾンダFについてもパガーニへと特注したいくつかの装備があるのだそう。

Pagani-Zonda-F (4)

その一つがこのセンターロックホイールで、これはアルミブロックからの削り出しだと紹介されています(リムのギザギザは放熱性を考慮したものかもしれない)。

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そのほか、フロントの大型スプリッター、大型リアウイング、複雑化したディフューザーなど、ゾンダ・チンクエ(香港向けに5台のみが製造されたハードコアモデル)同様のパーツも。

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パガーニ・ゾンダFの細部はこうなっている

そしてDKエンジニアリングならではの目の付け所が「ドアの開け方」。

ドア後方のカットアウトに指を入れ、そこからレバーを押し上げてロックを解除してドアを開くのだそう。

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そしてインテリアはブラックレザーが使用されており、サイドシルは極太ながらも乗降性が考慮され、よって乗り降りは比較的容易だとも述べています。

Pagani-Zonda-F (7)

キートップやペダルは「円」をモチーフにしたアルミ削り出し。

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ちなみにエアコンは(当時の)ローバーから供給されたものですが、スイッチ類のいくつかは「自前」となっており、第二次大戦時の戦闘機を思われるスナップスイッチが採用されています。※ハザードランプは赤いノブを引っ張って作動させるようだ

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ドアミラーの調整はこのスイッチにて行います(反対側にはフロントリフターのスイッチ)。

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さらにはレバー類の解説など、内装スイッチについてはほぼすべてを網羅。

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エンジンを始動させるにはイグニッションキーを「ON」の位置まで回してフューエルポンプが燃料を送り込むまで待ち・・・。

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その後はシフトレバー上のプッシュボタンにてエンジンスタート。

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グローブボックスはバックルにて留められているように見えますが、実際にはこのストラップは「スナップボタン」にて固定されているだけなので、片手で容易にストラップを外すことが可能です。

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ちなみにパワーウインドウが故障したときは付属のハンドルを差し込んでくるくる回せばサイドウインドウの昇降が可能となります(こういったパーツが付属しているところを見ると、よく壊れたりするのかもしれない)。

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ちなみにリアフードの固定はレザーストラップにて行われ(ここはスナップボタンがなく、ちゃんとベルトとバックルを外さなくてはなならない)、そして閉じるときにはちゃんとベルトとバックルを固定して格納する必要があり、それをせずそのままドアを閉めると(高価なカーボンファイバー製の)ドアが破損することになるようですね(このバックルの操作はドアを開けた後にしか行うことができない)。

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両サイドのバックルを外すとリアフードは簡単に開き・・・。

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エンジンルームに鎮座するのはメルセデスAMG製の7.3リッター自然吸気V12エンジン。

なお、パガーニがメルセデスAMGのエンジンを積むのは、F1において5度のワールドチャンピオンを獲得したファン・マヌエル・ファンジオの口利きによって実現したもので(パガーニ創業者であるオラチオ・パガーニとファン・マヌエル・ファンジオは同郷の出身)、ゾンダFの「F」はファンジオのイニシャルを表しています。

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ラゲッジボックス(取り外し可)は「エンジンの横」にあり、熱の影響をモロに受けたり、そもそもリアフードを開かないと荷物の出し入れが不可能に見えますが、これもまたパフォーマンスを第一義に考えたレイアウトであり、その不便さが逆にオーナーの(ある種の)自尊心を満たすのかもしれません。

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そして運転席側のラゲッジボックスを外すと(3つのノブを使用したネジ式の固定)、その下にはタイヤ修理キット。

すぐ横にはエキゾーストマニホールドが見え、やはりここはとんでもない熱にさらされることになりそうですね。

この他動画ではトリクルチャージャーの充電口やフロントフードの開閉など、ゾンダFの至るところに及ぶまでの解説を行ってくれており、「必見」の一本となっています。

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パガーニ・ゾンダFの解説を行う動画はこちら

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参照:DK Engineering TV

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