ホンダの発売する小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の販売が好調、とのこと。
2017年上半期の出荷数量は24機で、これは昨年同期比の2.7倍、としています。
なお、同期間での販売数だと「(航空機業界で)クラストップ」とのことで、この需要を受けてホンダは「ホンダジェット」の生産を強化する見込み。
ホンダジェットはエンジンが主翼の上に配置されており、これが「効率の良さ」を引き出し、結果として他社のビジネスジェットに比べると維持費が安上がり、というのが搭乗初期の売り文句。
※販売価格について、1機あたり5.4億円と報じられている
今回の「24機」はアメリカ、カナダ、メキシコ、ヨーロッパなど広く販売がなされたとのことで、昨年の発売後「1号機」はジェンソン・バトン氏へ届けられた、とも報じられていますね。
現時点ではまだ事業は黒字化できていないとのことですが、「納入開始後から5年後の黒字化」を目指しており、このままだと十分に黒字化ができそうな勢いだと思います。
なお、この「ホンダジェット」を手がけるのはホンダ本体ではなく、ホンダの子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company=HACI)。
本社は米国ノースカロライナ州にある、とのこと。
ちなみにホンダ創業者の本田宗一郎氏が「航空事業への夢」を持っていたとされ、1962年にはすでに航空事業への参入を宣言し、それが長年かけてようやく実現した、ということに。
機体はホンダの設計でエンジンも(GEとの共同開発ですが)ホンダ製となっており、これを実現させた意義は非常に大きいと言えそうですね。
以下はホンダのプレスリリースより(一部抜粋)。
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