なんとオーストラリアでは昨年のホンダNSX発売以来、「たった二台」しか(NSXが)売れていないことが判明。
特に法的に問題があったりと販売に支障があったわけではなく、単に「人気がなく売れていない」とのこと。
アメリカでは昨年比2倍のセールスを記録し、イギリスでも割り当ての100台を早々に売り切って「50台追加」となったというニュースが流れたばかりですが、逆にここまで売れていない国があったというのは驚きです。
なおオーストラリアにおいては同期間にアウディR8が21台、メルセデスAMG GTは72台、日産R35 GT-R NISMOは21台が販売されているとのことで、この数字を見ても「一体なぜ」という疑問が出てきます。
ちなみに日本で「何台NSXが売れたか」は公開されておらず、それを知る手段はないものの、「あまり売れていないんじゃないか」という気も(発売当初は初年度予定分が一瞬で完売し、納車まで2年待ちとは言われた)。
NSXを日本で購入するには二つ障壁があると考えていて、一つは「残価設定ローン(残クレ)」が使用できないこと。
ポルシェでもフェラーリでもランボルギーニでもアウディでもマクラーレンでも残価設定ローンが使用できる中で、これはちょっと不利(現金一括でポンと買える人には関係のない話ですが)。
もう一つは「(デポジットを入れた)残りの支払いタイミングですが、他のメーカーが「登録前」なのに対してNSXは「生産開始時」。
ランボルギーニやマクラーレンでは生産が開始されて終了し、日本へ車がやってきて納車前整備が終わっていざ登録、という時に残りの金額を支払えば良い(もしくはその時にローンを組む)ことになりますが、NSXの場合は生産にかかる時に残金を支払う(もしくはローンを組む)ことになり、そこから生産〜輸送〜整備、という期間は「車がないのに」先に支払ったり、もしくはローンの支払いが開始されたりする、ということになります。
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VIA:CARADVICE