| いまのところ「抽選」販売は考えていないらしい |
日本国内向けの「30台」はこれまでのNSX Type S販売台数からすると、すぐに売り切れてしまいそう
さて、ホンダが日本国内において、「NSX Type S」を発表。
これは世界限定350台のみが生産されるNSX最終限定モデルという位置づけですが、アメリカ市場に300台、日本市場向けに30台、その他の市場に20台が振り分けられます。
なお、350台のうち70台のみに設定されるのが特別塗装色のマットグレーですが、これは北米だと「ゴッサムグレー」、日本だとカーボンマットグレーメタリックと呼ばれるようですね(日本向けとしては10台のみ)。
このNSX Type Sの価格は2794万円に設定されています(ボディカラー、インテリアカラーによって価格に変動がある。カーボンマットグレーメタリックは693000円)。※通常モデルは2420万円で販売されていた
-
【動画】ホンダが新型NSX Type Sを発表!出力向上、軽量化、足回り強化、そしてスタイリングのアップデート。生産終了が惜しいほどの魅力的なスーパーカーに
| 内容を見ていると、もしかしたらNSX Type Sはホンダがフェイスリフト版として用意していたNSXなんじゃないかとも思える | 限定台数350台のうち300台はアメリカへ さて、一連のティーザー ...
続きを見る
新型ホンダNSXの販売方法は?
なお、マイナビニュースによると、このNSX Type Sの販売は抽選や先着順ではなく、ホンダによる「審査」がある可能性も示唆。
記事では購入の基準として 「NSXの2020年モデルが欲しかったが買えなかった人」「すでにNSXを所有している人、購入したことがある人」「待ち遠しい思いで待っていた人」 というものが挙げられていますが、これらはホンダ側が判断することになりそうです。
加えて、実際の販売方法は「これから詰めてゆく」とも記載されており、とりあえず購入を考えている人は販売店(NSXパフォーマンスセンター)に連絡を取り、購入の意思表明を行ったほうが良さそうですね。
ちなみにこの「30台」ですが、日本市場向けとしては多いのか少ないのかはわからない数字。
というのも、当初NSXは「日本市場向けとして年間100台」の計画で売り出され、その後数年の納車待ちが生じたとも。
一方、2019年では1月~7月までで9台しか登録されていなかったりと「謎」が多いクルマです。
ただし今回は「最終限定モデル」ということ、初代NSXの値上がり状況から見て、投資物件として購入を検討する人も多いものと思われ、おそらく30台の枠は「すぐ」埋まりそうですね。
なお、同じくマイナビニュースによれば、北米向けの「300台」も完売が近いとのこと。
新型ホンダNSX Type Sはこんな装備を持っている
そしてこのホンダNSX Type Sですが、搭載されるエンジンについてはアルミニウム合金製の3.5リッターV6ツインターボエンジン、そしてこれに3基の電気モーターを組み合わせ、システム合計では600ps(447kW / 608PS)、トルクは492lb-ft(667Nm)を発生し、これはNSXタイプSが、通常のNSXよりもそれぞれ27馬力(20kW / 27PS)、16lb-ft(22Nm)アップしたことを意味します。
そのほか足回りを固めたり軽量化を施したりといった特別装備が見られ、ホンダによると主要装備は下記の通り。
NSX Type Sの主要装備
- カーボンファイバー エクステリアスポーツ パッケージ(カーボンファイバー フロントスポイラー/リアディフューザー/サイドシルガーニッ
シュ、ダーククローム エキゾーストフィニッシャー) - ジュエルアイLEDヘッドライト(ブラックハウジング)
- レッドエンジンセンターカバー&シリアルナンバー入りエンブレム
- NSX専用鍛造アルミホイール&前後異径 スチールラジアルタイヤ(Pirelli P ZERO)
- セミアニリンレザー×アルカンターラ パワーシート
- Type Sロゴ(ボディーサイド、グローブボックス)
- ピアノブラック塗装(ドアミラー、アウタードアハンドル)
- アルカンターラインテリア(ルーフライニング、ピラーガーニッシュ、センターパネル)
- Type S スマートキー
新型ホンダNSX Type Sのボディカラーはこうなっている
そして新型ホンダNSXのボディカラーは10色が用意され、上述のカーボンマットグレー・メタリックのほかには「CURVA RED」。
BERLINA BLACK。
130R WHITE。
CASINO WHITE PEARL。
カリフォルニアの「サーマル・レースウェイ」にちなんだTHERMAL ORANGE PEARL。
初代NSXに採用されたINDY YELLOW PEARL II。
こちらも初代NSXにも設定され、しかし「一番不人気だった」LONG BEACH BLUE PEARL。
VALENCIA RED PEARL。
NOUVELLE BLUE PEARL。
新型ホンダNSX Type Sの内装・オプションはこうなっている
そして新型ホンダNSX Type Sの内装については「オーキッド」「レッド(シート全てがレッド)」「レッド(シートサイドのみがレッド)」「エボニー(レザーシート)」「エボニー(シートの中央がアルカンターラ)」。
オプションとしては「カーボンファイバー リアデッキスポイラー」「NSX Type S専用鍛造アルミホイール(シャークグレー/ベルリナブラック)」「カーボンセラミックローター(ブレーキキャリパーはブラック、シルバー、レッド、オレンジ)」「カーボンファイバー インテリア スポーツパッケージ」「カーボンファイバー エンジンカバー」。
新型ホンダ(アキュラ)NSX TypeSのプロモーション動画はこちら
合わせて読みたい、ホンダNSX関連投稿
-
ホンダNSX Type S生産第一号が驚愕の1.1億円で落札!なんと落札者は通常版NSX第一号を1.3億円で落札したのと同一人物だった
| チャリティーオークションに対する考え方は日米で大きく異る | それにしても去りゆくクルマに1億1000万円も支払うとは さて、ホンダ(アキュラ)は先日NSXの最終限定モデルとして「NSX Type ...
続きを見る
-
ホンダが「3代目NSXは実現する」とコメント!ホンダにとってNSXとはその考え方を世に示す手段であるようだ。そこでボクは初代と二代目NSXの違いを考えた
| 初代NSXはNSXの「X」が示すとおり未知の新しさがあったが、二代目NSXは既知の技術やコンセプトだった | 加えて、二代目NSXはその必然性が希薄で、NSXにしかできず他のスポーツカーにできない ...
続きを見る
参照:HONDA