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え?このクルマのベースがマツダRX-7(FC3S)?「1970年代に考えられた未来の車」っぽいカスタムカーが中古市場に登場

え?このクルマのベースがマツダRX-7(FC3S)?「1970年代に考えられた未来の車」っぽいカスタムカーが中古市場に登場

| このカスタムカー「プロテロス ブレード ナグアル」は見れば見るほどよくできている |

ちなみにホイールはランボルギーニ・ムルシエラゴより拝借

さて、世の中には様々なカスタムカーを生み出すコーチビルダーが存在しますが、ザガートやカロッツェリア・トゥーリングのような有名なコーチビルダーでなくとも「個人」「小規模」ながらも優れた作品を生み出す例がたくさんあり、今回紹介するウクライナ「プロテロス・デザイン(Proteros Design)」もそのひつ。

このクルマを見てベース車両を言い当てることができる人はかなり少ないんじゃないかと思いますが、なんとベースはマツダRX-7(FC3S)なのだそう。

現在このマツダRX-7ベースのカスタムカーはFacebookにて販売中

このクルマは「プロテロス ブレード ナグアル」と命名され、ウクライナで設計され、プロテロス・デザインによって作られたワンオフのカスタムカー。

グリグ・トボリン氏によってデザインされ、2018年にキエフの航空博物館で一般公開されたそうですが、現在「プロジェクトを継続できない」との理由にてFacebook「Unique Cars For Sale 3.0」経由にて70,000ドルという価格にて販売中(FC3Sとして見るとかなり高価だが、それだけ作業にコストがかかったということなのだと思われる)。

ベースとなるのは1989年に清掃されたRX-7で、このインスピレーション元は「ランボルギーニ・カウンタックとランチア・ストラトス(どちらもマルチェロ・ガンディーニによるデザイン)。

たしかに雰囲気としては「1970年代に考えられた未来のクルマ」という感じであり、低く長いノーズ、ヘッドライトやリアスポイラーなどボディにインテグレートされたパーツ、そしてスリムなドアミラーなど近未来的な印象も。

リアだともともとのRX-7のハッチを活用したデザインが秀逸で(ピラー、そしてこのハッチが唯一FC3Sの面影を感じさせる部分である)、これまたバンパーに格納されたディフューザー、そしてクワッドテールパイプがスーパーカー的雰囲気を演出しています。

ちなみにホイールはランボルギーニ・ムルシエラゴから移植されたものであり、このタイヤの太さによってリヤビューは大迫力に(質量を考慮すると、スタート時にはかなり回転数を上げないとエンストしそうだ)。

搭載されるエンジンはオリジナルの13Bロータリー、出力は213馬力、トランスミッションはマニュアル、駆動輪はもちろん後輪のみ。

現在の走行距離は112,000キロを数え「適切なメンテナンスが必要」だとも記されていますが、なかなかに魅力的なクルマだと思います。

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参照:grigtobolin

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