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日産がR32 GT-R用パーツの再供給開始。順次R33やR34にも拡大し、入手困難パーツは「リビルトで」

2017/11/24

日産GT-R(R32)用パーツ再供給。出荷は12/1から

日産が「NISMOヘリテージ」プログラムを11/24付けで開始した、と発表。
これは2017年4月に発表されたもので、マツダ(初代)ロードスター、ホンダ・ビートを対象としたパーツの再供給と同様のものですが(ただしレストアは含まれない)、R32スカイラインGT-R用から対応を始めるとしており、R33GT-R、R34GT-Rにも拡大の見込み。
なお、パーツによっては新品での供給が難しく、再生産できないものは代替パーツやリビルトパーツで対応することを検討、ということも発表されています。

あくまでも「可能な範囲で」との但し書きも

なお「NISMOヘリテージ」のサイトはこちら。
プーリー、ホースといったパーツからブレーキ関係、バンパーなどのボディパーツ、エンブレムといった外装小物まで揃いますが、「エンブレム12,500円」など高価なものも(バンパーは前後で108,000円なのでリーズナブル)。

↓パーツリストはこんな感じ

現在は車の寿命が伸びており、これまでの認識を超えて長く使用される車が出てきていること、後継モデルがないために「ずっとオーナーが手放さない」車も数多く出てきており、今後メーカーがそういった車に対してどう対処するのか、は難しい問題となりそうです。

現在、法規的にパーツの保管期限は”生産終了を迎えた車につき、部品保有期間は「生産終了から10年※ただし走行に必要なパーツのみ”と定めており、メーカーとしてはそれ以上の保管「義務」はない状態。
ただしファンが大切に乗ってくれている車を「もう部品がないので修理できない」と断るわけにもゆかず、しかしそういったパーツは再生産にも保管にもコストが必要に。

かつ、自動車を構成するパーツはすべて「自動車メーカー」が作っているわけではなく、「下請け(サプライヤー)」から仕入れているものも多数。

そういった場合、下請けとすでに取引をやめていたり、下請けが廃業してたり、下請けが再供給を拒否したりすると自動車メーカーとしては「そのパーツの用意が非常に難しい」という事態となり、旧車のパーツ供給には様々な問題が絡んでいる、と言えそうです。

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