| 予想とは全然違ってた |
先日噂された「トヨタがNASCARにスープラを投入」というもの、どうやらこれは現実のものとなり、トヨタは2019年2月に開催される「Xfinity(エクスフィニティ)シリーズ開幕戦」にスープラを投入する、と正式にアナウンス。
現在トヨタは「カムリ」でエクスフィニティ・シリーズに参戦していますが、スープラがこれに代わることになって、カムリは「モンスターエナジーシリーズ」へ(トヨタからのプレスリリースはこちら)。
「GR」ロゴがどこにもない?
なお、NASCARはアメリカでは非常に人気の高いカテゴリで、近年だとシボレー・カマロ、フォード・マスタングがXfinityシリーズ向けとして発表されていて、トヨタとしてはこれらアメリカを代表するスポーツカーと「肩を並べる」もしくは打ち負かすことでその名を轟かせたいのかもしれません。
ちょっと気になったのは「GR」のロゴが車体のどこにもないこと。
「トヨタ」「TRD」「Supra」のロゴは見られるものの(”Supra”のフォントは先代とよく似ている)、トヨタが推したいはずのGRブランドの名称がどこにもなく、これはちょっと不思議に思います。
↓この角度だとまだスープラっぽい
このNASCAR仕様スープラについて、トヨタによると「米国のモータースポーツ活動拠点である米国トヨタ・レーシング・デベロップメント(TRD)と、南カリフォルニアに拠点を置くCalty Design Research, Inc.が開発とデザインを担当した」とのこと。
見た目が完全に「アレ」な感じですが、もともとNASCARに使用される車両は市販モデルと車体の共通性はなく、スチール製のチューブラーフレームにV8エンジンを載せ、そこへ「市販車風の見た目を持つ”ガワ”」をかぶせたもの。
エンジンもOHV、トランスミッションも4速に制限され、ハイテクデバイスの使用もほぼ禁止で、「アメリカらしい」といえば「アメリカらしい」カテゴリですね。
よって今回公開されたNASCAR仕様のスープラが市販モデルと異なる外観を持つのは当選といえば当然ですが、フロントウインドウの角度や車体後半からは「かなり普通のクルマっぽい」印象を受けます。
こちらはトヨタ・カムリ(けっこうカッコいい)。
ちなみにシボレー・カマロのNASCARはこんな感じ。