北米のレクサスISは日本とはエンジンや駆動方式が異なる
レクサスが北米市場専用の限定モデルとして「IS 300 F Sport ブラックライン」
を投入する、と発表。
なお、北米モデルのIS300は日本仕様のIS300とはエンジンや駆動方式に差異があるようで、日本のIS300のエンジンは2リッター4気筒245馬力で後輪駆動のみ。
しかしながら北米のIS300にはこのほか264馬力の3.5リッターV6+6速ATを持つ4輪駆動モデル(IS300 AWD)がラインアップされており、ここは「ガソリンエンジンモデルでは後輪駆動しか選べない」日本とは異なる部分です。※311馬力のIS350もある
レクサスIS”ブラックライン”にはLSや由来の加工技術を採用
なお、この IS 300 F Sport ブラックラインについては、その名称通り「ブラック」のアクセントが特徴となっており、ドアミラーやホイールが「ブラック・ヴェイパー・クローム」仕上げに。
このブラック・ヴェイパー・クロームはレクサスLSで初採用された技術だそうですが、今回ISにそのフィニッシュが採用されるということになりますね。
ボディカラーについては「ウルトラホワイト」「アトミックシルバー」そして「オブシディアン」の3色が設定され、これらは日本にはないカラー名ですが、違うのは名称のみで、カラーコードは「同じ」なのかもしれません(おそらくウルトラホワイトは日本でのソニッククォーツ、アトミックシルバーはソニックチタニウム、オブシディアンはブラックに該当)。
レクサスIS300 F Sport ブラックラインのインテリアはこうなっている
インテリアについてはブラックをベースにレッドの差し色が入り、しかしこのパターンは日本仕様、アメリカ仕様のレクサスIS300F Sportでは選べないもので(通常オプションだとシートのサイドが濃いめのレッドになる)、外装以上に特別感のある仕様でもありますね。
その他レッドステッチやブラックウッドのトリムなどが採用され、独特の雰囲気を出しているように思います。
レクサスは北米だとかなり細かく限定モデル/特別仕様を発売している
なお、レクサスは北米市場において比較的今回のような限定モデル、そして特別仕様車を発売することが多いようですが、先日レクサスが発表した統計だと、アメリカ市場は日本の6倍ほどの規模を持っており、力がはいるのも当然なのかもしれませんね。
その中でも特に「ブラック」をテーマにした限定モデルは多く、過去にはNXやLXにも「ブラックライン」を追加。
加えてRCにも「ブラックライン」を設定したことがありますね。
そのほか、LCやLXに対して「インスピレーション」シリーズを設定していて、こちらも「カラー」をテーマにした限定モデル。
さらにレクサスはSEMAやロサンゼルス・モーターショーに、自らが(純正オプションの範囲を大きく超えて)カスタムしたLSやUX、NX、RCなどを展示したことがあり、これもまた日本ではあまり見られない動きだと考えています。