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| トヨタ車の人気は新車、中古だけではなく「盗難対象」としても凄まじかった |
少し前ですが、一般社団法人日本損害保険協会が「第20回自動車盗難事故実態調査結果」を発表。
これによるとはじめてレクサスが「ワースト1位」になるなど、これまでとは異なる状況が見られるようです。
この調査は2000年から継続して行われ、今回の調査期間は2018年11月1日~11月30日。
対象は損害保険会社17社とのことで、つまり盗難の届け出(保険金の請求)がなされたケースを拾っているということになります(よって保険に入っていないクルマはノーカウント)。
盗難車ランキングはこうなっている
以下がその盗難車ランキング。
なお、盗難車の届出件数は2016年に300件、2017年に278件、2018年には277といった感じで減少傾向。
フォワード、レンジャー、エブリィといった実用車の盗難も絶えず、このあたりは「輸出」メインでの盗難なのかもしれません。
順位 | 車名 | 件数(昨年件数) | 構成比 |
1 | レクサス | 66(25) | 23.8% |
2 | プリウス | 41(62) | 14.8% |
3 | ランドクルーザー | 35(32) | 12.6% |
4 | ハイエース | 17(28) | 6.1% |
5 | アクア | 14(9) | 5.1% |
6 | アルファード | 8(5) | 2.9% |
7 | カローラ | 7(3) | 2.5% |
7 | ハリアー | 7(-) | 2.5% |
9 | ヴェゼル | 5(-) | 1.8% |
9 | フォワード | 5(7) | 1.8% |
9 | レンジャー | 5(3) | 1.8% |
12 | スカイライン | 4(14) | 1.4% |
12 | レガシィ | 4(-) | 1.4% |
14 | インプレッサ | 3(-) | 1.1% |
14 | ヴェルファイア | 3(5) | 1.1% |
14 | エブリィ | 3(3) | 1.1% |
14 | クラウン | 3(11) | 1.1% |
14 | マーク(II/X?) | 3(6) | 1.1% |
上位18車種合計 | 233 | 84.1% | |
その他含む合計 | 277(278) | 100.0% |
盗難されるのはトヨタ車ばかり
そして驚かされるのはレクサス含めて盗まれるのはトヨタ車ばかり、ということ。
上位18車種における構成比はなんと73.7%で、比率で言えば(上位18車種の構成比そのものが84.1%なので)87.6%がレクサスおよびトヨタという内容です。
これはトヨタ車の市場占有率(販売データ上だと40%弱)よりも遥かに高い数値であり、トヨタ車の人気が(転売市場含めて)非常に高いということがわかりますね。
なお、レクサスは昨年の25件から今回66件と大きく増え、今後も増加する可能性が大。
一方でスカイラインは14件から4件、クラウンは11件から3件、ハイエースは28件から17件へと減少。
そして盗難車上位ランキング「定番」のランクルは32件から35件へと増え、2016年の28件から比較しても増加トレンドにあるようです。
VIA: 一般社団法人日本損害保険協会