| たしかにスゴいサウンドを発しているようだ。GR中、もっとも楽しいモデルになるのかも |
本来は11月17日に開催されるラリー・オーストラリアの場にて発表されるはずだったGRヤリス(GR-4)。
残念ながら山火事のためにレースが中止となり、その発表の場も失うことに。
現時点での発表日時などは未定となっていて、まことしやかに囁かれるのは「東京オートサロン」にて発表されるのではということですが、今回はトヨタ(GR)が”Coming Soon”という文字とともにヤリスGRのティーザー動画を公開しています。
なお、これまで「GR4」と名乗っていたものの、今回から「GR Yaris」と名称を変更しており、どうやらこれが正式な車名となりそうですね。
新型ヤリス「GR-4」は3気筒ターボ搭載?2020年1月のオートサロンにて発表、限定モデルではなくカタログモデルになるようだ
GRヤリスのサウンドは情熱を掻き立てる
そこで今回公開された動画を見てみたいと思いますが、24秒という短い内容ながらも「中身の濃い」仕上がりに。
まずはエンジンをスタートさせるところから始まり、このサウンドがなんともGood。
低く深い音を奏でていて、「このクルマを買えば、いつでもこの音が聴けるのか・・・」と心揺さぶられます。
GRヤリスのエンジンは3気筒ターボと言われるものの、とても3気筒とは思えないエキゾーストサウンドですね。
そしてこのヤリスGRをじきじきに運転するのはトヨタ自動車 豊田章男社長。
ただし、モータースポーツの場、そしてひとりのクルマ好きとして登場する際の「モリゾウ」を名乗っています。
なお、モリゾウ氏は”マスタードライバー”の称号を持っていて、これはトヨタのテストドライバーの中でも最高位にある人物のみに与えられるもの。
モリゾウ氏は「社長だから」ではなく、実際に先代マスタードライバー(故 成瀬弘氏)からトレーニングを受け、実力でその称号を手にしています。
そしてモリゾウ氏いわく「ガソリン臭さやエンジンのうなりが、たまらない」。
これは同氏がいつも個人的な場で発言している内容と同じものでもあり、本当にクルマが好きなんだなあ、と感じさせられますね。
「MORIZO」と刺繍の入ったレーシングシューズでアクセルペダルを踏みながら、「このクルマは、そんな車オタクの僕が持っている」・・・
「ワイルドな一面を引き出してくれるんだ!」
そして砂塵をまきあげながらドッバァと加速!
新型ヤリスはレースでも公道でも高いパフォーマンスを発揮しそうだ
新型ヤリスは強固な車体、低い重心を持ち(先代比で捻り剛性30%アップ、50kg軽量化、重心は15ミリダウン)、もともと「モータースポーツ参戦、そしてそこで勝つことを目的に設計された」と思えるクルマ。
さらに新型ヤリスの4WDモデルについては、リアサスペンションにダブルウィッシュボーンを採用しており、このあたりもモータースポーツ参戦を前提にしたためなのかもしれません。
実際に新型ヤリスも先代同様にラリー競技に参戦することになり、その公道走行可能版とも言えるのがGRヤリス。
その出自を強調するかのように、今回の動画からは拡大された前後フェンダーも確認可能です。
動画ではラリー用のホイールそしてタイヤ、マッドフラップを装着していて、これがなかなかに格好良く、GRヤリスのカスタムにおいては「ラリーカー風」もアリかもしれませんね。
VIA: TOYOTA GAZOO Racing