| そんなに5ナンバーサイズのSUVに需要があったとは |
さて、2019年11月の国内自動車登録状況(国産車メーカー車種別ランキング)。
先月はカローラが久方ぶりに首位となりましたが、今月もカローラが1位となっています。
なお、2位はシエンタで、これは前月と同じポジションですね。
そして驚かされるのは初登場にして4位に入ったトヨタ・ライズ。
ぼくの記憶では発売一ヶ月目でベスト5に入ったクルマはなく、その人気ぶりが伺えます。
なお、5ナンバーサイズのSUVとしては「スズキ・クロスビー」が存在するものの、40位前後が定位置のクロスビーに比較すると、トヨタ・ライズは異例とも言える売れ行きで、なぜクロスビーはさほど売れていないのにライズがここまで売れたのかは不明。※クロスビーは発売直後もさほど順位は高くなかった
これについては「トヨタとスズキのブランド差なんじゃないの?」という意見もありそうですが、「ダイハツ・ロッキー」も16位に入っており、クロスビーの「丸っこい」スタイルではなく、ライズやロッキーの”ちょっと無骨な”デザインが受けたのかもしれません(ジムニーの例もあり、オフローダーっぽいデザインが受ける時代なのかも)。
やはり新型車を出してゆかないと販売上位には進出できない
そのほか、マイナーチェンジを迎えたC-HRが20位から14位に、上述の通り初登場のダイハツ・ロッキーが16位に登場。
RAV4はC-HRに抜かれて13位から14位に後退しているものの、それでもこの順位にとどまっているのは高く評価されるべきところですね。
インプレッサもまたマイナーチェンジによって33位から17位へと大きくジャンプアップしていて、やはり改良などのテコ入れが重要なんだと思い知らされます。
その意味では、日本車も欧州車のように「イヤーモデル制」を取り入れ、毎年何らかの改良を施してゆけば、常に話題をフレッシュに保つことができ、販売自体もある程度の台数をキープできるのかも。
反面、ホンダ「フィット」はモデルチェンジを前に販売が大きく落ち込み(在庫自体がなかったのかも)、そのほかのホンダ車も振るわず。※そのぶんニューモデルには期待がかかる
たしかにホンダの場合は、ここ最近話題となるニューモデルがあまりなく、そこもプレゼンスが低くなってしまった要因なのかもしれません(とにかく話題性が大事?)。
そのほか目についたところだと、これまでコンスタントに売れていたホンダ・シャトルが順位を下げ(23→28位)、トヨタ・ランドクルーザーは何もしていないのに順位が上昇中(32→30位)。
冬季レジャーシーズン目前ということもあってか、エクストレイル、レガシィ、フォレスター、ジムニー、ハリアーといったSUVも「堅調」に推移しているようですね。
なお、マツダは今のところCX-30が好調ではあるものの、先月よりマツダ3が”CX-30に食われて”順位下降中。
CX-30とマツダ3との価格差が小さいことがその理由かと思いますが、そう考えるとCX-30はもうちょっと高めの値付けでも良かったのかもしれません。
- トヨタ・カローラ 10,705台(前月 11,190 台/1位)
- トヨタ・シエンタ 10,331台(前月 9,302 台/2位)
- トヨタ・プリウス 8,375台(前月 6,898 台/4位)
- トヨタ・ライズ 7,484台(前月 -台/-(位)
- トヨタ・ルーミー 7,132台(前月 6,962 台/3位)
- 日産ノート 6,712台(前月 5,263 台/6位)
- ホンダ・フリード 6,444台(前月 4,368 台/11位)
- トヨタ・タンク 6,114台(前月 5,420 台/5位)
- トヨタ・アクア 6,021台(前月 4,967 台/8位)
- トヨタ・アルファード 5,748台(前月 5,130 台/7位)
- トヨタ・ヴォクシー 5,570台(前月 4,394 台/9位)
- トヨタ・ヴィッツ 5,150台(前月 4,383 台/10位)
- トヨタC-HR 5,097台(前月 2,554 台/20位)
- トヨタRAV4 4,988台(前月 3,919 台/13位)
- 日産セレナ 4,830台(前月 4,313 台/12位)
- ダイハツ・ロッキー 4,294台(前月 -台/-位)
- スバル・インプレッサ 3,513台(前月 1,615 台/33位)
- トヨタ・エスクァイア 3,413台(前月 2,524 台/22位)
- ホンダ・ステップワゴン 3,364台(前月 3,127 台/15位)
- スズキ・ソリオ 3,186台(前月 2,627 台/17位)
- トヨタ・ノア 3,135台(前月 2,598 台/18位)
- ホンダ・フィット 3,127台(前月 3,136 台/14位)
- ホンダ・ヴェゼル 2,909台(前月 2,815 台/16位)
- マツダCX-30 2,690台(前月 2,525 台/21位)
- トヨタ・パッソ 2,485台(前月 2,588 台/19位)
- トヨタ・ヴェルファイア 2,477台(前月 2,221 台/24位)
- トヨタ・クラウン 2,240台(前月 1,723 台/29位)
- ホンダ・シャトル 2,179台(前月 2,485 台/23位)
- スズキ・スイフト 2,052台(前月 1,669 台/31位)
- トヨタ・ランドクルーザー 1,792台(前月 1,665 台/32位)
- MAZDA2 1,948台(前月 2,080 台/25位)
- 日産エクストレイル 1,919台(前月 1,493 台/34位)
- スバル・フォレスター 1,904台(前月 1,708 台/30位)
- トヨタ・ハリアー 1,762台(前月 1,804 台/28位)
- MAZDA3 1,588台(前月 1,891 台/27位)
- スズキ・クロスビー 1,513台(前月 1,431 台/35位)
- 日産リーフ 1,487台(前月 820 台/40位)
- マツダCX-5 1,321台 前月 1,126 台/36位)
- ダイハツ・トール 1,253台(前月 2,071 台/26位)
- ミツビシ・デリカD5 1,215台(前月 868 台/39位)
- レクサスUX250H 1,012台(前月 954 台/37位)
- トヨタ・カムリ 973台(前月 919 台/38位)
- マツダCX-8 953台(前月 868 台/39位)
- スズキ・ジムニーワゴン(シエラ) 863台(前月 689 台/44位)
- ジャパンタクシー 824台(前月 771 台/41位)
- ホンダ・オデッセイ 806台(前月 740 台/42位)
- レクサスNX300H 799台(前月 585 台/50位)
- スバル・レガシィ 780台(前月 722 台/43位)
- レクサスRX450h 777台(前月 596 台/47位)
- トヨタ・ハイエース 731台(前月 542 台/49位)
VIA:日本自動車販売連合会