| 現在はまだ調査中、3月中旬からリコール開始予定 |
北米トヨタの発表したところによると、なんと70万台にもおよぶトヨタ/レクサス車がリコールの対象になる可能性。
これは2018年〜2019年に製造された車両(すべてではない)が対象となっていて、内容としては「フューエルポンプに不具合があり、実際に不具合が発生するとエンジンの動作が不安定になったり、最悪の場合はエンジンが停止する」、というもの。
そしてその場合は「再スタートできない」ことがあり、高速走行中のエンジンそして車両の停止は重大な事故を引き起こす可能性もあると報じられています。
対象車種はけっこう多い
現時点ではリコール扱いではなく「調査中」だとコメントされており、この調査が完了し対策の準備が整った後にNHTSA(米国の陸運局に相当する機関)にリコール届け出→無償にて修理ということになりそうです(3月中旬以降を予定している、とのこと)。
現在わかっている範囲だとレクサスでは2018年モデルのLS500 / LC500 / RC350 / RC300 / GS350 / IS300 / ES350 / LX570 / GX570 / GX460 / RX350 、そして2019年モデルのNX300 / RX350L / GS300、トヨタだと4ランナー、カムリ、ハイランダー、ランドクルーザー、セコイア、シエナ、タコマ、タンドラ、アバロンにカローラ。
トヨタブランドだと現地で販売されるトラックが大半のようですが、このうち日本で製造、そして日本国内でも販売されているランドクルーザー、そしてレクサス全車は日本のユーザーにも影響しそう。
燃料系のリコールは珍しくない
なお、燃料系のリコールはこれまでにも比較的多く、ほとんどは「組み付け」の問題ではあるものの、レクサス/トヨタはじめフォルクスワーゲン、マセラティ、ホンダ、スズキ、BMW等多くのメーカーがリコールを届け出。
そのほか「ブローバイガス」に関してもアウディはじめ複数メーカーからの届け出が見られ、比較的ポピュラーな問題のようですね。
北米にてトヨタ/レクサス22,000台がリコール。燃料系の不具合でレクサスGS F/RC F/LC500他が発火の可能性
今回の不具合についてはその中でもレアケースな「燃料ポンプ」に起因するものですが、これの動作に問題が生じるとメーターパネル内のチェックランプに表示(車種によって異なる)されるとのことなので、トヨタ/レクサス車に乗っていて「なんかエンジンの調子がおかしいな」と感じ、かつチェックランプが点灯していたら燃料ポンプの不具合を疑ってみてもいいかもしれません。