| 日本だとノア/ヴォクシー、アルファードやレクサスRX/NX/LS/LC等含めて合計30車種、112,934台 |
トヨタが日本国内にて30車種112,934台、北米にて約120万台規模のリコールを発表。
内容としては「燃料ポンプが作動不良に陥る可能性があり、最悪の場合はエンジンがストールする」というもので、北米においては2020年1月に「調査中」として発表されていたもの。
その際は対象につき70万台程度とアナウンスされていましたが、今回の発表ではそれが120万台に拡大しており、ともすると180万台、全世界では320万台規模のリコールにまで発展するのでは、とも報じられています。
トヨタ・ランドクルーザー、レクサスNXなど70万台が北米でリコールの可能性。現在調査中なるも「燃料ポンプの不具合でエンジン停止、再始動不可」
日本におけるリコール内容はこうなっている
日本においては、該当の問題が555件発生しており、事故こそは起きていないものの、トヨタとしては「少なくない数」。
問題発生の状況としては下記の通りで、対応としては「全車両、燃料ポンプを対策品と交換する」。
こういった問題において、よくある対応としては「該当期間に製作された車両をチェックし、問題があれば良品と部品を交換する」という場合が多いのですが、今回は「全車両の部品を交換する」としているので、該当ポンプについてはすべからく問題が発生する可能性がある、と捉えて良いのかもしれません(予防的側面からの交換ということもあるかと思う)。
低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切な ため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
国土交通省
対象となるモデルは下記の通り
なお、今回のリコール対象となるモデルはかなり多く、ざっとまとめると下記の通り。
トヨタ車のほか、レクサスも含まれます。
リコール台数=販売台数というわけではないと思いますが、レクサスに限っては基本的に「上位モデルのほうが台数が多い=上位モデルのほうが売れている可能性が高い」ようですね。
車種 | 製作期間 | 対象台数 |
ノア ヴォクシー エスクァイア | H26/9/1~H26/12/4 | 34,403 |
クラウン | H25/9/1~H30/11/14 | 16,357 |
アルファード ヴェルファイア | H29/10/2~H30/11/24 | 8,658 |
FJクルーザー | H25/9/2~H27/3/3 | 4,631 |
ランドクルーザー | H25/9/2~H27/2/25 | 3,793 |
ランクル(プラド) | H25/9/2~H27/3/4 | 1,391 |
レクサスLS460 | H25/9/2~H27/2/23 | 3,229 |
レクサスLS460L | H25/9/2~H27/2/24 | 208 |
レクサスLS500 | H29/11/7~H30/11/6 | 5,168 |
レクサスLS500h | H29/10/5~H30/11/5 | 9,514 |
レクサスLS600h | H25/9/2~H27/2/24 | 2,781 |
レクサスLS600hL | H25/9/2~H27/2/24 | 763 |
レクサスRX450h | H29/10/2~H30/12/27 | 6,262 |
レクサスRX450hL | H29/10/26~H30/12/26 | 1,677 |
レクサスNX200t | H26/6/2~H27/5/8 | 4,940 |
レクサスGS250 | H25/9/3~H27/2/21 | 356 |
レクサスGS300 | H29/10/5~H30/12/10 | 245 |
レクサスGS350 | H25/9/2~h30/12/6 | 1,415 |
レクサスGS450h | H25/9/2~H27/2/23 | 1,880 |
レクサスLC500 | H29/10/5~H30/12/6 | 1,454 |
レクサスLC500h | H29/10/6~H30/11/9 | 737 |
レクサスIS200t レクサスIS300 | H29/10/2~H30/11/30 | 1,136 |
レクサスIS350 | H25/9/2~H30/11/26 | 1,006 |
レクサスIS F | H25/9/10~H26/7/23 | 118 |
レクサスRC300 | H30/6/7~H31/1/14 | 146 |
レクサスRC350 | H26/4/16~H30/11/30 | 666 |
合計30車種 | 112,934台 |
VIA: ABC News