| 予想したよりもずいぶん早く新型BRZの姿を見ることができそうだ |
さて、待望の新型スバルBRZの情報がちょっとだけ明らかになり、スバルによる公式ティーザー画像も公開に。
スバルはつい先日、カリフォルニア州のコスタメサにあるOC(オレンジカウンティ)フェア&イベントセンターにて”スービスト・ワールドレコードアテンプト&チャリティドライブ”なるイベントを開催したそうですが、その場で車両もお披露目され、参加者によってその(ティーザー画像とは別の)画像がインスタグラムにアップされています。
ちなみに「スービスト」とは日本で言う「スバリスト」を意味し、というのもアメリカではスバルのことを「スービー」「スクービー」と呼ぶことが多いため。
ホイールはGRヤリス譲りの「鍛造」かと思ったが
なお、このティーザー画像の車両に装着されるホイールについては「GRヤリスと同じ」ように見え、一瞬(GRヤリスと同じ)鍛造ホイールが与えられるのかと思ったものの、細部をみると「異なる」ホイールであるようです。
新型スバルBRZは11月に発表予定
そしてこのイベントでは、「新型スバルBRZはこの秋に発表予定(11月と見られている)」ということも明かされており、現地では「(コロナウイルスの影響にて開催が中止になった)ロサンゼルス・モーターショーに新型BRZが出展されるはずだった」という話もあるので、プロトタイプは”お披露目できるほど”の完成度を持っているということにもなりそう。
思ったよりもずっと早い登場ということになりますが、スバルはすでに先代BRZの生産を終了させており、一刻も早く新型を公開し、早期に受注を確保したいということなのかもしれませんね。
そこでやっぱり気になるのは「ターボかNAか」ということですが、最新の情報では「2.4リッター4気筒(FA24)を採用し217馬力を発生する」という説が有力です。
北米ではやはり「(パワージャンキーが多いので)ターボエンジン待望論」が強いようですが、ターボを搭載すると高トルクに耐えるだけの補強、熱量に対する冷却システムの増強も必要になり、それによるコスト増をトヨタが嫌っている(つまり86をエントリーレベルとして位置づけたく、価格を上げたくない)とも報じられ、BRZもそれに歩調を合わせることになりそう。
ただ、北米では「ターボ」、日本では「NA」という味方が強く、もしかすると仕様地によってエンジンを使い分ける可能性もゼロではなさそう(ただしコストが掛かりすぎるので現実的ではない)。
トランスミッションについては、もちろんマニュアルの他に新開発のATが用意されると言われ、以前にトヨタがチラリと漏らしたところだと「GRスープラよりも、新型86のほうが高いドライバビリティを持つ」とのことなので、もちろん新型BRZも期待ができる、と考えられます。
新型トヨタ86/スバルBRZは度々目撃されている
なお、新型トヨタ86/スバルBRZの姿はここ最近になって頻繁に目撃されており、米国のTRD開発拠点の近くでも捕捉されています。
かなり鮮明な画像も出回っており、現行モデルに比較するとフラッシュサーフェス化が進み、リアセクションが大きく変更されるであろうことも判明していますね。
さらにはこれらをベースにした「予想CG」も登場。
その少し前にはアルピーヌA110を従え、現行BRZの外観(ただしちょっと違う)を持つプロトタイプが目撃されていますが、今思うとこれが(サイドフェンダーのギルから推測するに)新型トヨタ86/スバルBRZの試作車であったようですね。