| ただしカーボンホイールは「表面をカーボン処理」したにとどまるようだ |
さて、現在の自動車市場において「もっとも美しいクーペ」とも称されるレクサスLC500。
今回はホイールメーカー、Strasse(シュトラッセ)が自社のホイールを装着したLC500を公開しています。
なかなかに刺激的なルックスを持っていますが、その詳細を見てみましょう。
レクサスLC500「カスタム」はこういった仕様を持っている
このレクサスLC500最大の特徴は「カーボンづくし」ということ。
フロントアンダーにはカーボン製のフロントスプリッターが装着され、ボンネットも「レクサスLC500では初」とシュトラッセが主張するカーボン製。
このボンネットのセンターそして両脇にはエアアウトレットが追加され、アグレッシブな雰囲気を演出していますね。
さらにサイドアンダーにはウイングレット付きのブレード、トランクリッドにはリップ、リアアンダーにもカーボン製ディフューザー。
なお、ヘッドライトやテールランプ周辺、ルーフサイド等の「メタル調パーツ」はサイドマーカーともどもブラックアウトされています。
車高はガッツリと落とされていますが、最低地上高はある程度確保されているようにも見えます。
ホイールは「カーボンフィニッシュ」
そして最も注目すべきはこの「カーボンホイール」。
これはシュトラッセのSV 10MディープコンケーブFS(このレクサスLC500に装着されているのは前後22インチ)というホイールだそうですが、見ての通り「フルカーボン」。
ただしホイールそのものがカーボンファイバーで成形されているわけではなく、表面をカーボン化したものだと紹介されています。
それでもカーボンの美しい折り目を確認できるので、ウォータートランスファーのように「カーボン”柄”を転写」したのではなく、実際に織られたカーボンシートを貼り込んでいるようですね。
おそらくは相当に手間のかかる工程を経ていると思われ、しかしそれだけの甲斐があった仕上がりだと言えそう。
なお、現在カーボンファイバー製ホイール(表面だけではなく中身もカーボン)を導入しているのはフォード、フェラーリ、そしてケーニグセグ、ポルシェあたり。
BMWそしてアウディも(軽量化によって燃費を向上させるため)カーボン製ホイールの導入に向けて動いていると言われるものの、少量生産スーパーカー向けであればまだしも、量産車に装着するにはコスト、想像品質の安定化という面においてまだまだ課題が残る、と報じられています。
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