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いったいどっちなのGRスーパースポーツ!「開発中止」のウワサが流れるも「まだトヨタは発売の可能性を探っている」との報道も。開発が難航しているのは間違いなさそう

2021/10/03

GRスーパースポーツ

| GRスーパースポーツは発売が濃厚となりながらも「富士スピードウェイ」での炎上事故によってその可能性が潰えたと言われるが |

しかしトヨタはまだ発売の可能性を模索しているようだ

さて、先日「発売が中止された」と報じられたトヨタのハイパーカー「GRスーパースポーツ」。

これはル・マン24時間レースの覇者であるトヨタTS050ハイブリッドの「公道走行可能バージョン」となりますが、今年8月に「富士スピードウェイで行われたテスト中にプロトタイプがクラッシュし炎上した(ただし発表は出ていない)」事故を受けてのことだとされていますが、今回「完全に中止されているわけではない」という報道が登場しています。

トヨタGRスーパースポーツ
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GRスーパースポーツ発売の「可能性はまだ残されている」

そして今回の報道について要約すると、カーメディア「Drive」が直接、トヨタ・モータースポーツのコミュニケーション担当であるサム・マホーニー氏へと問合せたところ、「GRスーパースポーツは、現時点ではコンセプトカーであり、トヨタはこのクルマの商品化の可能性を検討しています」 という回答が返ってきた、とのこと。

つまり「GRスーパースポーツの市販は無い」わけではないという内容ですが、非常に曖昧なコメントであり、ぼくらとしては「一縷の望みに賭ける」しかないのかもしれませんね。

GRスーパースポーツはこんな変遷をたどっている

このGRスーパースポーツは2018年1月に公開されており、その後市販化も価格も明言されていない状態で「20人くらいの人が予約した」とも。

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後にトヨタは正式にGRスーパースポーツの発売に触れ、その際には再度「これはレーシングカー(TS050)の公道走行バージョンであって、市販車をレーシングカーっぽく仕立て上げたものではない」と強調していますが、同時に出力986馬力、価格は1億円程度(ここ数年で大きくハイパーカーの価格が上がったので、今この金額を見ると安く感じるな・・・)ということもアナウンスされています。

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さらにその後はGRスーパースポーツと思われるパテント画像が出願されたり・・・。

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プロトタイプを走行させ、当初の計画よりもさらに性能を向上させる予定があることも発表しています。

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最近だと専用の問い合わせフォームを設けて「興味の度合い」や「LFA、2000GTといったトヨタ/レクサスのスポーツカーを所有しているか」「モータースポーツのライセンスを保有しているか」といった事項をヒアリングしており、「いよいよ発売か」とも思われるに至っていますが、そこで発生したのが件の「富士スピードウェイでの事故」ということになりますね。

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やはりレーシングカーを公道向けに仕上げるのは難しい?

なお、この「富士スピードウェイでの事故」がなかったとしてもトヨタがGRスーパースポーツの発売に際して思うようにプロジェクトを進捗させることができなかったことも事実だと思われ、それはひとえに「レーシングカーを公道向けに転用することの難しさ」にあるのかもしれません。

実際のところ、メルセデスAMG One(F1用のパワートレーンを搭載)についても2017年の発表から現在に至るまで納車ができず(生産は2022年からだと言われる)、イベントやニュルブルクリンクでのテスト中に「動かなく」なってしまうことも。

AMG one

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そしてプジョーもル・マン24時間レース”ハイパーカークラス”に参戦させるレーシングカー「9X8」のロードカー計画をキャンセルしており、同じように「速く走る」ことが目的とはいえど、サーキットと公道、そして連続して走行するレースと”ストップ&ゴーが多く渋滞もある”公道とではまったく状況が異なり、両方で機能するクルマを作ることがいかに難しいかということもわかります。

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参照:The Drive

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