| やはりまだまだ「トヨタ」「クラウン」に乗ることでその人のイメージが向上するとは考えにくい |
これからのトヨタのプロモーション、そしてイメージ変革には期待したいところである
さて、トヨタ・クラウンスポーツを注文するに際してはいくつか懸念があり、その懸念によって(即決するぼくにとっては珍しく)オーダーを正式に入れるまでに約一ヶ月ほどの時間を要しています。
そしてその最大の懸念とはトヨタ、そしてクラウンの持つ「イメージ」であり、自分自身がそういったイメージに絡め取られてしまうことを恐れたわけですね。
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トヨタ車は「クルマに情熱を持たない人の選択肢」という印象も
そこで「イメージ」についての話をしてみたいと思いますが、まずトヨタというところだと(そのユーザーについて)マイルドヤンキーという印象が強く、「トヨタに乗ってる」というだけで同様の印象を周囲から持たれる可能性を否定できないと考えています。
ただ、豊田章男氏(現会長)の社長就任以来、トヨタのイメージは大きく変貌を遂げつつあり、「つまらないクルマを作るメーカー」「クルマの興味を持たない人が選ぶメーカー」「オーナー層がマイルドヤンキー」「プリウスミサイル」といったところから、「クルマ好きが選ぶメーカー」「面白いクルマ、話題性のあるクルマを作るメーカー」「発売するとすぐに受注が停止されるほど人気のクルマを作るメーカー」へと変わりつつあり、こういった傾向を考慮するに、もう少し時間が経てば、もっといい方向へとトヨタのイメージが変わってゆくのかもしれません(日本で一番利益をあげている会社、世界でもっとも自動車を売っている会社という報道がなされることも多く、自動車に興味がなくとも、トヨタ=いい会社という印象が日増しに強くなっている)。
参考までに、(ミュージシャンの)マリリン・マンソンはアンチキリスト教で知られますが、「俺はキリスト教の神が憎いんじゃない。キリスト教を盲信している連中が嫌いなだけだ」と答えていて、ぼく自身も「トヨタが嫌いなのではなく、そのイメージや、そのイメージを作っている人が好きではない」と言いかえることも可能ですが、これについてはその改善に微力ながらも(ぼく自身)貢献し、その印象をよりよくできればと考えています。
「いつかはクラウン」とはいうものの
そしてもうひとつの「クラウン」というイメージについて、トヨタは今回の新型クラウンにて「SUV」を投入するなどしてその固定概念を覆そうとしているものの、世間の殆どでは未だ「クラウン=セダン」「クラウン=オッサンくさいクルマ」という認識が持たれているものと思われます。
さらには「いつかはクラウン」というかつてのキャッチコピーが広く浸透してしまっており、「お父さんが頑張って憧れを実現したクルマ」的なイメージも強く、そしてトヨタもずっとこのイメージを覆したかったものと見え、よって過去のクラウンにおいても「ゼロクラウン」「クラウン ビヨンド」といったキャンペーンを通じ、クラウンが世間一般に持たれている印象をリセットしたり、それを書き換えようとしてきたのかもしれません。
ただしこれまでのクラウンでは「クラウンの持つイメージ」を書き換えることがどうしても難しく、よって今回の新型クラウンシリーズを通じての大改革となったのだと思われ、しかしこれが効力を発揮するまでにはしばらく時間がかかるものと思われます。
よって、「何に乗ってるの?」聞かれたとき、「トヨタ」あるいは「クラウン」と答えたとき、人々はぼくに対して「クルマに興味も情熱も持たない人」「無難な選択をする人」というイメージを持つ可能性が非常に高く、それがちょっと嫌だなあ、と考えているわけですね。
こういった懸念を鑑みるに、クラウンスポーツが納車されたとして、ぼくは「何に乗ってるの?」と聞かれたとしても「トヨタ」「クラウン」と返答することはないかもしれません。
ただ、「クラウン」についても、ぼくの努力次第では世間での捉えられ方を変えることができるかもしれず、「今はそう捉えられていたとしても」クラウンのイメージをひっくり返すことができる可能性があり、”いつかは”胸を張って「クラウンに乗っている」と言えるようにしたいと考えています(現状を嘆くより、未来のための努力をしたほうがずっと前向きである)。
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