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トヨタ・セリカが20年ぶりに復活か?米国トヨタ上層部が「新型セリカを開発中」「日本主導にて進められている」「内燃機関搭載の可能性が高い」と認める

トヨタ・セリカが20年ぶりに復活か?米国トヨタ上層部が「新型セリカを開発中」「日本主導にて行われている」「内燃機関搭載の可能性が高い」と認める

| 次世代スープラだけじゃない。セリカも復活の予兆 |

セリカの名を冠する“何か”が水面下で進行中

トヨタは今週、次世代スープラを“(復活まで)それほど待たせない”と明言してファンの期待を高めていますが、今回は米国トヨタの幹部が伝説のライトウェイトスポーツ「セリカ」が復活に向けて開発中であると認めることに。

これは米モータートレンド誌とのインタビューにてトヨタ北米商品戦略担当SVPのクーパー・エリクセン氏が語った内容として報じられています。

「“セリカ”という名前で呼ばれるかもしれない何かが開発中だ。かなり進んだ段階にある。」

ただしその一方、「まだ上層部から確実にゴーサインが出たとは聞いていない」とも語っており、つまり最終決定に至っていない、ということにも留意が必要です。

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EVではない?軽量なICEまたはハイブリッドの可能性

クーパー・エリクセン氏によると、この次期セリカ(仮)は完全なEVではなく、ガソリンエンジンを搭載する可能性が高いとのことで、実際のところトヨタは「まだピュアエレクトリックスポーツを発売できるほど電動化技術が進化していない」とも述べており、よってセリカの登場が「遠い未来でない限り」内燃機関を搭載するのかもしれません。

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「超軽量で、先進的なシステムを備えつつも、従来型の内燃機関(ICE)を採用する可能性も排除していない。」

トヨタ
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よって、新型セリカは「商業的な理由によって名前だけを復活させる」形式的なモデルではなく、純粋なドライビングプレジャーを重視したスポーツカーとなる可能性が高いと考えられ、現在考えられるパワートレインの選択肢としては以下の通り。

  • 伝統的なNAまたはターボ付きガソリンエンジン
  • 軽量ハイブリッドシステム(ホンダ・プレリュードのような)
  • BEVではない(しかし一部地域の規制を考慮し)EVと併売の可能性もアリ
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米国市場への投入は不透明、新型セリカの開発は日本主体で進行中

今回明らかになったのは、このプロジェクトが日本側主導で進められているという点で、クーパー・エリクセン氏をはじめとする米国チームはまだ詳細を知らされていない段階だそうですが、日本製酸となる可能性が高く、もしかするとまずは日本市場にて先行発売、そしてその後にグローバル展開を行うという可能性も(そのほうが世界の熱狂をあおりやすい)。

そしてこのセリカは新型ホンダ・プレリュードのライバルとなる可能性が高く、となると以下のようなスペックを備えるのかもしれません。

  • 出力:200馬力前後
  • トルク:230Nm以上
  • 車重:1,200〜1,300kg程度(軽量志向)
  • 駆動方式:FFが有力、4WDの可能性も?

デザインは未確定、しかし「AIレンダリングは正しくない」と明言

新型セリカ待望論は現在非常に加熱した状態になり、よってネット上にはすでに“新型セリカ”のAI生成画像が出回っていますが、クーパー・エリクセン氏はそれらを否定しており、そのため次期モデルはまったく新しいデザインコンセプトを採用する可能性が高い、とも見られています。

「既存のレンダリング画像は正確ではない。」

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まとめ:セリカは“ただの噂”から“現実味ある開発段階”へ

トヨタのセリカ復活は、いまや単なるウワサではなく、実際に開発が進んでいることが幹部の口から語られたことで、ファンの期待も今まで以上に高くなることは間違いなく、しかし、以下のような点には注意が必要。

  • 車名が「セリカ」である保証はまだない
  • 市販決定はまだなされていない
  • デザイン・パワートレイン・駆動方式も流動的

とはいえ、ライトウェイト×I内燃機関搭載×日本開発という構成は「これまでのセリカ」にも通じるものがあり、続報を待ちたいところでもありますね。

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