| ピニンファリーナは大忙し |
フェラーリ等のデザインで有名な、しかし現在はインドのマヒンドラ傘下にあるピニンファリーナがジュネーブ・モーターショーにて新型車「HK GT」を公開。
これは香港ベースの「ハイブリッド・キネティック・グループ(Hybrid Kinetic Group)」とのコラボレーションによるもので、マクロタービンによる発電を行い、その電力で走るEV。
加速はフェラーリ488ピスタよりも速い
モーターは4つ、2速トランスミッションを備え、マイクロタービンもしくはフューエル・セルによるレンジエクステンダー(発電機)が選択でき、出力は合計で1087馬力。
0-100キロ加速はなんと2.7秒で、これはフェラーリの最新モデル「488ピスタ」やマクラーレン720S、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテよりも速い数字ですね。
全長は4980ミリ、全幅2000ミリ、全高1365ミリ、ホイールベースは2975ミリ。
一回の充電当たり走行可能距離は160キロですが、レンジエクステンダーを使用すればこれを1000キロまで伸ばせる、とのこと。
ドアには大きなガルウイングを備えており、インパクトは抜群。
なお、フロントグリルや全体的な雰囲気は「AMG GT」っぽくもありますね。
リアもなんとなくメルセデスAMG GT風。
さすがはピニンファリーナだけあってデザインレベルは非常に高く、そこが経験の浅いメーカーの不足を補って余りあるという印象。
なお、最近は中国や東南アジアにて進行自動車メーカーが多く出現していますが、そういったメーカーがピニンファリーナやジウジアーロに車体デザインを依頼するケースが多く、これは「以前(新興メーカーが出てこなかった頃)には見られなかった傾向」。
そういった意味では自動車業界も大きく変わりつつあり、デザインハウスの役割が再評価されている、とも言えそうです。
操作の多くはタッチパネルで行うようで、スイッチ類がほぼ見られないコクピット。
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