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メルセデス・ベンツ筆頭株主の吉利汽車が中国でホンダeっぽい「パンダ・ミニEV」発表!今中国で最もホットなセグメントでもあり大きな盛り上がりを見せる

2022/12/19

メルセデス・ベンツ筆頭株主の吉利汽車が中国でホンダeっぽい「パンダ・ミニEV」発表!今中国で最もホットなセグメントでもあり大きな盛り上がりを見せる

| 中国では「中国特有の」激戦区が新たに誕生 |

中国の女性EVユーザーは「過度な女性らしさの演出」に抵抗がないようだ

さて、中国では「マイクロEV」に分類され、様々な規制の対象外となることから破壊的に安い「宏光ミニEV」が大ヒットし、現地では”テスラよりも売れている”として大きな話題となっていますが、二匹目、三匹目のドジョウを狙って多数のメーカーがこの市場に参入しており、今回はメルセデス・ベンツの最大株主である吉利汽車(Geely)が同クラスのEV、「パンダ・ミニ(熊猫MINI)」を発売することに。

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このクラスのEVのルックスはどんどんキュートに

なお、中国においてクルマは「デザイン」において選ばれる傾向が強く、そしてこのクラスのクルマは主に女性をターゲットとしているためか、そのルックスがどんどんキュートになる傾向があり、そしてもっとも新しい参入車であるこのパンダ・ミニはさらにその傾向が強くなっています。

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このパンダ・ミニはその名のとおりパンダをモチーフにしたことが特徴ですが、発表がなされた杭州市のショッピングセンターではピンクの風船、パンダのフィギュア、そしてピンクと水色に塗られた2台のパンダミニが展示されたといい、まさにピンク一色。

ちなみに中国では「女性は女性らしく」「男性は男性らしく」という傾向が強く、女性は女性であることに誇りを持ち、かつそれを活用しているようにも見られるので、こういった「男性が考えた女性っぽさ」にもあまり抵抗がないもよう(日本だと、こういったあからさまな仕様や演出は敬遠されるように思う。そして男性が考えた”女性向け商品”が嫌われることも多い)。

参考までに、「生理中の女性に配慮」した機能を全面に押し出した”女性専用車”もあって、このあたりは日本とは大きく異るところでもありますね。

中国ORAの発売する「ビートルのコピー」、バレエキャットは女性にあわせたシートサイズや操作系を持ち、さらには「生理中の体調に配慮するモード」までもが内蔵されている!
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なんとなく既視感がないでもないが

そしてこのパンダ・ミニを見てみると、フロントはホンダeに似ているようにも思われ、そしてホンダeは他のメーカーにもパクられており、デザイン的には非常に人気があるもよう(中国でホンダeが販売されているかどうかはわからない)。

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ホンダeの中国製コピー
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親しみやすい丸みを帯びた外観、丸形LEDヘッドライト、耳のようにも見えるミラー、ホイールのデザイン、フロントおよびリアバンパーの黒いプラスチックトリムなど、随所にパンダを連想させるデザインが盛り込まれ、フロントグリル上にある「Geome」の文字は、おそらくGeelyのサブブランドだと思われます。

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小さいながらも4人の乗車が可能であり、ルーフにはグラスが採用され(これはライバルにはない特徴だと思われる)、ピンクに塗られたダッシュボードには、オフセンター型大型インフォテイメントタッチスクリーン、デジタルメータークラスター、そしてエアコン吹き出し口の下には空調コントロール専用エリア。

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中国工業情報化部に登録された情報によると、パンダ・ミニの全長は3,065ミリ、全幅1,522ミリ、全高1,600ミリで、ホイールベースは2,015ミリというサイジングで、パワーユニットはフロントに搭載された41馬力のエレクトリックモーター1基のみであり、中国ハイテック製のリン酸鉄リチウムバッテリーを搭載し、満充電あたりの航続距離は約150kmとされ、EVとしての走行性能はライバルと変わらないようですね。

このパンダ・ミニの発売は2023年中だとされ、価格はまだ発表されていないものの、ライバルよりもちょっと高めの4万元(約80万円)から5万元(約100万円)に設定されるのでは、と報じられています。

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