シャオミのEV第二弾、「YU7」の情報が公開。一見すると「SU7顔のフェラーリ・プロサングエ」、しかしなかなかのカッコよさ

Image：MIIT

｜　おそらくは高レベルの自動運転技術を備え、高い先進性を誇ることとなるであろう　｜

SU7の人気、そしてシャオミの優れた認知度をもってすれば「確実なヒット」となるであろう

さて、シャオミがそのEV第二弾としてSUVの開発を行っていることは周知の事実でありますが、今回中国の工業情報化部 （MIIT）へと申請した情報によってその名（YU7）と姿が明らかに。

ぱっと見た印象としては「SU7の顔とテールランプを持ったフェラーリ・プロサングエ」といったものですが、正直「けっこうカッコいい」とも感じていて、かなり売れるんじゃないかと考えています。

シャオミ YU7はこんなクルマ

中国では市販前に工業情報化部 (MIIT)へと該当車両の各種情報を届ける必要があり、この段階で情報が公開されるため、正式発表前にその概要が知られてしまうことが多々あって、今回もそういった例に漏れないわけですが（しかしシャオミはMIITが情報を公開した数秒後に公式フォトを発表している。MIITよりも先に発表はできないようだ）、今回判明したのは北京の宜荘にある同社の工場で製造されること、全長4,999mm、全幅1,996mm、全高1,600mm、ホイールベースは3,000mm、車両重量は2,405kgということ。

さらにフロントには220kW、リアに288kWのデュアル電気モーターが搭載されていること、合計出力は508kW（681馬力）に達すること、最高速度は253km/hであること、バッテリーはCATL製のリチウムNMCバッテリーに蓄えられることなどが記されています。

Image：MIIT

シャオミのEV販売は非常に好調である

シャオミは3月28日に初のEV、SU7を発売していますが、このEVセダンの価格は215,900元（約450万円くらい）からに設定され、11月中旬には納車台数が10万台を超え、シャオミは年末までにSU7を13万台納車するという目標を持っています（当初の目標である10万台から引き上げられたものである）。

そして今回のYU7は2025年6月か7月に発売され納車が開始されると発表していますが、これは意外にも遅く、というのもMIIT内での認証申請は通常、市場に出る前の最後のステップだとみなされているからで、さらにはSU7の「発表から発売まで」が3ヶ月という短期間でなされたから。

おそらく発売前には事前予約が開始されるものと思われますが、その際に発表されるであろう価格はおよそ25万元くらいになるであろうと推測されています（テスラ・モデルYの価格は249,900元である）。

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参照：MIIT