
Image:Xiaomi(Weibo)
| ほんの1年前までは誰一人としてシャオミのここまでの躍進を確信するものはいなかったであろう |
そしてここからの成長も「想像を絶する」ものとなるかもしれない
さて、シャオミが「通算20万台目のSU7を納車した」と発表。
シャオミは少し前に「発売から229日で10万台目を納車した」というアナウンスを行っていますが、そこからの10万台はわずか119日で達成しており、その生産ペースが上がっていること、人気が衰えていないこともわかります。※よって、この20万台めは発売から348日、つまり1年未満で達成している
単一車種でここまでの台数を販売する例は非常に少ない
なお、テスラはそのラインアップが少ない(合計で5モデル、国や地域によっては4モデル)ことで知られ、それでも非常に大きな売上規模を誇り、とくにモデルYはあらゆるパワートレインを含めても「世界で最も売れたクルマ」となっていますが、現在シャオミが販売するのは3月28日に発売された「SU7」一車種のみ。
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もちろん、まだまだモデルYはもちろんテスラの販売台数には及ばないものの、ここまでテスラに近づいた中国車は「はじめて」かもしれません。
発売当初は「3つ」のバリエーション展開がなされ、そこからSU7 ウルトラが加わることで4つにまで拡大されており、とくにこのSU7 ウルトラの人気は非常に高く、納車までにはおおよそ1~2年待たねばならないと報じられています。
なお、こういった「納車待ち」が発生している理由としては、「生産を限定している」のではなく、「工場の規模によって生産が”限定される”からで、シャオミは北京に72万平方メートルの工場を持つものの、ここで生産できるのは「年間15万台まで」。
この工場は2022年4月に着工し、2023年6月に完成していますが、これはあくまで第1フェーズにしか過ぎず、現在は「第2フェーズ」の工場拡張が行われている段階だと説明されており(2024年9月に着工している)、ここではシャオミの「2番目の」ラインアップとなるYU7の生産が行われる予定です。
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