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シャオミが「正規輸入開始前なのに」欧州EV市場を制圧。オンライン販売にて中国から欧州の顧客へと直接配送、「並行輸入車」として圧倒的1位を獲得

シャオミが「正規輸入開始前なのに」欧州EV市場を制圧。オンライン販売にて中国から直接欧州の顧客へと配送、「並行輸入車」で1位を獲得

Image:Xiaomi

| さらに購入者の10%が「SU7 Ultra」を選択し、スペック重視にて選ばれる傾向が鮮明に |

忙しい人のための「1分まとめ」

  • シャオミの独走: 公式販売網がない中で、ドイツやスペインを含む欧州主要16カ国で「直接購入(直接輸入、あるいは並行輸入)ブランド1位」を達成
  • 高性能モデルが人気: 本国中国ではシェア2.5%の「SU7 Ultra」が、欧州では販売の10%を占めるという異例のハイエンド需要
  • 新たな配送モデル: 中国で注文し、自宅まで登録済み車両を届ける「EUドア・ツー・ドア配送」が、販売台数を前年比224%増へと押し上げた

公式進出は2027年。それなのに「今」売れている理由

現在、シャオミはヨーロッパに公式な販売拠点を持っていませんが(正式進出は2027年の予定)しかし、China EV Marketplace(CEVM)のデータによると、2025年にシャオミはヨーロッパの輸入プラットフォームにおいて最も売れたブランドとなったことが明らかに。

この背景にあるのはCEVMが導入した「EUドア・ツー・ドア配送」という画期的なサービスで、顧客がオンラインで注文すれば輸送から通関、現地の車両登録書類(IVAホモロゲーション)の作成までを代行してくれ、消費者は正規ディーラーがなくても「スマホを買うように」中国から直接EVを購入できるようになったのだそう。

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Image:Xiaomi

世界を席巻する中国EVブランドの勢力図(2025年実績)

CEVMによると、地域によって求められる中国ブランドに明確な差が出ており、欧州は「パフォーマンス」、中東は「ラグジュアリー」、南米では「足車としてのコストパフォーマンス」を重視しているようにも思われます。

地域首位ブランド特徴・背景
ヨーロッパシャオミ (Xiaomi)SU7が大ヒット。特に出力1500馬力超の「Ultra」に注文が集中。
中東マエストロ (Maextro)ファーウェイの超高級ブランド。マイバッハ競合の「S800」がサウジアラビア等で人気。
南米奇瑞 (Chery / iCar)ブラジルを中心に、都市型コミューターとしての信頼性とコスパで圧倒。
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中国では最高級、「ロールスロイスのライバル」とされるマエストロ(MAEXTRO)S800を見てきた。正直、その高い品質と競争力には驚かされる
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関税の壁と「EREV(レンジエクステンダー)」の落とし穴

好調な中国製EVではあるものの、欧州連合(EU)による最大35%の相殺関税が大きな障壁となっていて、ここで注目すべきは車両タイプによる関税の相違。

つまるところ、現在は「PHEVには追加関税がかからず」、よって中国の自動車メーカーはこぞって(チャイナスピードを持って)PHEVを急遽開発して欧州市場を攻略しているというのが現状です。

中国車
EUの「対中国関税」が特大ブーメランに。かえって中国車の欧州進出を助けてしまった「ハイブリッド車の抜け穴」という失敗

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しかしそれでも(BEVである)シャオミSU7に人気が集中するというのは驚くべき事実であり、つまるところシャオミのEVは「高くても欲しい」と欧州の人々に思わせる魅力を持っているということですね。

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Image:Xiaomi

  • BEV(純電気自動車): 最大35%の追加関税
  • PHEV(プラグインハイブリッド): 追加関税の対象外
  • EREV(レンジエクステンダー):最大35%の追加関税対象
    • 豆知識: EREVはエンジンを「発電専用」に使い、タイヤは常にモーターで駆動。EUはこれを「シリアルハイブリッド(=実質EV)」とみなし、厳しい関税を課している

知っておきたい新知識:なぜ欧州人は「シャオミ Ultra」に熱狂するのか?

中国国内では、シャオミ購入者のうち高性能版「Ultra」を選ぶのはわずか2.5%。

しかし、ヨーロッパではその4倍にあたる10%がUltraを選択しています。

これは、欧州のクルマ好きがシャオミを「安価な移動手段」としてではなく、「ポルシェに匹敵するハイテクスポーツカー」として評価している証拠でもあり、ニュルブルクリンクでの最速記録挑戦などがブランドのプレミアム性を高めているのだと考えられますが、もしシャオミのクルマが「正式に」欧州へと進出したならば、ポルシェは欧州市場においても「中国市場の二の舞い」となってしまう可能性も考えられます。

昨年、シャオミは中国のみで10万台のSU7を販売し、一方ポルシェは全世界でタイカンを21,000台販売したのみ。もはや消費者は「ポルシェを高く、時代遅れ」だと評価?
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結論:2026年は「アフターサービス」の確立が鍵

CEVMのクープ・ゲルシュルCOOは、「2026年は第1四半期にアフターサービスネットワークを開設し、欧州でのプレゼンスをさらに強化する」とコメント(シャオミが正規販売を開始する前に、売れるだけ売りたいのだと思われる)。

並行輸入の最大の弱点であった「壊れたらどうするのか?」という不安が解消されれば、2027年のシャオミ公式進出を待たずして、欧州の道路は「Mi」ロゴのEVで溢れかえるかもしれません。

EUの関税政策が「最低価格設定」に置き換わる可能性もあり、2026年は中国EVにとってさらなる飛躍の年になることは間違いなさそうですね。

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中国車
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参照:CarNewsChina

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