購入前には不安に感じていたBMW i3の走行距離ですが、ぼくの使用環境ではおおよそ問題ない様子。
先日用事があり、大阪から和歌山まで往復したのですが(往復で200キロくらい、ほぼ95%くらいを高速道路走行)、帰宅した時点で表示上の航続可能距離は107キロ。
とくにゆっくり走ったわけでもなく普通に走り(制限速度上限)、往路は晴天だったのでエアコン稼働(復路はエアコンOFF)という条件です。
なお、最初から長距離になることはわかっていたので、バッテリー残量が75%になった時点でレンジエクステンダーを作動させていたのですが、それも貢献していると思います。※レンジエクステンダーはバッテリー残量75%以上では作動できない
高速道路走行だと、時速70キロを超えるとバッテリーの消費が激しくなり、90キロ以上だとかなり減るように思います。
なお、走行モードは3種類あるのですが、通常では最高速度が時速150キロ、ECO PROモードでは110キロに制限。
通常モードからECO PROに入れると、低排気量のガソリン車でエアコンを入れた時のように、ハッキリとパワーダウンが感じられます。
今回は上述のように特に気をつけてエコ走行したわけではなく、実用性を見たかったので、あえて通常モードでガソリン車のように走らせていますが、なかなかの性能だと感じます。
ただ、往路、復路ともにヒーターを使用するような状況ではもっとバッテリーの消費が激しいと思われ(ヒーターはクーラーの二倍の電力を消費する)、ヒーターを入れた状態では往復で220-250キロ程度が限界かもしれません。
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ぼくのBMW i3はおそらく4/11くらいの納車なのですが、それまでの間(981ボクスターを売ってしまい日常の足がないので)ディーラーさんのご厚意で別のi3(デモカー)を借りています。
そして、まだ自宅に充電設備がついていないため、充電するとなるとどこか外で行わねばならないのですね。
調べてみると、低速充電器はけっこう近辺にあるのですが、これは充電に7−8時間かかるのでまず利用するのは現実的ではありません。
よって高速充電器を探すのですが、これが意外と無いのですね。
いくつか目星をつけて設備のあるところへ向かい、最初の充電を行おうとしましたが、これがけっこうハードル高し。
事前に調べてみると、NCSカードもしくはクレジットカード用、またはその他ローカルカード用などいろいろあり、しかしネットで詳しい内容を知るのは難しく(とくに4月から充電の料金体系やシステムが変わるので)、「行ってみるしかない」状況。
早速最寄りの充電ステーションへ行きますが、ここはNCS/クレジットカード専用。
NCSカードがあればかざすだけでオーケーなのですが、クレジットカードを利用するには「パスワード」の取得が必要です。
取得するにはネットに繋ぐか、電話をかけてパスワードを取得するのですが、これがけっこう面倒。
やっとのことでパスワードを取得して充電を行いますが、急速充電といえど、BMW i3のバッテリー容量では30分の充電で(充電器の制限によって30分以上の充電はできない)約65%の残量から85%くらいまでがやっとの状態です。
ほぼ電欠になってから充電に行っても満充電するには4時間ほど(急速充電で!)かかる計算であり、やはり自宅に充電設備が無いとEVを日常使いするのは難しそうですね。
ぼくは30分もあれば満充電可能になると考えていたのですが、急速充電の電圧(ボルト)は約400V、普通充電が200Vなので、アンペア数(電流)が同じであれば普通充電の半分にしかならないため、アンペアの大きな充電器でないとあまり充電時間が短縮できない、ということになります。
自宅に充電設備があれば問題はないですが、急速充電器でも短時間では満充電できないため、今のところはバッテリーがある程度減った時点でレンジエクステンダーを作動させて(i3はバッテリー残量が75%以下にならないと使用できない)充電を積極的に行っておき、それでも足りない部分を外部から急速充電器で補い、かつレンジエクステンダー用にガソリンを補充してゆく、という走り方をするより他ありません。
まだまだEVの利用環境についてはわからないところが多く、追って何かあればアップしようと思いますが、やはりi3は非常に良くできており感心することしきり。
まだ数十キロしか走っていませんが、周りでうるさいガソリン車が走っているのをみると「君たちまだガソリン車乗ってるの?」と思うくらい革新的ですね。
とくにi3には問題はありませんが、DOCKケーブルを使用するipodは接続が容易に切れるようですね。
ライトニングケーブル使用のipodで試してみようと考えていますが、これはなんとか対策を考えないと、ぼくにとっては死活問題です。