今日のトヨタ・クラウンスポーツ。「スピードメーターや各種センサーの誤差が非常に小さく」これらは輸入車とは大きな差がある部分だと感心させられる

｜　ここまでスピードメーターやパーキングセンサーの「誤差」が小さなクルマには乗ったことがない　｜

おかげで誤差を「自己補正」しながら乗る必要はなさそうだ

さて、トヨタ・クラウンスポーツの納車からほぼ1ヶ月が過ぎた状態で、現在1,600kmほどを走行しています。

そこで今回お伝えしたいのが「クラウンスポーツは、トヨタ車というか、日本車らしい几帳面さを持っている」ということで、その端的な例が「メーター表示誤差の小ささ」だとも考えています。

ちなみにですが、自動車のメーターは一般に「誤差」が許容されており、細かいことを言うと「10（スピードメーターの表示速度－6）/11≦実際の速度≦（100/90）スピードメーターの表示速度」といった定義がなされ、この範囲に収まるべし、ということが法律によって定められています。

クラウンスポーツのメーター誤差はおそらく2-3％程度であろう

上の式に当てはめて計算すると、メーター誤差はだいたい10％前後くらいが許容されていますが、ほとんどの自動車メーカーでは「実際の速度よりも高い速度がメーターに表示される」仕様を持っているように思います。

その理由は定かではないものの、「実際の速度よりも低いと」スピード違反に繋がる可能性を助長してしまうからではないかと考えていますが、たとえば実際の速度が40km/hだとして、スピードメーターは45km/hを示すといった感じです。

そこで、今までぼくが乗ってきたクルマ（そのほとんどは欧州車である）のスピードメーターにつき、おおよそ8-9％くらい高い速度を示すことが多いようで、そしてなぜ「実際の速度を知ることができるのか」については「レーダー探知機に表示されるGPSデータを参照しているから（GPSをもとに算出する速度は理論上誤差がないはずである）。

たとえば、レーダー探知機が示す速度が80km/hである場合、クルマのメーターは86-87Km/hくらいを示していることが大半で、よってぼくは「クルマのメーターの誤差というものはだいたいそんな感じ」だと認識していたわけですね。

ただ、今回クラウンスポーツを購入し実際に乗ってみると（20年ぶりの国産車である）そのメーターの誤差が非常に小さいことに驚かされ、レーダー探知機が示す速度が80km/hであった場合、クラウンスポーツのメーター表示はだいたい81-82Km/hくらい。

つまり2％ほどしか誤差がなく、とんでもなくクラウンスポーツのメーターは「正確」だと考えて良いかと思います。

このほか、クラウンスポーツに備わるパーキングセンサーの正確さにも驚かされ（欧州車のそれはけっこうアバウトである）、たとえばモニターに表示される画面上の距離とセンサーが検出する距離（この距離は色によって視覚的に表される。障害物の検知も正確である）との誤差が非常に少なく、けっこうこのセンサーは信頼に足ると考えていいのかもしれません（一般に欧州車のセンサーには万全の信頼を置くことができない）。

こういった様々な部分の「正確さ」を見せてくれるのがクラウンスポーツであり、今までに乗ってきたクルマでは「実際にクルマから提供される情報に対し、自分で補正をかけて乗っていた」ものの、クラウンスポーツでは（この正確さゆえ）その必要がなく、この点に関しては車両を信じて運転しても良さそうです。

一方で「燃費」に関してはカタログ値（21.3km/L）と実測値との間に隔たりがあり、今のところ実測だとリッター18.6km/h程度にとどまっていて、その反面、これまでに乗ってきた輸入車では「ほぼカタログ値通りの燃費もしくは（実測値が）カタログ値よりも上」の場合がほとんどで、これは欧州市場が”異常に燃費に厳しい”ことに起因する事象なのかもしれません。※実際のところ、昔から”日本車は燃費に甘い”という印象をぼくは持っている

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