| やはりエレクトリックハイパーカーのパワーはハンパではない |
サーキット走行専用車にとってグッドウッドの路面はややラフすぎたのかも
さて、今年もグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードが開催され、目玉イベントであるヒルクライムにて最初の犠牲者が発生することに。
この犠牲者はロータス・エヴァイヤをベースとしたワンオフモデル「エヴァイヤX」ですが、このエヴァイヤXは今年の4月にニュルブルクリンク北コースを6分24秒で周回し、ポルシェ919ハイブリッドEVO、そしてフォルクスワーゲンID.Rに次ぐ(市販車/レーシングカー含め)、自動車史上3番目に速いクルマとして名を轟かせています。
なんとその事故は「スタート直後」に発生
そこで今回の事故の様子を見てみると、「よく事故が起きる」トリッキーな左コーナー、モールコムコーナーではなく「スタート直後」に発生しているわけですね。
まずロータス・エヴァイヤXはスタートラインを超えたのちに急加速し、勢いよくタイヤスモークを上げますが、このスモークの向こうでいきなりクラッシュ。
スタート自体はややスローで、そこから急加速したことで「2,000馬力」をコントロールできなくなったものと思われ、これだけの馬力があれば、ちょっとしたギャップを踏むだけでも簡単に姿勢を崩してしまうのだと思われます。
こちらはスタートラインを反対側から見たところ。
スタート直後に姿勢を崩して右に大きく曲がり、そのまま干し草に突っ込んでいて、しかしこの干し草は見た目よりもずっと硬いと見え、エヴァイヤのフロントセクションが完全に潰れています(幸いにもドライバーは無傷であり、観客にもけが人は出ていない)。
干し草に突っ込んだ後はこんな感じで180度回転し・・・。
その後は事故処理のため騒然とした雰囲気に。
ロータス・エヴァイヤXがスタート直後、あっけなくクラッシュしてしまう様子はこちら
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参照:Little T(Youtube)