グレードはNX300"F SPORT"/AWD、支払総額は6,438,848円
先日試乗したレクサスNX300の見積もりを取得してみた
レクサスNXには2リッターガソリンターボの「NX300」とハイブリッドの「NX300h」の二種類があり、それぞれに価格訴求グレード(無印)、標準グレード(I package)、スポーティーグレード(F SPORT)、ラグジュアリーグレード(version L)が存在しています。
さらには各グレードに「2WD(FF)」と「AWD(4W)」が設定されているので、2種類×4グレード×2つの駆動方式、というラインアップ。
なぜ”F SPORT”?
レクサスにおいては「ラグジュアリー」と「スポーツ」が同列に扱われており(欧州の自動車メーカーだとスポーツグレードがトップレンジになることが多い。同時に豪華さも兼ね備えることになりますが)、それはversion LとF SPORTの価格設定が「同じ」ところからもわかります。
※走行性能によってグレードを分けるのではなく「ライフスタイル」で分けている。このあたりはレンジローバー・イヴォーク/ヴェラールと似ている
つまりは嗜好にあわせてグレードを選択でき、それらに優劣はない、ということに。
実際のところ「ラグジュアリー派」「スポーツ派」バランスよく分かれているようで、レクサスの「幅広いターゲットを狙う」戦略は功を奏したと言えそうですね。
今回ぼくがF SPORTSを選択した理由として、「F SPORTの外観がアグレッシブだから」ということ、そして「ボディカラーにオレンジを選択したかったこと」が大きなもの。
F SPORTは「パフォーマンスダンパー」のほか、外観ではメッシュ状のグリル(バージョンLだと水平デザイン)と専用の出っ張ったフロントバンパーモールが装着され、グリルのカラーは「漆黒メッキ」に。
ほかドアミラーもブラックとなったり、ホイールも「ダークプレミアムメタリック塗装」となるなど全体的に「暗め」の雰囲気が演出され、これがぼくの好みにマッチしているわけですね。
最近購入したアウディTTは「イエローとブラックとアルミ調(マット)」という外観へカスタムしていますが、これはぼくが古くから好んで用いる手法で、「明るいボディカラーとブラック」が単に好き、ということになります。
よって今回「オレンジと組み合わせるには」ブラックもしくはダーク調パーツが採用される「F SPORT」がベター、と考えたわけですね(そのほか、ぼくはメッキパーツが好きではないということもある)。
ただ、F SPORTはぼくが必須と考える「三眼フルLEDヘッドランプ」が標準装備ではないというデメリットはありますが(オプションで124,200円)、反面アルミ製スポーツペダルなど「バージョンLにはない」装備もあり、バージョンLを自分好みに仕上げるよりも、F SPORTに三眼フルLEDヘッドライトをプラスしたほうが結果的に安上がりだろう、とも考えています。
駆動方式について、2WDと4WDとの価格差は26万円。
ただし2WDの場合はスタッドレスを購入して入れ替える手間があると考えると(4WDではそれが不要という前提で)、この26万は十分に許容範囲。
加えて、中古相場を見る限り売却時にも4WDのほうが高額だと思われ、駆動方式は4WD一択で行きたいと思います。
レクサスNX300の見積書の内容を見てみよう
車両本体価格:5,320,000
自動車税:3,200
自動車取得税:111,400
自動車重量税:22,500
自賠責保険料:36,780
OSS申請代行費用:26,568
資金管理料:290
希望ナンバー代行費用:5,940
検査登録法定費用:8,600
車庫証明法定費用:2,700
リサイクル預託金:12,370(ここからオプション)
三眼フルLEDヘッドランプ:124,200
パーキングサポートブレーキ:28,080
ブラインドスポットモニター:64,800
パノラミックビューモニター:54,000
マークレビンソンプレミアムサラウンドシステム:254,880
アクセサリーコンセント:8,640
F SPORT本皮シート:93,960
ETC登録:2,700
フロアマット:91,800
IRカットフィルム:49,680
スカッフイルミネーション:56,160
カップホルダーイルミ:37,800
ナンバーフレーム:21,600
見積もりの内容を再検討してみる
カタログを見ていると無数にオプションがあり、試乗車には相当な便利機能が装着されているので、それらの説明を受けたり、試乗にて「これはあったら便利」と思えるものを装着した結果、メーカーオプションは628,560円、ディーラーオプションは259,740円、足すと「888,300円」。
冷静に考えると、支払総額6,438,848円の13.7%に達しているので「行き過ぎ」感が否めず、ここから幾つか削減の必要はありそう。
ただ、安全に関する装備は外すことが難しく、かつそれらの価格が大半を占めているので「大きく」オプション価格を下げるのは難しそうです(もしそれらを装着せず、一回でも擦ったり当てたりすると、そのぶんのオプション価格くらいの修理費用が必要に。そう考えると安全系オプションは”保険”と考えて選ぶしか無いか)。
なおレクサスNXは現在大変な人気で、いま注文して納車は7ヶ月待ち。
マイナーチェンジ前も同じように人気が高く、そのために(レクサスの価格維持政策もあり)中古価格は高値推移という状況。
その意味でレクサスNXは「買って間違いない」車だと言え、他の車よりも値下がりが小さいであろうことを考えると、「そのぶん乗っているときの満足感を得るために」オプションに費用を割いてもいいのでは、と考えたりもします。