BMWのチューンで有名なACシュニッツァーがi8をカスタムし、ニュルブルクリンクにて記録に挑戦。
ただしBMW自身、もしくは他チューナーがi8をニュルブルクリンクにて走らせ記録を達成したという話は聞いたことがなく、よってi8そのものがニュルへと公式に挑戦するのは今回が「初」かもしれませんね。
なお、さすがにACシュニッツァーといえどもi8のパワートレーンに手をつけることはできなかったようで、カーボンによるエアロパーツとオリジナルデザインのホイール、ローダウンサスペンションが与えられているのみ。
カーボンパーツはフロントフード、グリル、ドアミラー、ドアハンドル、サイドスカート、前後エアアウトレット、リアウイング、リアディフューザーで構成され(これらでマイナス8キロ)、ホイールサイズは21インチ、サスペンションはフロント25ミリ、リア20ミリのダウン。
インテリアにおいては、アルミ製ペダルやiDriveセレクターノブ程度の変更にとどまり、やはりチューンというよりは「カスタム」の範囲のようですね。
i8は「プラグインハイブリッド」つまりPHEVで、ミニクーパーの1.5リッター3気筒エンジン(231馬力)を積み、これにハイブリッドシステムを組み合わせることで357馬力を発生。※0-100キロ加速は4.5秒
出力を見ても分かる通り(M3やM4よりも低い数字)、i8はパフォーマンスを追求した車ではなく、そのためニュルブルクリンクのラップタイムは8:19,8と平凡な数字となっています。
なおニュルブルクリンクにおける市販車ラップライムのランキングを見ると、100位で7:55となっており、i8はもちろんトップ100から漏れることに。
i8に近い数字だとレンジローバースポーツSVRが8:14を記録していますね。
ただしBMWはこれに満足しているわけではなく、じきに発売となる「i8ロードスター」に合わせて現行i8クーペもパワートレーンの変更を受けると言われ、バッテリー容量のアップによって出力が372馬力まで高められる(バッテリーのみでの走行距離も増長)、と報じられています。
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