| やはり皆、どこまで下がるかのチキンレースを行っていたようだ |
さて、コロナ禍のピークも過ぎ去ったように見え、そろそろ全国的に自粛が緩和されつつある昨今。
4月末までのロレックスの値動きを見てみると「このあたりがもう底」と思える雰囲気が感じられましたが、やはり5月に入って大きく反発しています。
中にはV字回復を見せるモデル、そしてコロナ前の水準まで戻そうかというモデルもあり、しかしいずれのモデルにも共通するのが強い回復力(ミルガウスを除く)。
ぼくは「ロレックスは通貨と同じ価値を持つ」と常々考えていて、改めてその資産価値の強さが証明された形となり、世界中の証券市場よりも早く「もとの相場に戻す」もしくは「それ以上に相場を築く」ことになりそうです。
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2020年5月のロレックス相場!下落相場は終了、今後は値上がり?ボクが「高プレミアでも人気モデルは買いだ」と考えるワケ
| 不人気モデルは(そのモデルが本当に好きでない限り)買ってはならない | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49779418176/in/alb ...
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今後どうなるロレックスの相場?
なお、気になるのは「今後」ですが、正直どうなるのか不明。
世界中でロレックスが値下がりし、かつ「定価で買えた」という報告もあるものの、まだまだ人気モデルの在庫が逼迫している状況には変わりなく、おそらくコロナ禍にて生産数が一時的に減少したとも思われるので、短期的に見ると「激しく値上がりする」んじゃないかと考えています。
コロナショックで値下がりしたタマを拾った人も多いと思いますが、まだまだこのくらいの上げ幅では「売却益」を得られようはずもなく、よって当面は売り物も大量に出てくるとは考えにいため、新品・中古ともにこれまで以上に受給が逼迫するのかも。
ちなみに今回のコロナショックについて、リーマンショックになぞらえる向きも多いようですが、リーマンショックは「金融システム」が破綻したことに端を発しており、よって先が見えない(経済の根本が崩れた)といった状態が続いたわけですね。
しかし今回の新型コロナについては、金融システムや経済システムが崩壊したわけではなく、単に「生産や消費の場が”一時的に”制限された」にとどまり、だれもがそれを認識しているという差異があります(出口の見えるトンネル)。
つまり、一時的にモノが動かないのは、生産されなかったり、買いに行く機会がないというだけで、消費意欲そのものは(多少の不安はあれど)衰えておらず、むしろ”買い時”を虎視眈々と狙っていた人のほうが多いのかもしれません。
コスモグラフ デイトナ 116500LN
先月までは下がり続け、5月頭にちょっとだけ戻したコスモグラフデイトナ。
直近の相場だと大きく価格を戻していて、まさに「V字回復」となっています。
新品、中古相場ともに上昇傾向にあり、王者の貫禄を見せつけたといったところかもしれません。
4月はじめの平均相場:2,769,516円
5月下旬の平均相場:2,729,999円
5月の中古最安:2,428,000円
ここ1年のピーク相場:3,057,915円(2019/6/10)
ここ一年のボトム相場:2,765,652円(2019/9/16)
定価:1,387,100円
GMTマスターII 126710BLNR(バットマン)
コスモグラフデイトナ同様に4月までは下落が続いていたGMTマスターII(バットマン)。
ただしここ最近は大きく盛り返し、とくに中古最安は15万円以上も上げるなど、強い購買意欲、そして在庫の少なさがわかる動きとなっています。
発売当初に比較すると下がり気味なバットマンですが、まだまだ強い相場を維持しそうですね。
4月はじめの平均相場:1,567,505円
5月下旬の平均相場:1,606,968円
5月の中古最安:1,650,000円
ここ1年のピーク相場:2,680,000円(2019/5/27)
ここ一年のボトム相場:1,567,505円(2020/4/2)
定価:918,000円
サブマリーナデイト 116610LN
こちらも根強い人気を誇るサブマリーナデイト。
やはり上昇に転じており、新品/中古相場ともにこのまま上げてゆくことになりそうです。
4月はじめの平均相場:1,277,432円
5月下旬の平均相場:1,312,300円
5月の中古最安:1,060,000円
ここ1年のピーク相場:1,406,065円(2019/5/27)
ここ一年のボトム相場:1,220,335円(2019/9/16)
定価:943,000円
サブマリーナデイト 116610LV(ハルク)
サブマリーナデイトよりも一層の品薄感が強い「ハルク」。
当然ながらこちらも回復傾向にあり、中古・新品ともに上昇中。
4月はじめの平均相場:1,696,922円
5月下旬の平均相場:1,725,180円
5月の中古最安:1,496,000円
ここ1年のピーク相場:2,015,718円(2019/5/20)
ここ一年のボトム相場:1,660,798円(2019/9/23)
定価:987,000円
サブマリーナ 114060
もともとスポーツロレックスにしては「求めやすい」価格帯であったせいか、戻し始めるとそのスピードが早いのがサブマリーナ”ノンデイト”。
グラフを見ると、コロナ前の水準まで回復していると考えて良さそうですね。
4月はじめの平均相場:1,029,479円
5月下旬の平均相場:1,079,800円
5月の中古最安:938,800円
ここ1年のピーク相場:1,150,441円(2020/2/20)
ここ一年のボトム相場:1,828,406円(2019/9/23)
定価:832,700円
エクスプローラー 214270
こちらもサブマリーナ(ノンデイト)同様、スポーツロレックスの中では比較的値ごろ感のあるエクスプローラー。
驚くべきことに、こちらもコロナ前のレベルにまで戻ってゆきそう。
4月はじめの平均相場:837,441円
5月下旬の平均相場:875,616円
5月の中古最安:728,000円
ここ1年のピーク相場:877,137円(2020/2/10)
ここ一年のボトム相場:798,652円(2019/8/19)
定価:687,500円
エクスプローラー II 216570
上昇トレンドにあるものの、上昇率が低いのがエクスプローラーII。
コロナショックの前からエクスプローラーIIはあまりプレミアがつかず、その理由は全くナゾ。
サブマリーナやGMTマスターIIに比較するとかなり割安感があり、現時点でも中古最安は「定価割れ」です。
4月はじめの平均相場:1,050,377円
5月はじめの平均相場:1,063,753円
5月の中古最安:849,850円
ここ1年のピーク相場:1,106,825円(2020/2/17)
ここ一年のボトム相場:973,210円(2019/9/20)
定価:875,600円
シードゥエラー 126600
こちらもエクスプローラーII同様、上昇に転じているものの「あまり上がっていない」シードゥエラー。
ロレックスのスポーツモデルは「プレミアが付くかどうか」が人気の分かれ道であり、プレミアが付けばそこに「儲かる」ということでどっと買いが集まり、そうでなければあまり人気が出ない、ということに。
まさに陶器商品ということになりますが、ここが「高くとも人気商品を買え」とぼくが考える理由でもあります。
4月はじめの平均相場:1,583,678円
5月下旬平均相場:1,458,337円
5月の中古最安:1,380,000円
ここ1年のピーク相場:1,837,154円(2019/5/27)
ここ一年のボトム相場:1,509,004円(2019/9/16)
定価:1,230,900円
ミルガウス 116400GV
コロナショックでもほとんど下がらなかったというナゾの値動きを見せたミルガウスですが、現在も(一応上がっているが)そんなに上がっていないというやはりナゾの相場。
おそらくは「好きな人しか買わない」たぐいの腕時計であり、流通量も相当に少なく、頻繁に売買されることも無いと思われるため、価格変動が少ないのだと思われます。
4月はじめの平均相場:928,200円
5月下旬の平均相場:947,550円
5月の中古最安:853,882円
ここ1年のピーク相場:1,013,840円(2019/5/13)
ここ一年のボトム相場:919,480円(2019/12/9)
定価:876,700円
VIA:kakaku.com