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先代ロレックス サブマリーナの相場急落!ロレックスの相場が動く理由、そして3つの「売りどき」について

2020/10/23

| 群集心理の裏をかけば「安く買うことができ」「高く売れる」 |

さて、ロレックスは2020年新作を発表し、その中での最大の目玉が「モデルチェンジ版サブマリーナ(12460/126610)」。

ケース径が拡大され、細部がブラッシュアップされた上でムーブメントが新世代へと移行していますが、ロレックスの常として「ディスコンになると値が上がる」というものがあり、その例に漏れず先代サブマリーナの価格はいったん大きく上昇に転じています。

ただ、その後価格が下がってきているという現象も発生しており、ここでその様子を見てみましょう。

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サブマリーナデイト(116610LN)

まずはサブマリーナデイト。

新型サブマリーナが発表された直後から急騰しはじめ、しかしその後はジリジリと下降に転じています。

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サブマリーナ(114060)

そして次はサブマリーナノンデイト。

こちらも同様の動きを見せており、「最安(ピンクのグラフ)」が下がり続けているところから、平均相場もこのあと下がってくる可能性が大きそう。

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サブマリーナデイト(116610LV)

そして次はグリーンサブ。

新型グリーンサブのダイヤルがブラックとなったことで大きく値上がりを記録していますが、やはりその後に下がっていますね。

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「型落ち」になると店頭価格は上がっても買取価格が上がるとは限らない

なお、上で述べたとおり、ディスコンになると値が上がるのがロレックスの常ではありますが、この「値」というのは店頭価格のことを指しており、買取価格ではないので要注意。

どういうことかというと、型落ちとなったロレックスは「店頭価格が上がるのに対し、買取価格がそれほど上がらない、もしくは下がる」ことがあるわけですね。

たとえばサブマリーナデイト(ブラック)の例を見てみましょう。

先々代モデルのサブマリーナデイトは16610で、現在の店頭相場は2,690,000円ほどとなっており、これは驚くべきレベルです。

そして、直近の買取相場を見てみると、16610だと900,000円くらいなんですね。

これに対してつい最近まで現役だった先代サブマリーナデイト、116610LNの店頭相場は1,479,900円。

そして直近の買取価格は1,300,000円を記録しています。

つまり、店頭相場は16610のほうが高いのに、買取相場は116610LNのほうがずっと高いという現実があり、これが「店頭相場と買取相場とが比例しない」ということですね。

なぜこういった事が起こるのか

通常であれば、店頭相場の高いモデルだと、買取相場も高いレベルを期待してしまいますが、ロレックスに限らず、いずれの腕時計ブランドも「一般に」人気があるのは現行モデルであり、型落ちは「マニア」にしか人気がありません。

よって現行モデルは回転が速く、利益が薄くとも「たくさん買い取ってたくさん売れば」儲けが大きくなり、よって店頭相場に近い価格での買取が可能となります。

一方でディスコンとなった型落ちモデルについては、マニアの収集対象となり価格が上がってしまいますが、「主にマニアしか買わない」ので現行モデルのようにポンポン売れず、さらに価格が高くなることもあって「限られた人しか買わない(買えない)」ということに。

そうなると店舗側も在庫リスクが生じるので、そのリスクを差し引いて「安く」買い取るしか無く、これが”型落ちモデルは高く売れない”主な理由だと考えています。※長期在庫であっても、売れれば金額が大きいため、無理して価格を下げ、回転を上げるようなことはしない

じゃあいつが売りどきなのか

そこで気になるのが「じゃあいつ売ればいいのか」。

これについては3つのタイミングがあると考えていて、まずは「発売されてすぐ」。

これはバットマンの相場を見ても分かる通り、「初モノ」には異常な御祝儀相場が形成されます。

よって、幸運にもニューモデルを手にすることができたならば、そこで売って現金化して利益を確定させるのも一つの手段です(そこから値が下がってくるので、そのときにプレミア付きの価格であっても同モデルを買い戻せば損はしない)。

参考までに、こちらは新型グリーンサブ「126610LV」の価格ですが、登場直後からどんどん下がってきているということがわかります。

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そして2つめは「ディスコンになった直後」。

今回だと新型サブマリーナが出た直後ということで、このタイミングだと多くの人が「値上がり期待」にてディスコンとなったモデルを買いに走るため、そこでリリースするのがベター。

ここでうまく売り抜けることができず、「まだ上がるんじゃないか」と考えていると、現在の状況のように価格がズルズル下がってくることになり、どんどん価値が目減りしてしまいます。

そして3つ目は、「もう何十年も持っておく」。

ここまでの時間が経過すれば、保有しているモデルの生存個体数が減ってくるので「正真正銘のレア物」となり、かつ物価の上昇によってロレックスの定価も相当に上昇しているはずなので、それにつられて買取価格も必然的に上昇すると考えています(現代における60-70年代のサブマリーナ、デイトナと同じ状況を想定)。

参照:EVANCEHIKAKAKUGMTRASINANTIEGRANDE, KAKAKU.COM

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