| 文字通り「エアマックス」がナイキの運命を決定づける |
現時点でこのエアマックスDnはエアマックスシリーズの集大成
さて、3月26日は「エアマックスデー」ですが、これは1987年3月26日にエアマックス 1が発売されたことを記念し、2014年から設定されている「記念日」です。
そして2024年のエアマックスデーに発表されたのが新しい「エアマックス Dn」で、ナイキいわく「常識が狂い出す履き心地」。
メンズ、レディース、ジュニアあわせて全10カラーが発売されていますが、メンズであれば5カラーのうちすでに2カラーが(ナイキのオンラインストアにて)売り切れてしまうという人気ぶりとなっています。
ナイキ エアマックス Dnはこんなスニーカー
ナイキはこのエアマックスDnについて「新しいエアの歴史がはじまる」語るなど、その革新性について強調していますが、その核となるのは「デュアルプレッシャーチューブ」。
真横から見ると昔アディダスが採用していた「ヒール部分にクッショニング素材を差し込む」という構造と似ているように思えますが、実際にはこの4つのプレッシャーチューブは(見たところ2個づつ)連動しており、歩くと「体重の移動にあわせてエアも移動する」というロジックを持っています。
ちなみに「デュアル」という名称は「4つのうち、後ろ(ヒール部分)のチューブ内の気圧は15psi、前方では5psiに設定されている」ためで、これによって優れた衝撃吸収性を実現する、とのこと。
Pressurized air moves through the dual-chambered Air unit of the Nike Air Max Dn, giving you a smooth sensation as you take each step. #AirMaxDn pic.twitter.com/g6DFloMun9
— Nike (@Nike) February 1, 2024
参考までに、ナイキ創業者、フィル・ナイトの著書「シュードッグ」によれば、この画期的な「エアー」システムは個人の発明家によるもので、まずはアディダスに売り込んだもののアディダスがこれを却下し、そこでナイキの持ち込んだところ採用となったのだそう。
当時アディダスとナイキといえばダビデとゴリアテほどの差があり、よってその発明家もまずは規模の大きなアデイダスへと持ち込んだものと思われますが、この一件が大きなきっかけとなって両者の立場が逆転してしまったのはなんとも皮肉な話だと思います(文字通り、なにがどうなるのかはわからない)。
メンズだとカラーは「ブラック/ダークスモークグレー/アンスラサイト/ライトクリムゾン」に・・・。
「ピュアプラチナム/ホワイト/ブラック/ハイパーロイヤル」。
「ブラック/クールグレー/ピュアプラチナム/ホワイト」。
「ボルト/ボルトグロー/セコイア/ブラック」。
「ブラック/ブラック/メタリックダークグレー/ブラック」。
ちなみにソールはこう。
上から見るとこんな感じで・・・。
ソールとアッパーとの間には縫い目がなく「圧着」による固定で、シュータンのロゴは新しい「Air MAX Dn」。
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参照:Nike