Image:Bell & Ross
| ベル&ロスにおいて「レッド」は非常に珍しい色使いである |
組み合わせられるカラーはレトロなアイボリー(オフホワイト)
さて、ぼくの愛用する腕時計ブランド、ベル&ロスから「日本限定99本」、BR-03 クロノ Ailes Rouges(902,000円)が発売。
この腕時計はベル&ロスでは非常に珍しい「レッド」をテーマカラーに用いた1本ですが、それ以上に目を引くのがストラップにエンボス加工された日章旗で、これはさすがに各方面からクレームが入るんじゃないかとちょっと心配になったりします(すぐに販売が停止され伝説のレアピースになるかもしれない)。
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ベル&ロス BR-03 クロノ Ailes Rougesはこんな腕時計
そこでこのBR-03 クロノ Ailes Rouges(エールルージュ)を見てみると、ケース素材はステンレススティール、ケース径は42ミリ。
「日本限定」の割にはフランス語っぽい名前を持つことが気になるかもしれませんが、このBR-03 クロノ Ailes Rougesは「日本とフランスとの航空業界とを結びつける」歴史へのオマージュだといい、ここに採用されるレッドは(日の丸ではなく)フランスの飛行家であるアンドレ・ジャビーが1936年に乗った機体、「コードロン シムーン」を視覚的にあらわしたものだと説明されています。
Image:Bell & Ross
そして腕時計のケースバックに刻印されるのがこの「1936年にパリ~東京間の単独飛行に成功した」コードロン シムーン機を模した刻印、さらにはこの偉業を称える「レッドウイング・プロジェクト」のマークにシリアルナンバー。※このレッドウイングプロジェクトは、復元されたコードロン シムーン機にて当時のルートを飛行するという試みである
Image:Bell & Ross
こちらが当時のルートを示した図(なぜか一度佐賀に入る)。
Image:Bell & Ross
ケースやボルトリュウズには美しくポリッシュとサテン仕上げとが使い分けられ、これによるコントラスト、そして高い精度を持つベル&ロスの技術を視覚的に楽しむことができますが、やはりハイライトはそのダイヤル、そしてアイボリー(このカラーも当時のコードロン シムーンに用いられていたようだ)のスモールダイヤルにベゼル外周、そしてインデックス。※クロノグラフ針もアイボリー、時針と分針はポリッシュ仕上げというレトロかつシンプルな仕上げである
3時位置のスモールダイヤルにはコードロン シムーン機のイラスト、そしてロゴが入り、6時位置には当時パリ~東京間の単独飛行を成功させた「1936年」、そして今年実行されるレッドウイング・プロジェクトの年号(2024年)が入ります。
Image:Bell & Ross
なお、画像ではわかりにくいものの、文字盤のレッド部分はグロス(光沢)、アイボリー部分はマット仕上げとなっているそうで、実機はかなり華やかな雰囲気をまとっているものと思われます。
搭載されるムーブメントはBR-CAL.301、パワーリザーブは42時間。
この「日章旗」カーフレザーベルトのほか、交換用としてナイロンストラップも付属する、とのこと。
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