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ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモのデザイナーは日本人だった!「911はデザイン上のメリットでもあり呪縛でもある」

投稿日:2017/11/09 更新日:

★ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモは日本人デザイナーの手によるものだった★

 

OPNERS」に公開された記事によると、ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモのエクステリアデザインを手掛けたのは日本人の山下周一氏、とのこと。
山下周一氏はメルセデス・ベンツやサーブでデザインを担当した後にポルシェへ移籍したとのことですが、ポルシェの特徴として「デザインに対する経営陣の要求が非常に厳しい」ということを挙げています。

ポルシェ911は、デザインにおいて「メリットでもあり呪縛でもある」

今回のパナメーラ・スポーツツーリスモについてもその要求は同様に厳しく、同氏によると最も苦労したのは「リア」とのこと。
荷室空間を確保すること、そしてスポーツカーらしさとを両立することが非常に難しかったとしており、この部分については相当に悩んだ、としています。

興味深いのは、同氏が「ポルシェのDNAはメリットでもあり呪縛でもある」と語っていること。
今回の新型パナメーラ、そしてパナメーラ・スポーツツーリスモ、さらには新型カイエンまでもが「911と共通のデザイン」を採用したリアエンドを持つことになっていますが、これはもちろん「911を意識した」もので、これはポルシェジャパンによる、カイエン発表時のプレスリリースにおいても「SUVにさらなる911らしさ」という表現があるのを見ても分かる通り。

そのポルシェ911自体も「初代911の呪縛から逃れることができない」のも確かで、それだけ初代911はあらゆる意味において完成度が高かった、と言えそうですね。

なお、山下周一氏のこだわったパナメーラ・スポーツツーリスモのリアですが、スポーツカーらしいリアフェンダーを強調するためにキャビン丈夫を「後方にゆくに従い」絞っている、とのこと。
これによって相対的にリアフェンダーが張り出したように見える、としています。
加えてリアウインドウの傾斜を緩やかにすることでクーペ風のスタイルを実現し、「ワゴン」っぽいイメージを取り除いていますが、これによって損なわれる空力性能をカバーするために「リトラクタブル式ルーフスポイラーを採用」した、と語るなど、やはり相当に苦労した様子も。

加えてこれからポルシェも「エレクトリック」へと向かいますが、EVの大きな特徴として「ガソリンエンジン車では必要となる(ラジエター冷却用の)ダクトがEVでは不要になる」のでデザイン的自由度が増すとしており、しかし「ポルシェのDNA(つまり911らしさ)」は失われることはない、とも述べています。

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就任以後連続で最高益を更新しているポルシェ・ジャパンの七五三木社長。実は以前銀行マンだった件

SankeiBizにて、「老舗メーカーに革命起こしたポルシェジャパン社長 銀行マンから転身」という記事が公開に。
現社長が「銀行出身」ということはまったく知らず、なかなかに興味深い内容です。

なお、記事によると現ポルシェ・ジャパン社長の略歴は下記の通り。 七五三木敏幸(しめぎ・としゆき)昭和33年12月13日生まれ。一橋大卒業後、群馬銀行に入行して融資や窓口などを担当。クルマ好きが高じて数社に手紙を送り、平成元年にメルセデス・ベンツ日本に転職して自動車業界でのキャリアをスタートした。マーケティングなどを経験し、クライスラー日本社長を経て26年2月から現職。群馬県出身。

記事によると、「ポルシェ・ジャパンの社長就任から3年で販売台数を40%以上成長させた」とあり、現在も4年連続で過去最高益を更新中。
そのためにはいろいろな手法を採用しているようで、マカンなど新型車のプロモーション方法など「現代にあった」方法へと転換したようですね。

なお前社長はポルシェのコア・バリューを「モータースポーツ」に置いているという記事を以前に見たことがありますが、その頃とはラインアップも客層も変わっており、そのために販売手法、プロモーション手法について積極的にチャレンジを行ったことが奏功したと思われます。

なお、七五三木社長が就任した年はちょうど「マカン」が発売された年。
現在ポルシェの販売における多くはマカンが占め、その成長もマカンによって牽引されていることを考えると「就任した時期がこの上なく良かった」と捉えることも可能。
※2017年上半期ではポルシェの販売(ワールドワイド)に占めるマカンの比率は40%程度で、カイエンを入れると68%に

ただ、ぼくはこれを「棚ぼた」だと言っているわけではなく、「時期をつかむ」のも才能の一つで、ちょうどマカンが発売された年に社長に就任というのは七五三木社長の持つ強運そして才能がなせるワザだったのだと思います(運も実力のうち、というのはこういうこと。自分で動き、最初に”手紙”を送っていなければ今の同氏の活躍はなかったかも)。
加えてこの「流れ」を最大限に活用してポルシェを成長させており、ごく稀にこういった「いいタイミングでいいポジションにつき、最適な行動を取った」人を見ることがあります。

身近な例だとずっとホンダでお世話になっていた営業さんがその一人で、入社した時期にちょうどオデッセイが発売になってブームに乗って売りまくり、そのまま支店長になってしまった人(ほかにも幸運が続き、まさに”シンデレラボーイ”だった)ですが、自動車の営業さんだと「入社した時にいい車が出るかどうか」は非常に重要で(車は営業努力で売れるものではない)、これが「運」でもあり、その運は「実力」と置き換えることもできるのかもしれません。

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