
| 「買ったのに登録できない」オーナー悲鳴の異常事態 |
【この記事の要約】
- 河南省の有力店舗「鄭州中原ポルシェセンター」が2025年12月末に営業停止、契約解除
- 全額支払い済みでも「輸入証明書」が渡されず、ナンバープレートの取得が不可能なオーナーが続出
- 親会社の資金難が原因。銀行に書類を差し押さえられ、納車された車が「公道走行不可」に
- ポルシェ中国は他店舗へのサービス移管を進めるが、未解決の預かり金や書類問題で混乱が続く
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中国のポルシェディーラーが“夜逃げ”?一部地域の販売店が突如閉鎖、顧客からの預り金が未返還と報じられる。デジタル化の波に乗り遅れ「神通力」を失う
| かねてよりポルシェの中国での販売は「苦しい」と報じられていたが | この記事のポイント 異常事態:鄭州や貴陽のポルシェ・センターが突如閉鎖。展示車が消え、顧客の預託金やメンテナンス代が未返還に 利 ...
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現場の混乱:一晩で空になったショールーム
昨年末に「中国のポルシェセンターが夜逃げした」という衝撃的なニュースがネット上を駆け巡っていますが、事態が表面化したのは2025年12月23日。
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2026年のポルシェは「利益99%消滅の2025年」から「聖域なきリストラ」と「超富豪戦略」へ。10年の黄金期を築いた前CEOが去り、マクラーレン出身の新CEOが手腕をふるう
| マクラーレン出身といえど、新CEOはポルシェに在籍していたことも | 【この記事の要約:30秒でわかるポルシェの現在地】 利益激減の衝撃: 2025年第3四半期は赤字。年初9ヶ月の営業利益は前年比 ...
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河南省で最大級の規模を誇った「鄭州中原ポルシェセンター」に訪れた顧客が見たのは、展示車が1台もなくなった空っぽのショールームだったといいます。
ポルシェ中国は2026年1月5日、同店舗との認可契約を2025年12月31日付で正式に終了したことを発表し、店舗の経営に深刻な「異常」があったことを認めまたものの、すでに車を購入した顧客への影響は甚大だと報じられています。
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BMWとポルシェが中国で“完敗”。 「ファーウェイの電気自動車」が高級車試乗で首位に立ち富裕層を独占するという衝撃の事態へ
| たしかにファーウェイの最高級車、「マエストロ S800」は悪くないクルマである | この記事の要約 歴史的逆転: ファーウェイ×JACの「Maextro S800」が、100万元(約2100万円) ...
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深刻な実害:公道を走れない「高級な鉄クズ」
最も深刻なのは、車両代金を全額支払い、すでに車を受け取っているオーナーたち。
- 登録不可: 車両の登録に必要な「貨物輸入証明書」をディーラーから受け取っておらず、正式なナンバープレートが発行できない状態(このあたり、日本の輸入車登録方法とは事情が異なるようだ)
- 仮ナンバーの期限切れ: 仮ナンバーで走行していたものの、その期限が切れ、現在は公道を走らせることができない状態に
- 書類の行方: 関係者の指摘によると、経営悪化したディーラーが銀行からの融資の担保として、これらの重要書類や車両を銀行側に差し押さえられている可能性がある
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【ポルシェ危機】中国EVの「息をのむ革新ペース」に敗北宣言? –中国市場奪還を狙う「Winning Back China」戦略にて巻き返しを図る
| 高級車市場で何が起きているのか – ポルシェが直面する中国EVの脅威 | それでもポルシェは中国市場を諦めない ポルシェは世界最大の自動車市場である中国で「かつてないほどの苦境」に立たされており、 ...
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背景:価格競争と中国勢の台頭による「外資の苦境」
今回の事件は、単なる一店舗の不祥事ではなく、中国市場におけるポルシェ全体の苦境を象徴しています。
- 販売の急落: 2025年、ポルシェの中国での販売台数は前年比26%減と大幅に落ち込む
- 価格戦争の激化: シャオミやBYDといった中国ブランドが、より高性能で安価なEVを投入。ポルシェはブランド価値を維持するために値下げを拒んできましたが、それが販売不振を招くことに
- ディーラーの資金繰り悪化: 今回閉鎖された店舗の親会社「東安控股集団」は、販売不振によるキャッシュフローの悪化を理由に、貴陽市など他地域のポルシェ店舗やフォルクスワーゲン店舗も停止させている
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ポルシェが「中国重視戦略」を強化、「ドイツ以外で初の」統合開発センターを上海に開設。「中国のために中国で開発」戦略を推進
Image:Porsche | ポルシェ、初の海外R&Dセンターを上海に開設 | 「In China, for China」戦略の本格始動 さて、フェラーリは「戦略的な割り当て」のものと中国で ...
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結論:ポルシェ中国の対応と今後のリスク
ポルシェ中国は、全国共通のサービスパッケージなどは近隣の店舗で引き続き利用可能であると説明していますが、しかしディーラーが独自に販売していた保証、そしてすでに支払ってしまった「予約金」の返還については、法的手段を含めた不透明な状況が続いているのが今の状況。
2026年、ポルシェは中国内の販売ネットワークを約80拠点まで縮小する計画も報じられ、今後も同様の閉鎖騒動が他地域で起きるリスクが懸念されているという状況で、ポルシェにとっては波乱の年末、そして年明けを迎えることとなっています。
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昨年、シャオミは中国のみで10万台のSU7を販売し、一方ポルシェは全世界でタイカンを21,000台販売したのみ。もはや消費者は「ポルシェを高く、時代遅れ」だと評価?
Image:Porsche / Xiaomi | かつて欧州車は「富のシンボル」であり憧れの対象であったが | しかし現在では中国車が高い魅力を備えるにいたり、ポルシェはその価格の高さを正当化すること ...
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【ポルシェ苦境】CEOが「中国市場からEV事業の撤退を考えている」と衝撃発言。電気自動車が売れない理由と今後の動向とは?
| 高級車ブランドの楽園だった中国市場に異変 | ポルシェは今後、中国市場に「どう対処するか」で未来が決まる ここ数十年、欧米の高級車ブランドにとって中国は最重要市場であったものの、その“黄金期”にも ...
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ポルシェは中国においてBMWやメルセデス・ベンツよりも大きな販売減少を記録。現地では「ポルシェは他のブランドに置き換え可能」なブランドにすぎない?
| ボクらにとってポルシェは「唯一無二、孤高の」スポーツカーブランドであるが、中国市場では「そうではない」 | 中国市場にポルシェが正式に参入したのは「カイエンの発売」とほぼ同時である さて、中国が「 ...
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参照:CarNewsChina














