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欧州車に目覚めるきっかけ。BMW Z3ロードスター(1999-2002)

2016/12/22

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フェアレディZをいじり壊した後に理解したたのが「車はあまり弄るものではない」ということと「基礎能力が高い車でないといくら手をいれても無駄」ということでした。

そこでぼくが考えたのが、あまり弄らなくても性能が高そうな欧州車。
欧州のスポーツ/スポーティカーは軒並み価格が高く、唯一手が出そうな価格であったのがBMW Z3ロードスターです。
フェイスリフトを受けたばかりの6気筒モデルで排気量は2リッター。
ボディもワイドになり魅力的、ということで購入しました。
後輪駆動でMTというところも良かったですね。

車両価格は380万円ほどで、当然楽な買い物ではなかったのですが、ほぼフルローンで購入。
なお、この時に初めて残価設定ローンを組み、残価設定ローンの味をしめたと言えます。

それまで乗っていた日産フェアレディZは前後マルチリンクサスペンションに対向ピストンのブレーキを持っており、パワーも230馬力(ノーマル)。
対してZ3は古めかしいトレーリングアームに片押しピストンのブレーキで、シルキーシックスといえども160馬力。
スペックを見ると相当に走行性能が落ちるのではと思ったのですが、これが予想外に走る車で、スペックというのはあまり意味が無いと感じた車でもあります。


(モデルカーは1/43サイズ、ミニチャンプス。ボディカラーは同じコスモスブラックですが、モデルカーはZ3前期モデルなのでリアフェンダーやテールランプ形状がぼくの乗っていたZ3とは異なります。ホイールはブロンズに塗装済みですが、もちろん形状も異なります。なお、全体的なモデルカーの出来栄えはイマイチ)

トレーリングアームといえども明らかにZよりもグリップが良く、タイヤに依存しないメカニカルグリップ、ロードホールディングとはなんぞや、ということを初めて知った車です。
今までZでサスペンションキットを2回も変えて車高を調整しまくっていたのは何だったんだろう、というほどのスタビリティ。
ブレーキに関してもすぐにフェードしてしまうZの対向ピストンよりも、見た目ファミリーカー向けのようなZ3のブレーキのほうがはるかに止まるわけです。
ローターの材質などの差があるのですが、このあたりは非常に衝撃的でした。

正直言うと「国産スポーツは欧州スポーツに絶対に勝てない。根本が違う」と感じた車ですね。
スペック的には国産車が上ですが、走らせるとまったくスペックは参考にならないわけです。
人間でも単に身長や体重、体脂肪率や運動能力のデータのみで「スポーツが出来る」と判断はできないですしね。

ただ、この時期はまだ「改造意欲」が非常に高いままで、フェアレディZの経験上「これはやめておいたほうがいいだろう」という改造以外はほぼ行うことになります。
よって、納車したその足でサスペンション(スプリングのみ。アイバッハ)交換、マフラー(レムス)・エアフィルター交換を行い、さらにはMロードスター用ミラーとMロードスター用サイドグリルの装着を行っています。

また、後にはホイール交換を行いますが、このとき「BMWの純正ホイールは異常に重い」ということを知ることになります。
後に購入したミニクーパーSのホイールもかなり重かったので、BMWのホイールは伝統的に重いのでしょうね。
なお、交換したホイールはレイズのTE37、ショップがオーダーしたスペシャル品です。
カラーはブロンズで、これがコスモス・ブラックのBMW Z3に見事にマッチ。

その他は各部塗装やHIDへの換装、LEDバルブへの交換など今まで培った技術を用いてバンバン改造。
不要なパーツを外して軽量化を行いますが、やはりパワー不足は否めず。
そして禁断のECUチューンに手を出しますが、それでもやはりパワー不足に悩まされます。
ここで思ったのが、「パワーの低い車のチューンは難しい」ということ。
ターボでない限りはどうやっても難しいですね。

そして暫く乗るうちに様々なトラブルに悩まされます。
まずはステアリングボスが破損して噛んでしまい、ステアリングが切れなくなるという異常事態。
次はVANOSのアウト側がパーになるというもの。
ひいてはバッテリーターミナルの緩みによるショート→発火という事態を経て、「これはもうダメだ」。

追い打ちをかけたのがリアバンパー内に仕込まれた「錘」で、これだけで人間ひとり分の重量が。
素性の良い車を求めたつもりでしたが、様々トラブル、前後重量配分適正化をウリにしているのに「後ろを重くして適正化しているだけだった」という事実に打ちのめされたわけですね。

そして行き着いた答が「本物を買うしかない」ということ。
欧州スポーツカーで本物といえばやはりポルシェ。
そう決めるとさっさとZ3を売り払い(240万円にしかならなかったが、残価設定ローンの追金は無かった)、1年ほどポルシェ・ボクスター購入のために計画的に貯金を始めるわけですね。
なお、売却は買い取り専門ショップですが、ここでも「粘れば高くなる」ことを学びました。
最初は160万円と言われたのですが、「他ではもっと高い値がつく」「低ければ売らない」と粘ってみたところ、240万円まで上昇したのですね。
以降、ぼくは買取ショップ複数に声をかけ、競合させるようにしています。

そして、フェアレディZでひととおり弄った挙句悟ったのが「素性が良くないといくら手を入れても無駄」「ヘタに弄ると車に負担をかける」ということで、BMW Z3で理解したのが「欧州車の走りに対する基本は国産とは比較にならない」「車にはメーカーそれぞれの考え方が宿る」ということ。

その後に購入するポルシェですが、これはまったく弄る箇所のない(必要のない)車で、やはり車を購入するのだったら弄る必要のない車を購入してノーマルで乗るのが一番、と感じました。
そのほうが却って(車は高くても)安く付きますし、売るときも高価(弄った分はほぼ査定に含まれない)なので、無理をしてでもいい車を買うべきだというのが現在に至るまで貫かれているぼくの持論です。

BMWは「演出」がうまく、従って国産からBMWに移行すると「さすが欧州車は違う」と惚れ込んでしまうことがあります(以前のぼくがそうだったように)。
ですが、それはあくまでも演出で、たとえば加速を鋭くするギア比(速いと錯覚する)、勇ましいエンジン音(昔からBMWはこれを重視。i8やM4でもサウンドを擬似的に作っている)、硬いサスペンションなど。

そういたっところがBMWを「より優れた車であると」思わせるわけで、それはメーカーの方針であり、それに納得できる人たちについてはぼくがどうこう言う問題ではありません。

ただ、ぼくはポルシェの息の長い加速(出だしは速くない)、柔らかいサスペンション(それでもピッチやロールは少ない)、地味なエンジン音(無理に誇張する必要がない)に魅力を感じた、ということです。

パっと乗ってみて派手さを感じる/わかりやすいBMWよりも、実際に所有して走りこんでしかわからないポルシェの良さのほうが好き、ということです。

そのため、BMWはZ3以降(一応、iシリーズは”別”と考えている)購入していません。

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