>BMW(ビー・エム・ダブリュー) >アウディ(Audi) >アルファロメオ/アバルト/フィアット >トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS) >パガーニ >フェラーリ >ブガッティ >ホンダ/アキュラ(HONDA/ACURA) >メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG) >ランボルギーニ ■自動車各社業績/ランキング/記録等■

【随時更新】ニュルブルクリンクのラップタイム最新版。ランキング100位まで、そして「SUV」「FF」「EV」「コンパクト」などカテゴリ別最速車を見てみよう

2019/01/20

Mercedes-AMG

この2年ほどでニュルブルクリンクのラップタイムは大きく短縮

ニュルブルクリンクにおける市販車のラップタイム「最新版」。

このランキングも当初「ベスト50」から始めるも、なんどか更新してゆくにつれ、ついに「ベスト100以上」にまで延長されています。

ニュルブルクリンクのラップタイムについては、ポルシェ918スパイダー登場以前までは大きな変動はなく、しかしポルシェ918スパイダーが市販車初の「7分切り」を達成したのち、どんどんタイムが短縮されることに。

現在の「最速」はメルセデスAMG One(6分29秒090)で、ついにニュルブルクリンクで市販車が「6分半を切る」状況に突入しており(これは2022年に自身が達成した6分35秒183を上書きする数字)、市販スーパーカー / ハイパーカーの性能向上には驚かされるばかり。

メルセデスAMG Oneがニュルへと再挑戦を行い自身の記録を5秒短縮し王座を確固たるものに。なおはじめて「ニュルで6分30秒を切った」市販車となる【動画】
Mercedes-AMG

なお、この記録達成においては、車両の適切な設定に加え、ドライバー側ではAMG Oneに搭載されるF1由来のハイブリッドシステムを最大限に活用するために「非ハイブリッド車よりも早めにアクセルを離して回生状態に入る」などの対応を意識し、さらには直線でタイムを稼げるよう適切にDRSを操作するなど、通常の運転操作以外の精密な作業、そしてそのクルマを知り尽くし、コースにマッチした操作を適切に行っていて、ドライバーにも様々なスキルが要求される時代になったということがわかりますね。

ニュルブルクリンクのタイム計測方法は2019年から変更

参考までに、ニュルブルクリンクのタイム計測については複数方法があり、これまで一般的だったのは「グランドスタンドT(ターン)13の終わりから計測を開始し、T13の始まりで計測を終了する(20.6km)」。

これは走行距離はちょっと(約232メートル)短くなるのでタイム計測的に有利であり、多くの自動車メーカーそしてカーメディアが採用する方法です。

ただし2019年にニュルブルクリンクGmbHは旧来の方法ではなく、「T13の同じところを計測開始と終了のポイントとし、この方法にて計測したタイムを公式として認定する(20.8km)」と制定しており、現在のランキングには複数の計測手法が混在している、ということになります。※旧来の計測方法だと、速いクルマでおおよそ4秒ほど短いタイムが出ているようだ

ポルシェが新型911GT3発表!レーシングカー譲りのエアロにサスペンションを持ち、出力は510馬力へ

Image:Porsche

参考までに、ニュルブルクリンクは明確にセグメント分けを行っていて、これによると「コンパクトカー(アウディRS3が最速)」「ミッドレンジカー(ジャガーXEプロジェクト8が最速)」「エグゼクティブカー(メルセデスAMG GT 63Sが最速)」「SUV、オフロード、バン、ピックアップ(ポルシェ・カイエンターボGTが最速)」、「スポーツカー(メルセデスAMG Oneが最速)」、「改造車( ポルシェ911GT2 MRが最速で、ニュルは911GT2MRを改造車とみなしている)」 「プロトタイプ(ポルシェ919ハイブリッドEVOが最速)」となっています。

それではニュルブルクリンクのラップタイム「市販車トップ100」を見てみよう

こちらが現時点でのニュルブルクリンクのラップタイム最新版(継ぎ足しているので100位以降も表示)。

同じ車種で、同年式のクルマを複数メディアがアタックしたりしている場合は「もっとも速かったタイム」を採用し、ほかのメディアの記録はノーカウントとしています。

加えて、同一形式のクルマが複数記録を持つ場合も「一番速いタイム」を採用(フェイスリフト前後は”別の”クルマとしてカウント)。

一方で、チューナーやショップなどメーカー以外の手による改造車や市販されていないクルマもノーカウント。

よって、マクラーレンP1 LMといったクルマの記録も除外していますが、上述の通りニュルブルクリンクのタイム計測方法は2020年を境に変更され、新旧方法で計測されたタイムが混在します。※2024年以降はようやく20.8kmのタイム発表が根付いており、2024年以降は20.6kmのタイムはほとんど見られなくなった

  1. メルセデスAMG One 6:29.090/20.8km 6:30.71/20.8km(2024) オンボード
  2.  ポルシェ911GT2 RS MR (発売当時3656万円)6:43.3/20.8km 6:38.84/20.6km(2021) オンボード
  3. シャオミSU7 ウルトラ 6:46.874/20.8km(2024)オンボード
  4. メルセデスAMG GTブラックシリーズ 6:48.04720.8km 6:43.616/20.6km(2020)オンボード
  5.  ポルシェ911GT3 RS (992) 6:49.328/20.8km 6:44.85/20.6km(2022)オンボード
  6. ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ 6:44.97/20.6km(2018)オンボード
  7. ポルシェ 911 GT3 RS「マンタイキット」 6:45.389(2026)オンボード
  8. Next EV NIO EP9 6:45.90/20.8km(2018)オンボード
  9. ポルシェ911 GT2 RS(ノーマル) 6:47.25 / 20.6km
  10. ラディカルSR8LM(発売当時1780万円) 6:48.28/20.6km(2009)オンボード
  11. シボレー・コルベット ZR1X 6:49.275 / 20.8km (2025)オンボード
  12. シボレー・コルベット ZR1  6:50.763 / 20.8km(2025)オンボード
  13. ポルシェ911 GT3 「マンタイキット」(992.2)6:50.863(2026)
  14. ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ(3418万円) 6:52.01/20.6km(2017) オンボード
  15. フォード・マスタングGTD 6:52.072(2025) オンボード
  16. ラディカルSR8 6:55.00/20.6km(2005)オンボード
  17. ポルシェ タイカン ターボGT「マンタイキット」 6:55:553(2026)オンボード
  18. ポルシェ911GT3(マニュアル・トランスミッション) 6:56:294(2025)オンボード
  19. ポルシェ911GT3(992) 6:59.927/20.8km 6:55.10/20.6km(2021)オンボード
  20. ポルシェ911GT3 RS(2018)) 6:56.5/20.6km 
  21. ポルシェ918スパイダー(発売当時9500万円) 6:57.00(2013)
  22. フェラーリ 296GTB アセット・フィオラノ・パッケージ 6:58.70/20.8km オンボード
  23. ヤンワン U9 エクストリーム 6:59.157(2025) オンボード
  24. ランボルギーニ・アヴェンタドールSV(発売当時5179万円) 6:59.73(2015)オンボード
  25. フェラーリ488ピスタ 7:00.03 (2019)オンボード
  26. ダッジ・ヴァイパーACR 7:01.30(2017)オンボード
  27.  ポルシェ718ケイマンGT4 RS MR(2023) 7:03.121/20.8km 6:58.092/20.6km オンボード
  28. ポルシェ911ターボS(2025 / 992.2) 7:03.92 オンボード
  29. メルセデスAMG GT R Pro 7:04.632(2018)オンボード
  30. シャオミSU7ウルトラ 7:04.957(2025)オンボード
  31. リマック・ネヴェーラ 7:05.298 / 20.8km(2023)オンボード
  32.  ポルシェ・タイカン ターボGT 7:07.55(2024)オンボード
  33. マクラーレン720S 7:08.34(2018)オンボード
  34. 日産GT-Rニスモ(発売当時1500万円) 7:08.68(2015)オンボード
  35. マクラーレン600LT  7:08.82(2019)
  36. ポルシェ718ケイマンGT4 RS (2021)7:09.3/20.8km 7:04.511/20.6km オンボード
  37. メルセデスAMG GT R 7:10.92(2017) オンボード
  38. グンペルト・アポロ・スピード(発売当時3800万円) 7:11.57(2009)オンボード
  39. ダッジ・ヴァイパーSRT-10 ACR(発売当時1500万円) 7:12.13(2010)オンボード
  40. ポルシェ カレラGT(2025)7:12.69 オンボード
  41. ポルシェ911GT3(発売当時2115万円) 7:12.7(2017)オンボード
  42. シボレー・コルベットZ06(C7) 7:13.9(2017) オンボード
  43. レクサスLFA ニュルパッケージ(発売当時4450万円) 7:14.64(2012)オンボード
  44. ドンカーブートD8 RS(発売当時1000万円) 7:14.89(2005)オンボード
  45. シボレー・カマロZL1 1LE 7:16.04(2017)オンボード
  46.  ポルシェ911ターボS(991.2)7.17.00(2018)
  47. BYD Yang Wang(望仰)U9 7:17.900(2024)オンボード
  48. ポルシェ911GT2RS(997.2 / 発売当時2800万円) 7:18.00(2010)
  49. BMW M4 CSL  7:18.98/20.8km 7:15.677/20.6km(2022) オンボード
  50. ジャガーXE SV プロジェクト8 7:23.16/20.8km 7:18.361/20.6km(2019)
  51.  ポルシェ911GT3(991.2) 7:18.00(2018)
  52. ラディカルSR3ターボ(発売当時1350万円) 7:19.00(2003)オンボード
  53. 日産GT-R 7:19.10(2013)
  54. シボレー・コルベット ZR1(発売当時1490万円) 7:19.63(2012)オンボード
  55. フェラーリ488GTB 7:21.63(2016) オンボード
  56. BMW M4 CS 7:21.989(2024) オンボード
  57. ダッジ・ヴァイパーACR 7:22.01(2009)オンボード
  58. シボレー・コルベット Z06(発売当時1265万円) 7:22.68(2011)
  59. メルセデスAMG GT 63S 7:27.80/20.8km 7:23.009/20.6km(2020) オンボード
  60. グンペルト・アポロ・スポーツ 7:24.00(2007)
  61. ポルシェ911 カレラGTS 7:24.00(2017)
  62. ポルシェ・パナメーラ・ターボS Eハイブリッド 7:24:172(2024) オンボード
  63. 日産GT-R 7:24.22(2011)オンボード
  64. マセラティMC12 7:24.27(2004)オンボード
  65. パガーニ・ゾンダF クラブスポーツ 7:24.44(2005)オンボード
  66. ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4(発売当時4317万円) 7:25.00(2011)
  67. フェラーリ エンツォフェラーリ 7:25.21(2002)オンボード
  68. テスラ・モデルSプレッド(トラックパッケージ) 7:25.231/20.8km(2023)オンボード
  69. マセラティMC20 7:25.26(2023)オンボード
  70. BMW M2 7:25.5(2025)オンボード
  71. KTM X-BOW R 7:25.72(2012)オンボード
  72. メルセデスSLS AMGブラックシリーズ 7:26.40(2014)オンボード
  73. 日産GT-R 7:26.70(2008)オンボード
  74.  ポルシェ911GT3RS 4.0 7:27.00(2011)オンボード
  75. フェラーリ812スーパーファスト 7:27.48(2019)オンボード
  76. BMW M4 GTS(1950万円)7:27.88(2016)オンボード
  77. フェラーリ458イタリア(発売当時2920万円) 7:28.00(2009)オンボード
  78. マクラーレン MP4-12C(発売当時2869万円) 7:28.00(2010)
  79. ランボルギーニ・ウラカンLP610-4(発売当時2970万円) 7:28.00(2015) オンボード
  80. ポルシェ911 GT3RS(991)7:28.00(2015)
  81. BMW M3 CS 7:28.760(2023) オンボード
  82. BMW M3 CS ツーリング 7:29.490 / 20.8km オンボード
  83. BMW M5 CS 7:29.57/20.6km(2021) オンボード
  84. シボレー・カマロZL-1 7:29.6(2016) オンボード
  85. ポルシェ・パナメーラ・ターボ(2020) 7:29.81/20.8km 7:25.04/20.6km オンボード
  86. メルセデスSLS AMG GT 7:30.00(2012)
  87. ポルシェ911カレラS 7:30.41(2019)
  88. BMW M4コンペティション 7:30.79(2021) オンボード
  89. ポルシェ911GT2(997) 7:31.00(2012)
  90. アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ 7:32.00(2016)オンボード
  91. ポルシェ718ケイマンGT4 7:32.00(2019)
  92. アウディR8 V10 Plus 7:32.00(2015)
  93. ポルシェ911ターボS 7:32.00(2010)
  94. フォード・シェルビーGT350R 7:32.19(2015)
  95. BMW M8 コンペティション 7:32.79(2021)オンボード
  96. パガーニ・ゾンダF 7:33.00(2005)
  97.  ポルシェ911GT3 RS(997.2) 7:33.00(2010)
  98.  ポルシェ911GT3(997) 7:33.00(2007)
  99. アウディ R3 セダン 7:33.123(2024)オンボード
  100. ポルシェ・タイカン・ターボS 7:33.35/20.8km(2022)
  101. ケーニグセグCCX 7:33.55(2006)オンボード
  102. ポルシェ911(991.2)カレラS 7:33.67(2015) オンボード
  103. ケーニグセグCCR 7:34.00(2004)
  104. レクサスLFAニュルブルクリンク・パッケージ 7:34.00(2012)
  105. アウディR8V10 Plus(発売当時2742万円) 7:34.00(2018)オンボード
  106. 日産GT-R V-spec 7:34.46(2009)
  107. メルセデスAMG GT S 7:35.00(2016)
  108. ルーフRT12 7:35.00(2005)オンボード
  109. マクラーレン650S スパイダー 7:35.00(2015)
  110. BMW M3ツーリング 7:35.06 / 20.8km(2023)
  111. テスラ モデルSプレッド 7:35.579/20.8km 7:30:909/20.6km オンボード
  112. BMW M5コンペティション 7:35.90(2019)オンボード
  113. アウディ RS Q8 パフォーマンス 7:36.698 / 20.8km(2024)
  114. シボレー・カマロZ28 7:37.47(2014)
  115. ポルシェ911カレラS 7:37.90(2011)
  116. ポルシェ・パナメーラ・ターボ 7:38.00(2016) オンボード
  117. ポルシェ911ターボ(997) 7:38.00(2006)
  118. レクサスLFA 7:38,00(2010)オンボード
  119. BMW M4 CS 7:38.00(2017)
  120. ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4スーパーレッジェーラ 7:38.00(2010)
  121.  ポルシェ・パナメーラ・ターボ 7:38.00(2017)
  122. シボレー・コルベット C6 ZR1 7:38.00 (2009)
  123. BMW M2 7:38.706(2023)オンボード
  124. BMW M5(F90) 7:38.92(2018)
  125.  ポルシェ・カイエン・ターボGT(2021) 7:38.925/20.8km 7:33.95/20.6km オンボード
  126. フェラーリ430スクーデリア 7:39.00(2007) オンボード
  127. ランボルギーニ・ムルシエラゴ LP640 7:40.00(2006)
  128. メルセデス・ベンツSLRマクラーレン 7:40.00(2003)
  129. ブガッティ・ヴェイロン16.4 7:40.00(2005)
  130. ポルシェ911GT3(997) 7:40.00(2009)オンボード
  131. ルノー・メガーヌR.S.トロフィーR 7:40.1※新計測方法だと7:45.39(2019)オンボード
  132. フォードGT 7:40.6(2018
  133. アウディRS3セダン(2021) 7:40.748/20.8km 7:35.522/20.6km オンボード
  134. ポルシェ・ケイマンGT4(981) 7:42.00
  135. アウディRS Q8 7:42.253/20.6km(2019) オンボード
  136. ポルシェ・タイカン・ターボ 7:42.34/20.6km(2021)
  137. ポルシェ911GT3 RS 7:43.00(2003)
  138. ホンダ・シビック・タイプR 7:43.80/20.6km(2017) オンボード
  139. パガーニ・ゾンダ C12S 7:44.00(2009)
  140. アウディR8 V10 5.2FSI 7:44.00(2009)
  141. ブガッティEB110 SS 7:44.00(1993)
  142. メルセデスCLK 63ブラックシリーズ 7:45.00(2007)
  143. フォルクスワーゲン ゴルフGTI エディション50+パフォーマンスパック 7:44:523(2026)
  144. ホンダ・シビック・タイプR(FL5) 7:44.881/20.8km(2023) オンボード
  145. ヒョンデ・アイオニック5 N 7:45.59/20.8km(2023) オンボード
  146. VW ゴルフ GTI エディション50 7:46.53(2025) オンボード

セグメントごとの「ニュルブルクリンク最速マシン」は?

このランキングを見ても分かる通り、やはり(メルセデスAMG GTブラックシリーズを除くと)ミドシップスポーツが上位を占めているのは間違いなく、それ以外にもスポーツカーが有利なのは否めない状態。

つまり最近のセダンやSUVがいくら速くなったといえどもスポーツカーには到底太刀打ちできないという状況です(SUVはトップ100に1台しか入っていない)。

ここで、各セグメントごとの最速マシンを見てみましょう。

ニュルブルクリンクFF車最速は?

まずはFF(フロントエンジン・フロントドライブ)について、現時点での最速モデルは2026年5月に記録を更新したフォルクスワーゲン・ゴルフGTI「エディション50」。

これはゴルフGTIの50周年記念限定モデルという位置づけで、さらにはセミスリックタイヤ、30kg野軽量化が含まれる「パフォーマンスパック」オプション装着車です。

そのタイムは7分44秒523なので、それまで王座に就いていたホンダ・シビック・タイプRを「わずかながら」上回ったということになりますね。

ニュルブルクリンクを走るフォルクスワーゲン ゴルフGTI「エディション50」〜グリーン

Image:Volkswage

ニュルブルクリンクを走るフォルクスワーゲン ゴルフGTI「エディション50」〜グリーン
【わずか0.3秒差の逆襲】VWゴルフGTI「50周年記念車」がホンダ・シビック タイプRの記録を破り「ニュル最速FF」の座を9年ぶりに奪還

Image:Volkswagen | 「FFの新型車」が登場しない以上、シビック・タイプRの記録は未来永劫破られることはないと思われたが | VWゴルフ GTI「エディション50」が昨年の「チャレンジ ...

続きを見る

そして2023年から2026年5月まで「FF最速」であったホンダ・シビック・タイプR(FL5)のタイムは7:44.881(20.8kmの新しい計測方式)で、それまで王座にあったルノー・メガーヌR.S.トロフィーRの7:45.39を1秒ほど短縮しての王座獲得。

このタイムはフェラーリ430スクーデリアの下、ポルシェ911GT3(997)の上に位置するので、「相当に速いクルマ」ということになりそうです。

ニュルブルクリンクにおけるコンパクトカー最速は?

そして次はFF含むコンパクトカー最速。

2025年7月にBMW M2 CSが7分25秒5を記録し、2024年7月にアウディが新型(フェイスリフト版)アウディRS3 セダンにて叩き出した7分33秒123を破って現在の王座についています。

参考までに、アウディRS3以前の「コンパクトカー最速」は先代BMW M2、そしてその前の王者はフェイスリフト前のアウディRS3なので、この2台が「抜きつ抜かれつ」争っているというのが現状です。

このM2 CSのタイムは現時点で「BMWでは3番目に速い」タイムであり、つまるところ「相当に速いクルマ」ということになりますね。

P90608181_highRes_the-bmw-m2-cs-sets-n

【新記録達成】新型BMW M2 CS、ニュルブルクリンクで7分25秒5のラップタイムを記録。コンパクトスポーツの新たな基準に【動画】
【新記録達成】新型BMW M2 CS、ニュルブルクリンクで7分25秒5のラップタイムを記録。コンパクトスポーツの新たな基準に【動画】

Image:BMW | BMW M2 CSがニュルブルクリンクにて快挙を達成 | 新型M2 CSはライバルを凌駕する軽さにて速さを獲得 2025年4月11日、新型BMW M2 CSがドイツのニュルブル ...

続きを見る

ニュルブルクリンクにおけるサルーン最速は?

現在のサルーン最速はポルシェ・タイカン・ターボGT「マンタイキット」(2026年5月に記録を更新)。

そのタイムは6分55秒553という、シャオミSU7ウルトラの数字を約9秒も短縮するもので、ニュルブルクリンクではじめて「7分を切った市販車」、ポルシェ918スパイダーの「6分57」に迫る脅威のラップタイムです。

そしてこの記録が樹立されるまでの王者はシャオミSU7 ウルトラ(7分4秒957)。

当時、シャオミSU7 ウルトラはリマック・ネヴェーラを破って「EV最速」の称号を手にしているため、なんとニュルブルクリンクの記録においては「二冠」を達成しているということになりますが、今回のタイカン・ターボGT マンタイキットもまた”自動的に”2冠を達成しています。

なお、シャオミ SU7 ウルトラは上海国際サーキットにてタイカン・ターボGTの記録を更新するなど破竹の勢いを見せており、しかしポルシェもまた主戦場の一つである中国でシャオミの記録を抜きに掛かる可能性が非常に高く、そしてシャオミもまたポルシェに対抗し、マンタイキットのような「反則技」を繰り出してくるのかもしれません。

【最速記録樹立】シャオミ SU7 ウルトラがニュルブルクリンクで「市販」EV最速ラップを達成、リマック・ネヴェーラすら凌駕する7分4秒957
【最速記録樹立】シャオミ SU7 ウルトラがニュルブルクリンクで「市販」EV最速ラップを達成、リマック・ネヴェーラすら凌駕する7分4秒957

Image:Xiaomi | 今回は「特別仕様」ではなく「市販仕様」での達成である | Xiaomi SU7 Ultraがニュルブルクリンクで市販EV史上最速記録を達成 Xiaomi(シャオミ)が自社 ...

続きを見る

現在「サルーンでは2番手」となってしまったタイカン・ターボGT(記録達成車)には「ヴァイザッハ・パッケージ」が装着されており、これを取り付けると「リアシートが取り外され」、つまり4ドアなのに2シーターとなってしまうという反則レベルのオプションですが、これはポルシェの”記録に対するあくなき執念”を感じさせるひとつの事例なのかもしれませんね。

ポルシェが新型「タイカン ターボGT」発表。出力1,100馬力、0-100km/h加速2.2秒、ヴァイザッハパッケージを装着すると軽量化のために「リヤシート撤去」
ポルシェが新型「タイカン ターボGT」発表。出力1,100馬力、0-100km/h加速2.2秒、ヴァイザッハパッケージを装着すると軽量化のために「リヤシート撤去」

| さらにはガソリン車を含めたとしても、タイカン・ターボGTは「最速の4ドア」である | ひっそりと新型ブレーキが登場、キャリパーのカラーは「ゴールド」 さて、ポルシェが予告していたタイカン最強モデル ...

続きを見る

なお、それまでトップに君臨していた”ジャガー唯一のランカー”であるXE SVプロジェクト8もまた後席を取り除いたという「反則」レベルのクルマですが、サルーン最速については「ガソリン」から「EV」へと完全に主役が移ってしまったことも見逃せません。

Image:Jaguar

ジャガーがXE SVプロジェクト8にて「ニュル最速セダン」タイムを3秒更新!991.2世代のポルシェ911ターボSとほぼ同じタイム

ニュルブルクリンクにおけるSUV最速は?

2024年6月26日にポルシェ・カイエン・ターボGTの7分38秒925秒を破って王座についたのがアウディRS Q8(7分36秒698)。

なお、アウディRS Q8はポルシェ・カイエン・ターボGTの前の「ニュルブルクリンクにおけるSUVの王者」であったので、ファイスリフトによってその座を奪還したということになりますね。

Audi-RS-Q8 (8)

Image:Audi

ポルシェがニュル最速SUV、新型カイエン・ターボGT発表
ポルシェがニュル最速SUV、2725万円の新型カイエンターボGT発表!「ターボ」「GT」両方の名を持つ究極のカイエンが誕生

| これまで「ターボ」「GT」はポルシェにとってそれぞれ性質の異なるフラッグシップだったが | 新型カイエンターボGTはあらゆる面で「最速・最強のカイエン」 さて、ポルシェは先日「ニュルブルクリンク最 ...

続きを見る

ニュルブルクリンク最速ワゴンは?

ニュルブルクリンク最速ワゴンは2025年8月1日に記録を更新したBMW M3 CSツーリング。

グリーン・ヘルを7分29秒490で駆け抜け、M3 CSセダンの7分28秒360にわずか1分超遅れるのみという素晴らしいタイムを記録しています。

ただ、このセグメントは「挑戦者がおらず」事実上の不戦勝となっているのですが、それでもこれだけのタイムを出すことができるワゴンはそうそうおらず、たとえほかメーカーのワゴンが挑戦したとしても「M3 CSツーリングの勝ち」なのかもしれません。

【最速ワゴン降臨】BMW M3 CSツーリング、ニュルブルクリンクを7分29秒で駆け抜ける。ワゴン史上初の「7分30秒切り」達成
【最速ワゴン降臨】BMW M3 CSツーリング、ニュルブルクリンクを7分29秒で駆け抜ける。ワゴン史上初の「7分30秒切り」達成

Image:BMW | BMW、またもやニュルの王者に。今度は「ワゴン」 | BMWは意味深なティーザー動画を透過していたが BMWがニュルブルクリンクでまた一つ記録を打ち立てたと発表。 今度の主役は ...

続きを見る

ニュルブルクリンク最速EVは?

2026年5月、ポルシェがタイカン ターボGT「マンタイキット」にて「6分55秒553」を記録し、それまでのヤンワン U8 エクストリームの持つ記録を破って現在の「ニュルブルクリンク最速EV」へ。

なお、今回のマンタイキットは「出力にまで」及ぶアップグレードが施され、これまでのマンタイキットに比較しても「さらに反則ぶり」が強化されているものの、ポルシェはマンタイキットの対応車種を拡大する一方、装着できる国や地域、そして対応ディーラーを拡大することでその「反則ぶり」が影を潜めているのもまた事実です。

現時点ではまだまだマンタイキット=反則っぽい改造車というイメージが濃いものの、それもどんどん薄くなってゆくのかもしれません。

マンタイキットを装着したポルシェ911GT3(ブルー、リア)
ついにポルシェの「反則オプション」、マンタイキットが日本でも提供開始。まずは限られたディーラーにて911 GT3 (992.2) 用から、価格は940万8300円から

Image:Porsche | ついに日本でも「マンタイキット」が公道とサーキットの境界を破壊する | 非常に高額なオプションではあるが、その価値はあるだろう すでに欧州、として米国の一部にて提供され ...

続きを見る

そしてこの「マンタイキット」を装着したポルシェ タイカン ターボGTを「改造車」だとみなすならば、「無改造」ニュルブルクリンク最速EVはBYDのプレミアムブランド、ヤンワン(仰望)が発売するU9 エクストリーム(6分59秒157、2025年10月22日発表)。

これはシャオミ SU7ウルトラの7分4秒957(2025年6月11日に記録更新)を5秒近くも短縮するもので、中国勢同氏が激しい争いを繰り広げていたこともわかりますね。

ただ、一方のシャオミSU7 ウルトラもまたリマック・ネヴェーラの記録を破ったことで大きな注目を集め、「1,940馬力、価格3億円以上」というハイパーカーであるネヴェーラを「1,548馬力、1000万円の」しかも限定ではなく普通に購入できる4ドアセダンが凌駕してしまったというところは驚きそのものとして捉えられています。

さらにはシャオミ SU7 ウルトラに敗れるまで「EV最速記録」を保持していたネヴェーラも(その前のEV王者であった)テスラ・モデルSプレッドの7分25秒231を20秒近く短縮していて、EVという分野における記録の「短縮スピード」が非常に早く、まだまだここからもタイムが縮まるであろうことも予想されます。

テスラ・モデルSがニュルにて「EV最速」記録を更新!ポルシェ・タイカン・ターボSの記録を8秒、自身の記録を10秒も短縮【動画】
テスラ・モデルSがニュルにて「EV最速」記録を更新!ポルシェ・タイカン・ターボSの記録を8秒短縮、そのタイムはエンツォフェラーリをも上回る【動画】

| さすがにポルシェの記録をここまで短縮するとなると、その実力を認めざるを得ない | テスラは現在、ドラッグレース、0-100km/h加速、サーキットにおいて「最速」の部類である さて、テスラがモデル ...

続きを見る

ニュルブルクリンク最速の改造車は?

ニュルブルクリンクには多くの改造車が挑戦しており、現時点での最速は2021年6月に記録された「ポルシェ911GT2RS MR改(オンボード映像はこちら)」。

市販モデルのポルシェ911GT2RSに対し、エアロパッケージ変更を中心とした「MRキット」を組み込み、さらにはサスペンションやブレーキを強化したのがこの911GT2 RS MR”改”。

6:43.616というメルセデスAMG GTブラックシリーズをも凌駕するタイムを記録していますが、いかにこの「MRキット」がポルシェ純正オプションとしてラインアップされ、装着後も保証を受けることができるといえど、これについては「改造車」だと捉えられ、「市販車」だとは考慮されないケースが多いようです。

Image:Porsche

ニュルブルクリンクでのプロトタイプ最速は?

市販車ではなくプロトタイプだと驚異的なタイムを出すクルマも。

ポルシェ919ハイブリッドEVOはその筆頭で、5:19.546という驚異的なタイムを出し、ポルシェがそのレーシングカー「956」でずっと持っていたタイムを更新し、現在のところ「ニュルブルクリンクで最も速い車」。

これに次ぐのはパイクスピークにて歴代最速のタイムを出したフォルクスワーゲンID.R(6:05.336 / EV最速)、そして中国のLynk & Co 03 Cyan Concept(7:20.143)。

マニュアル・トランスミッション「最速」は?

マニュアル・トランスミッションを搭載するクルマで最も速くニュルブルクリンク ノルドシュトライフェを走ったのはポルシェ911GT3(2025年モデル)。

そのタイムは6分56秒294、そしてその前の記録ホルダーはダッジ・バイパーACR(7分01秒3)で、なんとこの数字は8年間も更新されておらず、意外と「ニュルを速く走ったマニュアル・トランスミッション車は少なかった」ということなのかもしれません。

なお、現在MT車はどんどん少なくなっており、よってこの記録を破るクルマはそうそう出てこないのかもしれませんね。

【新記録樹立】ポルシェ911 GT3(6速MT)が”予告通り”ニュルブルクリンクでマニュアル車最速タイムを更新、この記録は当面破られそうにない
【新記録樹立】ポルシェ911 GT3(6速MT)が”予告通り”ニュルブルクリンクでマニュアル車最速タイムを更新、この記録は当面破られそうにない

Image:Porsche | 現在、マニュアル・トランスミッションを積む「ライバル」は見当たらない | 可能性があるとすればGMA T.50もしくはT.33くらいである さて、ポルシェはニュルブルク ...

続きを見る

ニュルブルクリンクで「もっとも遅い」クルマは?

ニュルブルクリンクの「公式」として記録を残した「最も遅いクルマ」はリジェJS50。

リジェはかつてF1にも参戦したフランスのコンストラクターで、現在は(LMP2やLMP3クラスの)レーシングカー、そしてフランスでは14歳から無免許(要講習)で運転できる「クアドリシクル(四輪軽自動車)」を生産しています。

このリジェJS50はクアドリシクル規格のクルマということになりますが、バリエーションとしては「JS50 EV」「JS50EV 75km/h」「JE50 REVO D+」という3つがあり、前2つはEV、そして最後の一つはディーゼル車。

面白いのはディーゼル版のJS50 REVO D+が28分25秒を記録し「公式にもっとも遅い(ニュルを走った)クルマ」となったのに加え、JS50 EVは27分55秒、JS50 EV 75km/hが19分53秒を記録しており、これら3台いずれもが「66年前に記録された」もっとも遅いトラバントのタイムを”更新”しトリプルクラウンを達成したこと。

レーシングカーを作るリジェが「ニュルで最も遅いクルマ」を発売しているというのも驚きですが、記録を達成したJS50は「パリからニュルブルクリンクまで」の500kmを自走してやってきており、その耐久性は「さすが耐久レーシングカーを作るコンストラクターだけのことはある」というところだと思います。

F1でも活躍した名門「リジェ」。ニュルへと挑み66年間も破られなかった記録を更新、伝説を樹立【動画】
F1でも活躍した名門「リジェ」。ニュルへと挑み66年間も破られなかった記録を更新、伝説を樹立【動画】

| トラバントの記録を破った「28分25秒」の衝撃 | 速さではなく「遅さ」で歴史に名を刻む 世界中の自動車メーカーが「コンマ1秒」を削るためにしのぎを削る聖地、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ ...

続きを見る

番外編:フォードGT Mk.4の偉業

ここで触れておかねばならないのが「フォードGT Mk.4」。

これは67台のみが販売される「サーキット走行専用車」で、つまり公道の走行はできないものの、2026年4月2日に「6分15秒97」というタイムを記録しています。

これは「枠を取り払った」すべてのクルマの中ではポルシェ919ハイブリッド、フォルクスワーゲンID.Rに次ぐ3位ではあるものの、「アメ車最速」「(ハイブリッドではない)純ガソリン車最速」「お金で買えるクルマ最速」でもあり、非常に価値の高い記録と言って良いかもしれません。

あわせて読みたい、加速・最高速ランキング関連投稿

【最新版】加速、最高速に優れるSUVランキング!0-100km/h加速は2秒台、最高速300km/hオーバーも
【最新版】加速、最高速に優れるSUVランキング!0-100km/h加速は2秒台、最高速300km/hオーバーも

Image:Porsche | ついにSUVの加速もついにここまで来た | さて、近年は技術の向上によってスポーツカー顔負けの動力性能を発揮するSUVやサルーンも多数存在します。その理由の多くは「エン ...

続きを見る

【アーカイブ】0-100km/h加速ランキング最新版!トップは和製ハイパーカー「アウル」の1.69秒、EV/ハイブリッドが上位を席巻

| もはや0-100km/h加速”1秒台”も珍しくない時代に | さて、しばらく更新していなかった「0-100km/h加速ランキング」。今回はここ最近で発表されたモデルを加え、内容を一新しています。こ ...

続きを見る

【最新版】もっとも最高速が高いクルマ、そして加速が優れるクルマ「TOP16」。最速は中国 ヤンワンU9、自然吸気エンジン搭載車ではいまだマクラーレンF1
【最新版】もっとも最高速が高いクルマ、そして加速が優れるクルマ「TOP19」。最速は中国 ヤンワンU9、自然吸気エンジン搭載車ではいまだマクラーレンF1

Image:Yangwang | 最高速はガソリン車、加速はエレクトリックカーが速いという図式が出来上がりつつあるようだ | とんでもない最高速を標榜するクルマは多々あるが、実際に計測を行い記録を残す ...

続きを見る

参照:Nurburgring.com, etc.

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->BMW(ビー・エム・ダブリュー), >アウディ(Audi), >アルファロメオ/アバルト/フィアット, >トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS), >パガーニ, >フェラーリ, >ブガッティ, >ホンダ/アキュラ(HONDA/ACURA), >メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG), >ランボルギーニ, ■自動車各社業績/ランキング/記録等■
-, , , , , ,