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オーナー自ら納屋に専用の部屋を作って「封印」していたホンダ・インテグラ・タイプR。10年ぶりに部屋が開放されて販売されることに

2019/04/12

保管時にはカバーをかけ、ジャッキアップしておくという念の入れよう

ジャパニーズ・ネオクラシックの例に漏れず、ホンダ・インテグラ・タイプR(DC2)の価格は上昇傾向。
そして今回eBayにインテグラ・タイプRが登場していますが、その保管方法が徹底しているとして話題となっています。

というのも、このインテグラ・タイプRはここ10年オーナーの納屋に「密封」されていたから。

その保管の方法は徹底していた

そしてこれがインテグラ・タイプRを保管していた、オーナーが所有する納屋の中の「隠し小部屋」。
パネルをビス止めして簡単には開けることができないようになっています。
インテグラ・タイプRを隠していた理由は「誰にも見られたくなかったから」だそう。

そしてパネルを外すと出てくるのが隠し部屋。

インテグラ・タイプRはこんな感じで保管されていますが、この隠し部屋はなかなか雰囲気が出ていていい感じ。
この部屋に10年も入れないというのは、ちょっともったいないような気もします。

そしてオーナーはタイヤにフラットスポットができないよう、ジャッキを4台当てており、かなり大事にしていることもわかりますね(足回りのブッシュ類の負担も軽減されそう。経年劣化は防げないけど)。

ボディカラーはおなじみ「チャンピオンシップホワイト」、シートのカラーはレッド(新車購入時ではブラックも選択できた)。
これはもっとも人気の高いカラーコンビネーションであり、以前にこのオーナーは「シートだけでも80万円で売ってくれないか」と打診されたことがあるそう。

ちなみに北米にて販売されたインテグラ・タイプRは「丸目4灯」のみ。
日本とは異なって「アキュラブランド」より、250台限定にて発売されたとのこと。

このインテグラ・タイプRは一部チューンされていて、たとえばAEM製のエアインテークなどが装着されていると記載されていますが、純正パーツもすべて残っているようですね。

走行距離は132,287キロで、「かなり」走っていると言えそうですが、見たところコンディションは悪くなく、ファンにとってはお買い得な一台かも。

なお、販売価格は340万円ほどで、これも「さほど高くはない」設定だと思います(日本だと100万円台で入手できるが、北米だと程度がいいと400万円くらいする個体もある)。

気になるのは「なぜそこまでして大事に保管していたインテグラ・タイプRを売ることにしたのか」。
ただ、残念ながらそれについての記載はありません。

このDC2型インテグラ・タイプRは、日本だと「横長」ヘッドライト仕様のみが1995−2001年に販売されています(4ドア仕様もあり、そちらはDB8)。

エンジンは1.8リッター直4「B18C」をチューンし、20馬力アップの200馬力、そしてヘッドカバーはレッド。
ヘリカルLSDやクロスレシオ5MTが与えられるなど「R」の名にふさわしい装備が特徴で、ステアリングホイールはMOMO製、シフトノブはチタン製、そしてシートはレカロという「タイプRらしいタイプR(現行シビック・タイプRのシフトノブはアルミ製)。
徹底的に軽量化がなされているために重量はわずか1080kgというスパルタンなクルマでもありますね。

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