もしそうなると数少ない「マニュアル・トランスミッション搭載のホットハッチ」に
マツダは欧米にて新型アクセラ(現地ではマツダ3)を発表したばかりですが、そのマツダスピード版が登場するのでは、というウワサ。
これは英国Autocarが報じたもので、もしこれが実現するならば、(CX-5に積まれる)2.5リッターターボになるだろうとも述べています。
このエンジンはデフォルトで250馬力を発生し、これが搭載されるとなると、新型アクセラに搭載される122馬力、181馬力エンジンに比較して大幅なパワーアップを果たすことに。
アウディ「S」、BMW 「M+数字2/3桁モデル」に対抗できる?
現時点ではこの「新型マツダスピードアクセラ」発売可否はわからないものの、もし発売されればFFそして4WDがラインアップされる可能性が高く(新型アクセラには4WDモデルがある)、かつ6速マニュアル・トランスミッション(これも新型アクセラに用意されている)があれば一部の人が狂喜乱舞しそう。※ターボ+4WD+MTの組み合わせはかなり訴求力がある
ただ、マツダは昨年末に「新型アクセラにはない」と明言しており、その理由は「ホットハッチという、ニッチ市場に割けるリソースはない」ため。
そしてマツダがもともと「200馬力くらいまでの」出力を想定して車体を設計しているのであれば「250馬力の」エンジンを搭載するのは難しく、もし搭載したとしても相当な補強が必要になり、完成したクルマは相当に高い値付けになるのかも。
なお、マツダが新型アクセラについて、積載性や経済性を全面に出した「安価なコンパクトカー戦争」に巻き込まれないよう「プレミアム路線」を歩むとしており、たしかに新型アクセラは荷室を犠牲にしてまで「スマートに」デザインした感があって、マツダがプレミアム路線を歩むというのは間違いなさそうですね。
ちなみに各自動車メーカーにとっての儲けネタは「プレミアムモデル」「スポーツモデル」であり、メルセデス・ベンツであれば「AMG」、BMWだと「M」といったことになりますが、マツダが利益を拡大したいのであれば「マツダスピード」拡充も一つの手なのかもしれません。
ただ、モータースポーツにて実績がなければ、いかに高性能なモデルを発売したとしても北米のユーザーは見向きもしないので、参戦を予定しているというル・マンにて勝利をあげ、そこからそのイメージを引っ張ってきたスポーツモデルを発売するというのもいい手なのでは、と考えたりします。