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メルセデスAMGが「800馬力のGT73」を発表とのウワサ。GLS、Gクラス、Sクラスにも「73」設定?

2019/06/17

| やはりハイブリッドシステムは開発に時間がかかるようだ |

メルセデス・ベンツがAMG船外モデル「GT 4ドアクーペ」に「GT73」を追加する、というウワサ。
現在、同シリーズには直6/3リッター+マイルドハイブリッドの「GT43」「GT53」、4リッターV8ツインターボエンジンを積む「GT63S」がラインアップされています。

ただし、メルセデスAMG GT 4ドアクーペが発表される前には「4リッターV8ツインターボ+ハイブリッド」によって805馬力を発生するモデルが最初に登場すると言われており、しかしそれは今に至るまで「未発表」。

メルセデス・ベンツは「73」の名称を復活

そして英国Autocarによると、ついにその「805馬力」バージョンのAMG GT4ドアクーペが発売され、その名称が「GT73」になる、とのこと。

現在、「GT43」はこれと3リッター直6ターボを組み合わせて367PS(1176万円)、「GT53」もやはり3リッター直6ターボとのコンビネーションにて435PSを発生。

なおGT43とGT53に搭載されるマイルドハイブリッド(ISG= インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター )はエンジンとトランスミッションとの間に、モーターとジェネレーターとを兼ねる小型モーターを内蔵したもので、小型かつコンパクトなことが特徴ですが、出力も22馬力と控えめ。

ただしバッテリー容量も小さく、電圧も48Vを使用するので高圧電流からの乗員保護機能も不要となり、軽量かつコストも低く抑えられることがメリットとなります。

そしてGT63 S(2353万円)はV8ツインターボエンジンのみで639PSを誇りますが、「GT73」はこれに対してより大きな容量、モーターを持つプラグインハイブリッドシステムをプラスして800-805馬力を絞り出す、ということに。
逆算すると、「ハイブリッドシステムだけで160馬力前後」を発生させるという計算ですね。

なお、「73」のネームについては過去にメルセデス・ベンツが「SL73」にて使用したことがあり、一種のリバイバルと言えるかもしれません。

このハイブリッドシステムはサイズの関係で「(2ドアの)AMG GT」への搭載は不可能だと思われるものの、一方でGLS、Sクラス、Gクラスといったサイズに余裕のあるクルマに搭載することが可能だと考えられ、よってこれらに「73」モデルが追加される可能性も高そうだ、と考えています。

メルセデスAMGはあくまでもポルシェをロックオン

今回ウワサの出た「AMG GT73」について、当初の予定どおりポルシェ・パナメーラターボS Eハイブリッド(680馬力/2831万円)をターゲットにすることになると思われますが、気になるのはその価格。

現在でもメルセデスAMG GT 63Sの価格は2353万円と「非常に高額」で、これにハイブリッドシステムを積むと一気にポルシェ・パナメーラ・ターボS Eハイブリッドの価格を(パワーだけではなく)一気に超えることになりそうです。

ただ、メルセデスAMGはポルシェの対抗上か、常にポルシェよりも割安な価格設定を行っており、なんとかパナメーラ・ターボS Eハイブリッドの価格までに抑えるのかもしれません。

なお、「GT73」のパフォーマンスとしては、AMG GT63 Sの「0-100キロ加速3.2秒」をゆうに更新するのは確実で、4ドアながらも3秒以下という異次元に突入する可能性がある、とも考えています。

VIA: Autocar

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