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シボレー・カマロが2023年に販売終了という報道。マスタング、チャレンジャーに比べ「売れない」理由を考える

2019/07/02

| なぜならカマロはもう「レトロ」じゃなくなったから |

シボレー・カマロが2023年をもって販売終了になる、というウワサ。
これについていくつかのメディアがGMに確認を取ったそうですが、GMはこれについて肯定も否定もせず、つまり「(否定しないということは)消滅の可能性が高い」ということになりそう。

なお、シボレー・カマロは1967年の登場から現行モデルで6代目を数える人気スポーツカーであるだけに、この話はいささかショック。

参考までに、アメリカの掲示板を見ていると、カマロ(CAMARO)のことを「マロ(MARO)」と呼ぶ人が多く、ぼくも機会があればツウっぽく「マロ」と呼んでみようと思います。

カマロの販売は減少し続けている

なお、現行カマロの登場は2015年。
しかしその翌年である2016年以降販売は減少を続けており、GMは値下げ等の対策を行うも「効果なし」。

ただ、一方で11年以上もモデルチェンジをせず、基本デザインを変えていないダッジ・チャレンジャーの人気が高く、新型カマロよりも売れているということを考えると、必ずしもスポーツクーペの人気そのものが落ちているというわけではなさそうですね。

なぜシボレー・カマロが売れないのかということですが、現在のカマロはそのデザインがアグレッシブすぎ、ユルくないからなんじゃないかと考えたり。

カマロ(CAMARO)という名前は「友達」という意味だそうですが、これはもともと「友達のようなフレンドリーな存在でありたい」という願いから。

ですが、今のカマロは「友達」というには身構えてしまうトゲトゲしさを持っていて、よってこのトーンを落とし、大ヒットを記録した2009年登場の5代目カマロのように「レトロさ」を押し出したルックスへと変更してもいいんじゃないか、と思うわけですね。

もしくは、さらにレトロさを強めてもいいと考えるほどですが、実際にマスタングでは、1968年製のマスタングっぽく仕上げた「ブリット(ノーマルよりも80万円ほど高い)」の人気がはるかに予想を超えているとされ、やはり歴史のあるスポーツカーには「懐古趣味」をプラスしたほうがいいのかもしれません。

ブリットの場合は「スティーブ・マックイーン」という付加価値あってだとは思うものの、服の流行同様、レトロな方が「年配の人には懐かしく、若い人には新しく」感じられ、幅広い層を取り込める可能性が高そうです。

正直なところ、もうこれくらいまで過去に戻ってしまったほうがいいんじゃないかと思うのですが、カマロを消滅させる前に「限定モデル」として外観をレトロっぽくしたシリーズを発表してみても良さそうですね。

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